Intel，「Core i9-12900KS」を4月5日に発売。最大5.5GHz駆動のデスクトップPC向け最上位CPU

　北米時間2022年3月28日，Intelは，デスクトップPC向け第12世代Coreプロセッサの最上位モデルとなる「Core i9-12900KS」を発表した。4月5日の発売を予定しており，米国での希望小売価格は739ドルとなっている。
　
　Core i9-12900KSは，2022年1月のCES 2022で予告されていた製品だ。Thermal Velocity Boostを利用した2コアまでのブースト最大クロックが5.5GHzと大きく向上したのが特徴だ。これに伴い，定格消費電力（Processor Base Power）も既存の125Wから150Wへと増えている。
　

Core i9-12900KSは，CES 2022にて2022年第1四半期末の投入が予告されていた

　
　8コア16スレッド対応の高性能コア（P-core）と，8コア8スレッド対応の高効率コア（E-core）からなる16コア24スレッド対応という点は，既存の「Core i9-12900K」と変わらない。また，L2キャッシュ容量や共通L3キャッシュ容量などもCore i9-12900Kと共通だ。おそらくは，2019年に登場した「Core i9-9900KS」と同じく，既存製品の高クロック版選別品という理解でいいだろう。
　
　なお，秋葉原の一部PCショップでは，すでにCore i9-12900KSの予約を開始しており，税込価格は概ね10万5800円のようだ。

IntelのCore i9-12900KS製品情報ページ（英語）