テンセントジャパン，日本国内向けに提供予定のメタバース関連の新サービス4つを発表

　テンセントジャパンは本日（2022年1月25日），日本企業向けのオンラインイベント「Tencent Cloud Day」にて，日本国内で提供予定の新サービスを発表した。
　今回発表されたのは，これからメタバース事業への参入を検討している企業に向けたAR・VR関連の4つのサービスだ。


●バーチャル人間
　接客やMC，ガイドなどを行ってくれるバーチャルヒューマンを提供するサービス。オーダーメイドでリアルな人間の見た目を作成可能で，日本語ボイスにも対応している。

映像では，AIアルゴリズムなどを利用して，動画に映っている女性の顔を，別の女性の顔に置き換える技術映像や，3Dモデリングされたバーチャルヒューマンが紹介された

●AR・VRクラウドレンダリング
　AR・VRコンテンツをエンドユーザーに高速で配信できるクラウドレンダリングサービス。ゲームだけでなく，バーチャルな展示会や文化博覧会といったコンテンツを幅広いユーザーに提供可能とのことだ。


●AR広告の埋め込み
　AR広告の埋め込みサービス。動画サイトや5G時代の到来などにより，動画広告は増える一方だが，動画視聴の間に挟まる広告はユーザーにとっては退屈なもので，宣伝されているコンテンツを嫌いになってしまう原因にもなっていた。AR広告は，ユーザーの動画視聴を止めることなく入れられるので，広告に対する抵抗感を大幅に減らすことが期待できるという。


●3Dサイネージ技術
　デバイスを使わず，裸眼で楽しめる3D画像をエンドユーザーに提供するサービス。映像では深センの会場で中国の紫禁城の文化遺産を3D画像で楽しめる展示会の様子が紹介された。テンセントクラウドの技術により，3D画像を高解像度で拡大して細部までじっくりと見られるという。

「テンセントクラウド」公式サイト