サイコロのような立体の表面に作られた迷宮を,クモのような多脚メカで突破していくという内容だ。状況によってコロコロ変わる重力を味方につけるのが重要となるユニークなシステムで,遊んでいるうちにこんがらがってくるのが楽しいのだ。
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「表面迷宮 くるまぶ」は,KUMAZASAが開発している公称ジャンル「ネオ2Dアクションパスルゲーム」(※編注:パズルではなく,パスル表記)で,Steam向けに2027年の発売が予定されている。プレイヤーはクモのような形をした多脚メカを操り,迷宮のゴールを目指していくのだ。
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公称ジャンル「ネオ2Dアクションパスルゲーム」の“ネオ”は伊達ではなく,システムはかなりユニークである。それというのも,本作の世界は,2Dゲームの迷宮マップを立体の表面に貼り付けたようになっており,それぞれの面が繋がっているのである。
紙の小箱(立方体)を展開し,6つの面に2Dゲームのマップを描いたあと,再び組み立てたような状態と言い換えてもいいだろうか。2Dゲームを映している液晶ディスプレイや攻略本のマップを折り曲げて小箱を作ったような感じ,といったほうが伝わりやすいかもしれない。
この辺りは,文章を読むよりスクリーンショットを見てもらったほうが分かりやすい。とにかく不思議な構造の世界だ。
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プレイヤーは多脚メカを動かして,貼り付けられたマップの中を探検し,どこかにあるゴールにたどり着けばステージクリアとなる。ゴールがどの面にあるかは分からないが,それぞれの面は通路で繋がっている。
あちらの面からこちらの面へ,こちらの面からそちらの面へ……と行きつ戻りつしながら探索を進めることになる。
謎解きを奥深くも魅力的なものとしているのが,マップのあちこちにある緑色の壁や床,天井だ。ここには貼り付くことができるのに加え,その際は多脚メカの底面が下になるように重力の向きが変わる。
たとえば“緑色の壁”に貼り付くと,重力の方向がぐるりと変わって“緑色の床”になるわけだ。そして,重力方向の変化は,立体のすべての面に影響を及ぼす。“上”から“下”へと落ちるブロックなどはその好例で,重力の性質を理解すれば,こうしたブロックも自在に操作できるのである。
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ステージを進めると,本作の遊びは大きく広がっていく。マップには面と面の間を繋ぐリフト,破壊できるブロック,触れるとミスになるトゲなどの仕掛けが存在するうえ,世界の形も立方体とは限らないため,一筋縄ではいかない。
さらに,マップのあちこちには収集アイテムの「くるまぶ(車麩。煮物などに入れて食べる,輪っかの形をしたお麩)」が落ちており,取らなくてもゴールはできるものの,チャレンジ意欲をそそってくれる。
これだけでも面白いのに,多脚メカには新装備も加わっていく。敵を破壊できる大砲,着弾点にブロックを作り出す特殊弾,任意のタイミングで起爆できる爆弾,地形で反射するリングといった品が移動と攻撃の両面で役立ってくれる。
立体世界の各面で繋がる地形を歩き,重力が変化する方向もチェックして,特殊装備を使いつつ,右スティックでカメラを動かしてためつすがめつし,ああでもないこうでもないとルートを探さなければならないわけで,なんとも独特の感覚だ。開発者によれば,こうしたステージが100個用意されるとのことで,結構なボリュームといえる。2027年の発売が楽しみだ。
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