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ポーランドの学生プロジェクト「Bytebond」をチェック。PC内部からウイルスを撃退する協力プレイ専用のパズルアクション
以前は「Colecricity」というタイトルだった「Bytebond」は,2022年以降,ポーランド国内のゲームイベントなどに展示されるたび,注目を集めている。クマのようなキャラクターを操作し,回路基盤を思わせるPC内部を2人のプレイヤーが協力して進んでいくというゲームだ。プレイヤーキャラクターは,その可愛らしいルックスに反して,対ウイルスの特殊警察隊という設定で,各エリアに蠢くウイルスと戦っていく。
マップ上にあるCPUソケットやファンなどから電力を吸収し,それをパズルを解くために使ったり,敵に向かって放出したりできるが,黄色いキャラクターだけが電力を吸収でき,青いキャラクターだけがそれを放出できるという,能力の違いが存在する。
また,体内の電力が高いほど体が大きくなり,残量が少ないほど小さくなるという特性を利用して,小さなほうのキャラクターが先に抜け道を通り抜け,残されたもう1人のキャラクターから電力を吸収することで小さな抜け道を通るなど,協力して目の前の問題を解決していくゲームデザインになっており,2人のプレイヤーの協力は必須となる。
DVD Unicornsは,ウッチ工科大学の在校生と卒業生6人で構成されたスタートアップで,「Evergreen」というプロジェクトを共同で開発したことで意気投合し,2021年からこの「Bytebond」の開発に取り組み始めたという。話を聞いたところ「このメンバーで,ゲーム会社として大きく成長したい」と抱負を語っていたが,「Bytebond」は彼らの才能を十分に感じさせる作品に仕上がりつつあるようだ。
この「Bytebond」のSteamストアページはすでに公開されているが,今のところ発売予定日や英語以外の言語サポートなどは明らかになっていない。もっとも,友人や家族と一緒にプレイするのであれば,文字はそれほど必要とされない印象のゲームでもあるため,気になる人はウィッシュリストに登録しておくと良いだろう。
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