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日本市場専用モデルを複数揃えたNTTドコモの2013年冬〜2014年春モデルスマートフォンを,写真とベンチマークでチェックしてきた
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印刷2013/10/11 13:32

テストレポート

日本市場専用モデルを複数揃えたNTTドコモの2013年冬〜2014年春モデルスマートフォンを,写真とベンチマークでチェックしてきた

Android端末本体
 既報のとおり,2013年10月10日,NTTドコモは2013年冬〜2014年春モデルの新製品発表会を行った。9月30日に発表したソフトバンクモバイル,同じく10月2日のKDDIに続くNTTドコモの発表により,携帯電話キャリア各社の冬〜春モデルラインナップが揃ったわけだ。

発表会では,新製品の多くが4つの周波数帯に対応することで,速く快適なネットワークを実現できるとアピールしていた。手前の人物はNTTドコモ代表取締役社長の加藤 薫氏
Android端末本体
 今回発表された新製品ラインナップは,Androidスマートフォンが9機種でAndroidタブレットが1機種。各製品共通の特徴として挙げられるのは,NTTドコモが有する4つの周波数帯(800MHz,1.5GHz,1.7GHz,2GHz)のすべてに対応し,最大通信速度150Mbpsを実現していることと(一部例外あり),4基のCPUコアと「Adreno 330」GPUコアを集積したQualcomm製SoC(System-on-a-Chip)「Snapdragon 800 MSM8974」を採用している点だ。
 先に発表されたソフトバンクモバイルやKDDIのスマートフォンも,全機種がSnapdragon 800を採用しており,キャリアを問わず,スマートフォンの搭載SoCがここまで横並びになったのは,前代未聞ではないだろうか。搭載OSは,ほとんどがAndroid 4.2で,後述するSamsung Electronicsの2製品のみが,Android 4.3を搭載している。

スマートフォン
  • Xperia Z1 SO-01F
  • Xperia Z1 f SO-02F
  • AQUOS PHONE ZETA SH-01F
  • SH-01F DRAGON QUEST
  • GALAXY Note 3 SC-01F
  • GALAXY J SC-02F
  • ARROWS NX F-01F
  • AQUOS PHONE EX SH-02F
  • G2 L-01F
  • Disney Mobile on docomo F-03F
タブレット
  • ARROWS Tab F-02F

 ゲーマーの関心を集めそうなのは,なんといってもこちらの記事で触れているドラゴンクエストとのコラボスマートフォン「SH-01F DRAGON QUEST」だろうが,同製品については上述の記事を参照してもらい,ここではそれ以外の注目機種を,写真を中心にお馴染みのベンチマークテストも交えてレポートをお届けしよう。なお,多くの機種がまだ調整中とのことで,ベンチマークテストを実施できなかったことをお断りしておく。


Xperia Z1 f SO-02F


 2013年春モデルで大人気となった「Xperia Z」に,2013年夏モデルで“ツートップ戦略”の一翼を担い,また大人気となった「Xperia A」。この2製品に続く,第3のXperiaが,今回発表された「Xperia Z1 SO-01F」(以下,Xperia Z1)と「Xperia Z1 f SO-02F」(以下,Z1 f)の2機種だ。
 とくにZ1 fは日本市場向けにデザインされた製品ということで,2013年冬〜2014年春モデルの中では,NTTドコモがとくに力を入れて販売する3製品のひとつに選ばれているなど,新製品の中でも注目に値する。ここでは,Z1 fについて説明しよう。
 なお,兄貴分のXperia Z1は,10月3日に掲載したKDDI版の「Xperia Z1 SOL23」とほぼ同一の仕様であるため,今回は省略させていただいた。興味のある人はKDDI版の記事を参照してほしい。

Xperia Z1 f SO-02F(ライム)
Android端末本体

 Z1 fは,今回の新製品では唯一となる,4.3インチサイズの液晶パネルを採用することが最大の特徴だ。画面の解像度は720×1280ドットと低めだが,小さいパネルを採用したおかげで,本体サイズは65(W)×127(D)×9.4(H)mm,重量は約140gと,iPhone 5sよりもやや大きい程度のコンパクトなボディにまとめられている。このサイズは手への収まりがとても良く,5インチ級の大型スマートフォンに馴染めない人を引きつけそうだ。

Android端末本体
Xperia Z1 SO-01F(左)とZ1 f(右)を並べて。サイズの差はさすがに大きい
Android端末本体
iPhone 5s(左)とZ1 f(右)を並べて。Z1 fのほうが一回り大きい

Android端末本体
表同様にフラットな本体背面。左上にあるカメラは,Xperia Z1と同じスペックを備えるという
Android端末本体
本体のカラーバリエーションは4色で,左からピンク,ブラック,ホワイト,ライムと並んでいる

側面は半円を描くような形状で,手にフィットするのが心地いい
Android端末本体
 ボディの形状は,初代Xperia Zから続くフラットなデザインを採用しているが,側面がややカーブを描いた形状になっているので,「モノリス」と称された初代のような角が手に刺さる感触はない。iPhone 5sよりも持ちやすいのではないかと感じたほどだ。最近のXperiaシリーズは,どれもこの側面形状なので,やはり初代のデザインにはやりすぎた感があったのだろうか。

Android端末本体 Android端末本体
本体上側面(左)にはヘッドフォン端子が,本体下側面(右)にはスピーカーと,写真右端にストラップホールがある

Android端末本体
本体左側面には,防水カバーの内側にmicroSDXCカードスロットとUSB Micro-B端子がある。むき出しの接点はクレードル接続用端子だ
Android端末本体
本体右側面には。左からカメラのシャッターボタン,音量調節ボタン,[電源/スリープ]ボタン,防水カバーに覆われたSIMカードスロットが並ぶ

 中身に目を向けると,SoCは冒頭で述べたとおり,Snapdragon 800を搭載しており,最大動作クロックは2.2GHzだ。メインメモリ容量は2GBで,内蔵ストレージ容量はちょっと少なめの16GB。microSDXCカードスロットを備えているので,最大64GB分を増設可能である。ここら辺の仕様は,2013年冬モデルの仕様としては定番といえよう。

 搭載OSはAndroid 4.2。Andorid 4.3へのアップデート予定は未定とのことだ。ソフトウェア面で興味深い点としては,省電力設定項目に「STAMINAモード」が存在する点を挙げておきたい。説明員によると,これは「日本でよく使われるアプリに最適化した設定」とのことで,Xperia Z1のグローバルモデルとは,細かい設定が異なるのだという。実際に何がどれくらい違うのかまでは聞けなかったが,こうした細かいチューニングには好感が持てる。この日本向けに最適化されたSTAMINAモードは,Xperia Z1にも発売後に提供される予定とのことだ。

 なお,今回の展示機は開発中のモデルとのことで,Xperia Z1ともども,残念ながらベンチマークテストは実施できなかった。スペック面ではKDDI版のXperia Z1とほぼ代わりはないので,KDDI版Xperia Z1のテスト結果が参考になるだろう。

 Xperia Z1とほぼ同じスペックで,持ちやすいサイズに縮小されたZ1 fは,「5インチのスマートフォンは大きすぎる……」と感じている人に,歓迎される製品となりそうだ。

●Xperia Z1 f SO-02Fの主なスペック
  • メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 4.2(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:4.3インチ液晶,解像度720×1280ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約2070万画素
  • インカメラ:有効画素数約220万画素
  • バッテリー容量:3000mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未定/未定
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:65(W)×127(D)×9.4(H)mm
  • 本体重量:約140g
  • 本体カラー:ライム,ブラック,ホワイト,ピンク
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,防水,防塵


AQUOS PHONE ZETA SH-01F


 シャープ製の新製品「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」(以下,ZETA)は,SH-01F DRAGON QUESTのベースになった製品で,冬モデルの中でNTTドコモが力を入れる3製品のひとつに選ばれている。

AQUOS PHONE ZETA SH-01F(ネイビー)
Android端末本体

本体カラー「ホワイト」の背面。定番のラウンドフォルムで,持ちやすくデザインされている
Android端末本体
 ZETAの特徴に挙げられるのは,既存の製品よりもさらに省電力性能が向上したという,新しいIGZO液晶パネルをディスプレイに採用することだ。
 サイズは70(W)×141(D)×8.9(H)mmで,重量約139g。5インチ級のスマートフォンとしては軽い部類に属するが,それでいて3000mAhのバッテリーを内蔵し,3日間のバッテリー駆動が可能というのは賞賛に値する。これが新しいIGZO液晶の効果だろうか?
 なお,パネルサイズは5インチで解像度は1080×1920ドットと,Xpeia Z1などと同等である。

Android端末本体
本体上側面。写真左端はロッド式のワンセグアンテナ。中央にヘッドフォン端子があり,その右には防水カバーに覆われた中にmicro-SIMカードスロットとmicroSDXCカードスロットが並ぶ
Android端末本体
本体下側面。USB Micro-B端子部分はキャップレス防水タイプだ

本体右側面には[電源/スリープ]ボタンとストラップホールがある。左側面にはボタンやインタフェース類はない。グリップマジックのセンサーがあるのは,側面の下側(写真左)あたりだ
Android端末本体
 また,ZETAは本体両側面の下側に接触センサーを搭載し,ユーザーが端末を握るだけでロック画面を表示したり,着信音の音量を変えたりできる「グリップマジック」機能を備えている。これはKDDIの2013年冬モデル「AQUOS PHONE SERIE SHL23」と同じ特徴で,両機はその点で兄弟機種といえそうだ。
 グリップマジックの機能は,ステータスパネルからオフにできるので,普通のスマートフォンと同様に,本体右側面にある[電源/スリープ]ボタンだけを使うことも可能である。グリップマジックと[電源/スリープ]ボタンは併用できるので,ユーザーの好みに合わせて使い分ければいい。
 余談だが,ZETAに対応したジャケットは,グリップマジックのセンサー部分がくり抜かれた状態になっているので,装着したままでもグリップマジックを使えるという工夫が凝らされているのもポイントだ。

Android端末本体
グリップマジックはステータスパネルでオン/オフを切替可能だ(写真赤枠内)
Android端末本体
専用ジャケットを装備した状態。側面の切り抜かれている部分がグリップマジック用センサーだ

 ZETAはベンチマークテストを行う許可が得られたので,早速試してみた。実施したのはいつもどおり,「3DMark」のAndroid版によるグラフィックス性能の計測と,連射測定アプリケーション「ぺしぺしIkina」による,液晶パネルの連打に対する応答性計測である。
 まずは3DMarkから見ていくと,上限値を超えて「Maxed Out」になるほどではなかったものの,Ice Stormプリセットは「10491」,Ice Storm Extremeでも「9348」と,なかなか優秀な成績だった。説明員によると,「SoC側の性能にはまだ余裕がある」とのことなので,製品版ではもう少し向上するかもしれないそうだ。

3DMarkの結果で,左から順にIce Storm,Ice Storm Extreme,Ice Storm Unlimitedのスコア(クリックで拡大すると全体を表示します)
Android端末本体 Android端末本体 Android端末本体

ぺしぺしIkinaの結果は「93」。このテストでは筆者も初めて見た好成績だ
Android端末本体
 ぺしぺしIkinaのテストは,連射回数が93〜96になるよう実行して,端末が実際に処理できた回数を見るというものだ。ZETAでの測定結果は「93」で,これはほぼ飽和することなく,連射を処理できたことを意味する。
 筆者は今までに,かなり多くの端末でこのテストを実行してきたのだが,ここまでの数字を見たのは初めてだ。念のために3回テストしてみたのだが,50タップめで飽和らしい動きが見られた程度である。これだけ応答性がいいならば,連射を要求するゲームでも問題はないと期待できよう。

●AQUOS PHONE ZETA SH-01Fの主なスペック
  • メーカー:シャープ
  • OS:Android 4.2(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1630万画素
  • インカメラ:有効画素数約210万画素
  • バッテリー容量:3000mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未定/未定
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:70(W)×141(D)×8.9(H)mm
  • 本体重量:約139g
  • 本体カラー:ネイビー,ホワイト,レッド
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,NOTTV,防水,防塵


GALAXY J SC-02F


 Samsung Electronics(以下,Samsung)製のスマートフォンは,「GALAXY Note 3 SC-01F」(以下,Note 3)と「GALAXY J SC-02F」(以下,GALAXY J)の2製品が登場した。今回注目すべき製品は,Samsungが日本市場専用に開発したというGALAXY Jだ。ただし,NTTドコモが今期に力を入れる3製品には選ばれていない。今回は国内メーカーを優先したということだろうか。

GALAXY J SC-02F(ラピスブルー)
Android端末本体

 最近は日本市場に限らず,海外でもスマートフォンの大型化が盛んで,大きいボディサイズでも持ちやすさを確保しようと,背面がゆるやかなカーブを描いた「ラウンドフォルム」を,デザインに取り入れる製品が非常に多い。
 それに対してGALAXY Jは,角ばったデザインを採用している。ある意味ではiPhone的なボディデザインともいえようか。Samsungが調査したところによると,日本人はこの形状を好む人が多いという結果が出たため,GALAXY Jで採用したのだという。なお,海外メーカー製スマートフォンとしては非常に珍しいことに,ストラップホールを用意している点は,日本市場専用モデルならではの特徴といえようか。

Android端末本体
フラットな本体背面。上側中央にアウトカメラにLED,下側にスピーカーという一般的なレイアウト。おサイフケータイのマークは,中央よりやや下側にある
Android端末本体
カラーバリエーションは2色で,左からラピスブルー,サテンホワイト,コーラルピンクと呼ばれている。ちなみにサテンホワイトだけは,背面カバーパネルが革のような素材だった


物理的なスイッチによるホームボタンを採用するのは,いまやGALAXYシリーズぐらいになった。その両脇には,タッチ式のメニューキーと[戻る]キーがある
Android端末本体
 前面下部には,今やGALAXYシリーズのトレードマーク化している物理的なホームボタンも健在で,その両脇にはタッチ式のメニューキーとバックキーが用意されている。背面のカバーパネルが取り外せるギミックも備えているが,これは後述する「G2 L-01F」も採用してきたので,Samsung製品だけの特徴ではなくなった。ユーザーの好みに合わせてパネルを交換できるのは利点であるものの,このギミックのおかげで,防水・防塵機能を実現できないという問題があることは覚えておきたい。

背面の写真を2点。全体的に角ばったイメージのGALAXY Jだが,四隅は丸みを帯びているので(左),持ち心地は悪くない。写真左下にはストラップホールも見える。背面のカバーパネルは取り外し可能で(右),ユーザー自身がバッテリーを交換できるのはGALAXY Note 3やGALAXY S4と同じ特徴だ。micro-SIMカードスロットとmicroSDXCカードスロットも,カバーパネルに覆われた裏面にある
Android端末本体 Android端末本体

 ディスプレイには,5インチサイズで解像度解像度1080×1920ドットの有機ELパネルを採用している。本体のサイズ70(W)×137(D)×8.6(H)mmで,重量は146g。5インチ級のスマートフォンとしては,わずかだがコンパクトなサイズにまとめてきたといえよう。
 SoCは冒頭で触れたとおり,Snapdragon 800を採用しているが,最大動作クロックは2.3GHzと,他社製の新製品が軒並みに2.2GHzであるのに比べれば,若干だが上回っている。メインメモリ容量も,他社製品より多い3GBを搭載するなど,スペック面はやや高い。繰り返しになるが,OSにはAndorid 4.3を採用している。日本で販売される各社の2013冬〜2014春モデルの中で,Android 4.3を採用しているのはSamsung製品だけだ。

Android端末本体
本体上側面。左にワンセグ用ロッドアンテナ,右にヘッドフォン端子がある
Android端末本体
本体下側面。USB Micro-B端子とマイク穴が並ぶ

本体左側面(左)には音量調節ボタンが,本体右側面(右)には[電源/スリープ]ボタンがあるだけ。なお,microSDXCカードスロットは,背面カバーパネルを開けた内部にある
Android端末本体 Android端末本体

 スペックが高いので,当然ながらベンチマークテストも期待したいところであるが,本機も開発中とのことで,ベンチマークテストは実施できなかった。展示機のレスポンスはすこぶる良かったので,とても残念だ。

GALAXY Note 3 SC-01F。グローバルモデルをベースに,ワンセグ機能やおサイフケータイ機能を加えただけなので,KDDI版との違いはホームアプリとキャリアのロゴマーク程度だ
Android端末本体
 さて,もうひとつのSamsung製品であるNote 3だが,KDDI版のNote 3とほとんど変わるところがなかったので,そちらを参照してほしい。違いといえば対応する周波数帯と,今回の新製品共通のNTTドコモ製ホームアプリ「docomo LIVE UX」を搭載している部分だけで,ハードウェア面は同一といっていい。また,GALAXY Jと同様にベンチマークテストは許可されなかった。


ARROWS NX F-01F


 富士通モバイルコミュニケーションズ製の「ARROWS NX F-01F」(以下,ARROWS NX)も,冬モデルの中でNTTドコモが力を入れる3製品のひとつに選ばれた製品である。

ARROWS NX F-01F(マゼンダ)
Android端末本体

本体背面。アウトカメラの下にある丸いボタン状のものは,スマート指紋センサーだ
Android端末本体
 ARROWS NXの大きな特徴は,1回のフル充電で3日間のバッテリー駆動が可能という点にある。この長時間駆動を実現する鍵の1つは,3200mAhという大容量バッテリーを内蔵する点にあるが,もう1つは採用する液晶パネルにある。

 ARROWS NXの液晶パネルは,サイズが5インチで,解像度は1080×1920ドット。これだけならばごく普通の5インチ級スマートフォンにすぎないが,液晶パネルにジャパンディスプレイ製の「WhiteMagic」を採用する点が,大きな違いとなっている。
 おおざっぱに説明すると,WhiteMagicは液晶パネルを構成する「RGB」の各画素に「W」(White)を加えることで,明るさを向上させるとともに消費電力の削減も実現した液晶パネルであるという。ARROWS NXの場合,液晶パネルの最大輝度は800cd/m2に達しており,それでいて消費電力は,一般的なTFT液晶パネルと比較して,最大45%も省電力であるそうだ。

Android端末本体 Android端末本体
WhiteMagicの仕組みを解説したパネル(左)と,TFT液晶パネルとの消費電力比較デモ(右)。同等の明るさならWhiteMagicのほうが省電力である

 本稿は液晶パネルの解説をするものではないので,詳しい説明は割愛するが,興味のある人はジャパンディスプレイのWhiteMagicを調べてみるといい。IGZO液晶に思わぬライバル登場,といったところだろうか。
 なお,本機もまだ試作機とのことで,ベンチマークテストは実施できなかった。

Android端末本体
本体上側面。ヘッドフォン端子と防水カバーの内側にmicro-SIMカードスロットとmicroSDXCカードが並ぶ
Android端末本体
本体下側面。左からストラップホール,スピーカー,キャップレス防水のUSB Micro-B端子がある
Android端末本体
本体左側面には,音量調節ボタンと[電源/スリープ]ボタンがある。右側面にはなにもなし

●ARROWS NX F-01Fの主なスペック
  • メーカー:富士通モバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 4.2(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
  • インカメラ:有効画素数約130万画素
  • バッテリー容量:3200mAh
  • 連続通話/3G待受時間:約780分/約850時間
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:70(W)×140(D)×10.0(H)mm
  • 本体重量:約150g
  • 本体カラー:ホワイト,ブルーブラック,マゼンダ
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ(録画非対応),ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,赤外線通信,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,NOTTV,防水


G2 L-01F


 LG Electronicsが日本市場向けにデザインしたスマートフォンが,「G2 L-01F」(以下,G2)だ。5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットという大きめの液晶パネルを搭載しながら,本体の横幅を72mmに押さえているのが特徴の製品である。

G2 L-01F(ルナホワイト)
Android端末本体

 正面から見ると,限界まで側面のベゼルを細くした,いわゆる「超狭額縁」のデザインを採用しているのがよく分かる。側面ベゼルの幅はわずか2mmとのことだが,ここまでベゼルを細くすると,通常なら側面に装備される[電源/スリープ]ボタンや音量調節ボタンを付ける余裕がない。そこでG2では,これらのボタンをすべて背面に集約した。
 裏返して背面を見ると,アウトカメラの下に,[電源/スリープ]ボタンを上下に挟む形で音量調節ボタンが並んでいる。ここは片手で持ったときにちょうど指がかかる位置なので,慣れると実にしっくりと来る。

G2は本体にmicroSDカードスロットを持たないので,このように付属のUSB microSDXCカードリーダーを使う
Android端末本体
 ちなみにこのG2,超狭額縁のデザインを採用したこともあって,本体にmicroSDカードスロットを持っていない。それにも関わらず,スペック表に「microSDXC(最大256GB)」書かれているのは,本体下側面のUSB Micro-B端子に装着する,microSDXCカードリーダーが付属しているからである。説明員によると,本体に内蔵する32GBのストレージで多くのユーザーは満足できるとの分析を踏まえて,狭額縁化のためにこうした仕様を採用したとのことだ。

Android端末本体 Android端末本体
本体背面の全景(左)。アウトカメラの下に,音量調節ボタンに挟まれた形で[電源/スリープ]ボタンがある。片手持ちでちょうど指がかかる位置にあるので(右),少し慣れは必要だが使いやすい

 「ボタンが裏にあるなら,机に置いたままでは操作できないんじゃないか?」と思った人もいるだろう。もちろんその対策も用意されており,液晶パネルを2回タップすると,ロック画面が表示されるようになっているのだ。ロックも同様で,LG製のホームアプリではホーム画面の何もないところを,NTTドコモ製ホームアプリdocomo LIVE UXでは,ステータスパネルを2回タップするだけでロックがかかる仕組みとなっている。

 G2は10月11日から発売される予定で,会場に展示されていたのも製品版の機材だったので,心置きなくベンチマークテストを実施できた。
 まずは3DMarkの結果だが,Ice Stormプリセットは上限に達して「Maxed Out」。Ice Storm Extremeは「9621」で,Ice Storm Unlimitedは「12124」という結果になった。今までに計測したSnapdragon 800搭載スマートフォンのスコアから考えると,おおむね性能どおりの結果といえそうだ。細かい話をすれば,各プリセットでの「Graphics test 1」のフレームレートが,若干低いかなという程度だ。

Android端末本体 Android端末本体
3DMarkのIce Storm Extreme(左)とIce Storm Unlimited(右)のスコア

ぺしぺしIkinaの結果は「90」と優秀だ
Android端末本体
 一方のぺしぺしIkinaだが,測定結果は「90」。40タップめで一瞬だけ飽和がを確認できたが,それ以外は取りこぼしもなく,応答性は非常に良好であったといえよう。グラフィックス性能の高さも合わせて考えると,かなりゲームに向いたスマートフォンと言えるのではなかろうか。

●G2 L-01Fの主なスペック
  • メーカー:LG Electronics
  • OS:Android 4.2(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:5.2インチ液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大256GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1320万画素
  • インカメラ:有効画素数約240万画素
  • バッテリー容量:2900mAh
  • 連続通話/3G待受時間:約820分/約530時間
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:71(W)×139(D)×9.2(H)mm
  • 本体重量:約145g
  • 本体カラー:インディゴブラック,ルナホワイト
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,赤外線通信(リモコン機能のみ),Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング


AQUOS PHONE EX SH-02F


 シャープ製のスマートフォンはもう1機種,「AQUOS PHONE EX SH-02F」(以下,AQUOS PHONE EX)が発表されている。本機は4.5インチサイズで解像度1080×1920ドットと,非常に高精細なIGZO液晶パネルを採用する点を特徴とする製品だ。

AQUOS PHONE EX SH-02F(マゼンダ)
Android端末本体

 液晶パネルサイズが小さいおかげで,AQUOS PHONE EXの幅は63mmと,コンパクトにデザインされている。パネルサイズと本体幅だけなら,「3辺狭額縁設計」を謳うソフトバンクモバイルの「AQUOS PHONE Xx mini 303SH」に匹敵するが,AQUOS PHONE EXの上側ベゼルはとくに細いものではない点が異なる。

Android端末本体
左右のベゼルが狭いので,[電源/スリープ]ボタンは本体上側面にある
Android端末本体
本体左側面には,左手で持つとちょうど親指が届く位置に音量調節ボタンがある

 コンパクトさを重視したAQUOS PHONE EXは,女性ユーザーをターゲットにした製品のようだが,スペックで他機種に見劣りする点もなく,会場では筆者を含む男性からも評価が高かった。小型のスマートフォンを求める人なら,男女問わず選択肢に入れておくとよさそうな製品といえそうだ。

●AQUOS PHONE EX SH-02Fの主なスペック
  • メーカー:シャープ
  • OS:Android 4.2(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:4.55インチ液晶,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量16GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
  • インカメラ:有効画素数約120万画素
  • バッテリー容量:2120mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未定/未定
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:63(W)×128(D)×9.8(H)mm
  • 本体重量:約122g
  • 本体カラー:マゼンダ,ホワイト
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,防水


ARROWS Tab F-02F


 最後に紹介するのは,10.1インチサイズで解像度2560×1600ドットの高解像度液晶パネルを搭載するAndroidタブレット「ARROWS Tab F-02F」だ。

ARROWS Tab F-02F
Android端末本体

 実はこの製品,10月2日にKDDIが発表した「ARROWS Tab FJT21」のNTTドコモ版と呼べる製品で,対応する周波数帯やキャリア独自のサービスに関わるもの以外,ハードウェア仕様はほぼ同一となっている。
 そのため,細かい製品説明はKDDI版を参照してもらいたいのだが,NTTドコモ版はベンチマークテストを実施できたので,その結果をここで公開しておきたい。あくまで開発途上版ではあるものの,Snapdragon 800に2560×1600ドットの液晶パネルを組み合わせたタブレットの性能を見る目安にはなるだろう。

 まずは3DMarkだが,Ice Stormが「10445」,Ice Storm Extremeが「7721」,Ice Storm Unlimitedは「9729」という結果となった。今ひとつ伸び悩んだ印象もあるが,開発途上版の機材と思えば妥当なところかもしれない。説明員によれば,今後のチューニング次第でスコアが伸びる余地はあるとのことだった。

3DMarkの計測結果。左からIce Storm,Ice Storm Extreme,Ice Storm Unlimited(クリックで拡大すると全体を表示します)
Android端末本体 Android端末本体 Android端末本体

ぺしぺしIkinaは「61」。あくまで開発途上版なので,実力を反映したものではないようだ
Android端末本体
 タッチ感度はまだまだ調整中とのことで,ぺしぺしIkinaのスコアは「61」と振るわなかった。説明員によれば,ARROWS Tab F-02Fには,画面端のミスタッチを無視する「うっかりタッチサポート」という機能が備わっているのだが,これのテスト中であるため,その影響が出ているのかもしれないとのことだった。製品版が登場したら,改めてテストをしてみたいものだ。

●ARROWS Tab F-02Fの主なスペック
  • メーカー:富士通モバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 4.2(Jelly Bean)
  • ディスプレイパネル:10.1インチ液晶,解像度2560×1600ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 800 MSM8974」(クアッドCPUコア,最大CPU動作クロック2.2GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量64GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約810万画素
  • インカメラ:有効画素数約130万画素
  • バッテリー容量:9600mAh
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:261(W)×169(D)×8.9(H)mm
  • 本体重量:約519g
  • 本体カラー:ホワイト
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,赤外線通信,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング,NOTTV,防水

NTTドコモ 2013年冬〜2014春モデル 一覧ページ

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    Android端末本体

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