「ドールズフロントライン」を開発・運営するサンボーン株式の20％をテンセントが取得

　中国の大手IT企業テンセントが，スマホアプリ「ドールズフロントライン」（iOS / Android）で知られる中国のゲームメーカー，サンボーンの株式の20％を取得したと報じられている。

Tencent has acquired a 20% minority stake in Sunborn, the Chinese game developer behind Girls Frontline

Girls Frontline is a strategy RPG that is popular in South Korea, Japan and China

Tencent has invested in a number of domestic developers with experience in ACG / RPG games pic.twitter.com/iPfsi5yt87

— Daniel Ahmad (@ZhugeEX) April 22, 2021

　市場調査会社Niko Partnersでシニアアナリストを務めるDaniel Ahmad氏が個人のTwtterアカウントでツイートしているほか，中国語のゲームメディアGameLookが記事を掲載した。取得額などの詳細については，明らかになっていないようだ。

　GameLookの記事は，サンボーンの代表取締役社長を務める羽中氏が社員に送ったというメールの文面を紹介している。それによれば，今回のテンセントの株式取得により両社は戦略的協力関係に入ったが，今後もサンボーンは完全に独立した開発と運営を維持し，ゲームの開発と革新にリソースを集中していくと，羽中氏は述べている。

　2020年7月8日に掲載した記事でお伝えしたように，テンセントは現在，中国だけでなく北米を含む数多くのゲームメーカーに出資を行っているが，持ち株比率50％以下のいわゆるマイノリティ出資が多く，出資を受け入れた側も「テンセントは事業に介入してこない」と話しているという。
　今回のサンボーンへの出資も，従来の方針に沿ったものと見てよさそうだ。

「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」公式サイト

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」ダウンロードページ

「ドールズフロントライン（旧名：少女前線）」ダウンロードページ