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オープンソース型エミュレーター「Dolphin Emulator」,Steam対応をアナウンス。Steam DeckでGCやWiiのゲームをプレイ可能に
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Steamの「Dolphin Emulator」ストアページ
2003年にゲームキューブのエミュレーターとして公開され,2007年以降はオープンソースのプロジェクトとなって15年以上も有志によって改良が続けられてきた「Dolphin Emulator」。その後,Wiiへの対応やパフォーマンスの向上,Vulkanベースのレンダリング機能を追加するなど進化を続けている。現在では,4Kグラフィックスへのアップコンバートやファンメイドによる高解像度テクスチャーパックのリリース,そしてWiiリモコン拡張コントローラ「ヌンチャク」を含めたコントローラのバインド設定などもできることで,2014年にPC Gamer誌で「ゲームプレイをより良いものにする数少ないエミュレーター」(リンク。英語)と評されたりもしている。
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「Dolphin Emulator」のSteamストアページ(リンク)には,「このアプリにはゲームは付属していません。Dolphinで使用するゲームのオリジナルを所有している必要があります」と記述されているとおり,利用者はゲームキューブやWiiの所有しているゲームソフトのデータをパソコンに吸い出して利用する必要がある。これまで「Dolphin Emulator」が,Nintendo of Americaからの告訴を逃れてきたのも,こうした慎重な態度が功を奏してきたものだと思われる。
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「Dolphin Emulator」のSteam対応は,Steam Deckにおいてもこうしたソフトウェアが利用できるということになる。事実,今回の発表に際してもSteam Deckをバックにしたアートワークが公開されており,Steam Deckユーザーにとっては今後の展開に注目しておきたいところだろう。
「Dolphin Emulator」公式サイト
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