「スペシャルフォース2」の最新アップデート情報も明らかになった「ハンゲームキャラバン2012 -夏-」イベントの模様をレポート

　NHN Japanが開催する，全国7都市をめぐるオフラインイベント「ハンゲームキャラバン2012 -夏-」。その幕開けとなる東京のイベントが，2012年7月14日〜15日，代々木の「ワイプ 代々木北口駅前店」で開催中だ。本稿では，本日（2012年7月14日）に行われた「スペシャルフォース2」イベントの模様をお伝えしよう。

「スペシャルフォース2」公式サイト

　会場ではまず，2012年7月12日に正式サービスが開始されたばかりのオンラインFPS「スペシャルフォース2」において，各地域のNo.1の座を競う「ネットカフェキャラバンリーグ」が行われた。来場者はランダムでチーム分けをされ，トーナメント形式で対戦していくことに。1チームの人数は4名で，全7チームが戦いを繰り広げる。ゲームモードは「爆破モード」で，マップは「デザートキャンプ」「ステーション」「ピースホーク」の3つからランダムで選ばれるというスタイルだ。


　試合では，正式サービス開始と同時に実装されたマップ「ピースホーク」が選ばれることが多く，マップの構造を熟知したプレイヤーほど有利にゲームを展開している場面が見られた。また，チーム編成がランダムであるため，初対面のメンバーといかにチームワークをとれるのかが問われていたようだ。

　A〜Gまでの7チームがトーナメントで争った結果，最終的に優勝を手にしたのは「C」チーム。実は，Cチームには欠員が出ており，運営スタッフ2名がサポートとして加わっていた。そのため，優勝賞品のゲーム内武器とゲーミングデバイスについては，2名ぶんをじゃんけん大会で選ばれた来場者へ贈ることとなった。また，大会のMVPには，Cチームから“Br1ght”選手が選出された。

視聴者チーム対来場者チームの戦い

　大会に続き，Ustream中継でイベントを見ている視聴者チームと，来場者チームの対戦が実施された。来場者チームは，希望者からじゃんけんで選ばれた8名で，視聴者チームはUstream中継を見ていた人から先着8名，といった構成だ。モードは「チームデスマッチ」で，マップは「ファームハウス」。
　腕利きのプレイヤーが集まっている雰囲気の来場者チームが優勢かと思われたが，視聴者チームにもトップクラスのプレイヤーが集っていたようで，思いのほか接戦になった。3000ポイントを先取したチームが勝利するというルールなのだが，きわどい競り合いが続き，最終的には視聴者チームが勝利を収めた。


　上の写真にあるように，会場には，さまざまなアイテムのシリアルコードがもらえる「リアルガチャ」が設置されており，このガチャを引くには専用のコインが必要。コインは入場時に1枚ずつ配布されるのだが，このほかトーナメントで勝ち進んだり，トーナメントの優勝チームを的中させたりといったことでも手に入るというアトラクションが，同時に行われていた。

「スペシャルフォース2」運営プロデューサーの佐野 亘氏

　ここで，運営プロデューサーの佐野 亘氏によって，今後のアップデートに関する情報が明かされた。
　まず，7月12日から8月2日にかけて開催中のクランマーク争奪戦について。クランマーク争奪戦では，ランキングの上位50位以内に入ったクランには特別なクランマークを選択する権利が与えられるのだが，ここで，公式サイトではまだ発表されていないクランマークが初披露された。
　運営側としてはクランマークのデザインのリクエストも受け付けており，女性の来場者から「可愛いデザインのものがほしい」という要望も出ていた。

　続いて，今夏実装の新モード「占領モード」のマップ「ヘビーレイン」が公開された。占領モードのルールは，マップ内に設置された3つの旗を奪い合い，旗を占領した時間の長さに応じて得られるポイントで勝負が決まるというもの。スライドには「雨が降りしきる森」という文字が書かれており，草木や雨によって視界が大幅にさえぎられるマップになるとのこと。従来とはまた違った戦いが楽しめそうだ。


　さらに会場では，「不気味な町が…？」という文字とともに，荒廃した町のスクリーンショットが公開。画像ではショッピングセンターらしき廃墟が見られ，その背後の瓦礫の山から黒煙が立ち昇っている。
　詳細はまだ秘密だが，新たなマップやゲームモードの大きなヒントとなりそうだ。

　アップデート情報の公開に続き，質疑応答のコーナーへ。
　まず，「アサルトライフル“K2”の実装時期は？」という質問については，残念ながら時期はまだ未定とのこと。続いて，課金によって手に入る武器の性能についての質問が出たが，これについては「性能は変わらず，色違いのものがメインになる」という。

　2012年8月18日からは，初の公式大会「SUPER LEAGUE 1st Season」の開催が控えているが，この大会に関連して「使用可能な武器が，大会本番前に変更となる可能性は？」という質問が寄せられた。これについて佐野氏は「7月12日に一部の武器のバランス調整を行ったが，これ以上，武器の性能を変える予定はない」と回答。なお，SUPER LEAGUE 1st Seasonの上位入賞者には，2012年10月に予定されているオフライン大会への参加権が贈られるとのこと。このオフライン大会の賞金総額は100万円で，佐野氏は「賞金や賞品も豪華なので，ぜひ参加してほしい」とアピールしていた。

　さらに，女性のプレイヤーキャラクターの実装について来場者から質問があったが，現在は「開発に相談している」段階だという。すぐに実装されることはないようだが，佐野氏は「いつかは実装したい」と述べていた。
　また，特殊武器として現在は「クロスボウ」「ククリナイフ」「タクティカルナイフ」の3種類が実装されているが，このほかの実装予定は？ という質問には，「もう1つある」とのこと。詳細は語られなかったが，期待していいかもしれない。

会場には，来場者がメッセージを書き込める巨大なフラッグが用意された。このフラッグは，キャラバンと一緒に全国各地を訪れる予定だ

　最後に挨拶に立った佐野氏は，「サービスが始まってから初めてのオフラインイベントということで，正直緊張していましたが，皆さんとこうやってお話をできてよかったです。これからもスペシャルフォース2をよろしくお願いいたします」と述べ，今回のイベントを締めくくった。
　なお，今回の会場となったワイプ 代々木北口駅前店では，7月22日にもスペシャルフォース2のオフライン大会が実施される予定になっている。今回来場できなかったプレイヤーは，ぜひ参戦してみよう。