タンクマニア必見！　ロシアのデベロッパWargaming.netがMMOゲーム「World of Tanks」の最新画像を公開

　ロシアを拠点とするデベロッパWargaming.netが，新作「World of Tanks」の最新画像を公開した。この作品は，プレイヤーがイギリス，ドイツ，ロシアの3か国のいずれかの勢力に属し，戦車を操って第2次世界大戦時のヨーロッパを舞台に戦うMMO型のアクションストラテジーとなる予定だ。


　Wargaming.netは，スクウェア・エニックスが打ち立てた対欧米向けソフト販売の新戦略において，その第一号としての口火を切った「Order of War」（2009年）を開発したメーカーだ（ストラテジーファンの間ではお馴染みだろう）。同社はそれほど古い歴史を持つわけではないが，10年以上もオンラインゲームを開発・運営しているなど，MMOゲームに関してはそれなりの経験がある。


　World of Tanksは，1つの戦場マップにつき最大60台までのタンクでチーム戦が楽しめることになるという。ヘビータンクから自走砲まで，計150種類の搭乗兵器が用意されており，各国はそれぞれ兵器性能を考慮して，戦隊を組み立てていくことになるのだろう。　また本作は，ロールプレイング的な要素を持ち合わせている。プレイヤーは戦闘の勝利などで得た経験ポイントを研究や開発に使用し，自分のタンクをアップグレードするといったことも可能となる。


　本国ロシアでは，すでに本作のクローズドβテストが行なわれており，日夜1万2千人ものプレイヤーが参加して，激しいバトルを繰り広げているという。現時点で1500万台のタンクが破壊されたとかされないとかで，すでにシミュレーションゲーム/ミリタリーゲームファンの間では高い支持を得ている様子だ。
　同社は今後，βテストの対象地域をサービス対象エリアであるヨーロッパ主要地域に広げていく予定とのことだが，現時点で正式なローンチなどに関する発表はない。続報に期待しよう。