AMDの社長兼CEO,Dirk Meyer氏。2009年8月下旬に開催された報道関係者向け事前説明会で,「来月にも,正式に発表することになっている」と予告していた
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ついに,世界初のDirectX 11対応GPUが,登場に向けたカウントダウンに入ったようだ。
日本時間2009年9月10日13:01,AMDは,
DirectX 11/DirectCompute 5.0に対応する次世代GPUを,
2009年9月中に正式発表する予定であると予告した。具体的なラインナップやスペックは語られなかったが,開発コードネーム「Evergreen」と呼ばれてきた,第2世代の40nmプロセス技術,第5世代のGDDR5メモリを採用する新製品では,従来のATI Radeon HD 4800シリーズを大幅に上回るワット&面積当たり性能を実現するという。
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| 世界初にして唯一のDirectX 11対応GPUが,まもなく登場すると謳われる |
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| ATI Radeon HD 4870と比べて,GPUの効率は大幅に向上したとのこと |
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| 製品画像のヒントとなるのは,このスライドのみ。公式には初出となる形状のGPUクーラーを搭載した製品イメージが右上に見える。これが次世代GPU搭載カードだろうか |
土居憲太郎氏(日本AMD マーケティング&ビジネス開発本部 コンシューマープロダクトマーケティング部 部長)
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下に掲載したムービーは,次世代GPU上で,実際にDirectX 11ベースのアプリケーションが動いているデモだ。ムービー中では,AMDの日本法人である日本AMDの土居憲太郎氏が解説を行っているので,ぜひ耳を傾けてほしいが,AMDが開発したという
「Ladybug」(レディバグ,テントウムシの意)と呼ばれるこのデモでは,被写界深度(Depth of Field)の処理を,DirectX 11のDirectCompute(=Compute Shader 5.0)ベースで行っているとのことだ。
ムービー中だと文字が読みづらいのでスライドを掲載。Frostbite 2を使ったDeferred Shadingのデモらしい
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もう一つのデモは,土居氏が
「Dice Engine」と呼ぶもの。画面を見ると,「Frostbite 2」とあったので,“EA DICEのFrostbite 2エンジン”で,“Dice Engine”なのかもしれない。公園のようなオブジェクト群に対し,1000点もの光源からライトを当て,それをリアルタイムに動かしていた。
土居氏の解説はムービーを参照してほしい(※冒頭で,土居氏のコメントが欠けている点はご容赦を)が,画面に「Compute Shader-based Deferred Shading」と表示されていることからすると,複数からなる光源の処理において,陰影処理を後回しにして,先に“その後で必要になるパラメータ”をバッファリングしておくテクニック「Deferred Shading」(あるいは「Deferred Rendering」)を,DirectComputeベースで実装したものである可能性が高い。
製品名すら公開されないのはなんとも歯がゆいのだが,AMDのトップであるMeyer氏が自ら予告する以上,9月中に,何らかの形で発表されることはまず間違いないだろう。続報を楽しみに待ちたいところだ。