Mad Catz，約3000円のPS4対応ヘッドセット「TRITTON Kama」をPS4本体と同じ2月22日に発売。既存の「TRITTON Kunai Universal」はPS4に正式対応

TRITTON Kama Stereo Headset

　Mad Catzの日本法人であるマッドキャッツは，PlayStation 4（以下，PS4）に対応したゲーマー向けワイヤードヘッドセット「TRITTON Kama Stereo Headset」を，PS4本体と同日の2月22日に発売すると発表した。価格は2980円（税込）だ。
　また，国内販売中のヘッドセット「TRITTON Kunai Universal Stereo Headset」のPS4対応も確認されたとのことで，こちらも2月22日からゲームショップでの販売をスタートすると発表されている。価格は6980円（税込）だ。

TRITTON Kama Stereo Headset

　TRITTON Kama Stereo Headset（日本ではTRITTON カマ ステレオヘッドセット ブラック。以下，Kama）は，2013年5月に国内販売された「TRITTON Kunai Stereo Headset」（以下，Kunai）をベースとし，対象プラットフォームをPS4とPlayStation Vita（以下，PS Vita），およびスマートフォンなどに限定したうえで，ボディデザインも変更した製品だ。要はPS4とPS Vita，スマートフォン向けに機能を絞って，低価格化を実現した製品と考えていいだろう。

　ゲーム機やスマートフォンとの接続は，4極の3.5mmミニピンケーブルを使う。PS Vitaやスマートフォンにはそのまま接続するだけだが，PS4の場合は，ワイヤレスゲームパッド「DUALSHOCK 4」のステレオヘッドセット端子に接続することになる。
　PS4に接続した場合，PS4の［SHARE］ボタンを使ったゲーム動画の録画・配信機能で，Kamaのマイク入力が正しく動作することも検証済みとのことだ。

ヘッドバンドの形状はシンプルになった

　ヘッドセット本体は，一般的なオーバーヘッド型で，40mm径のネオジムドライバーユニットを搭載する。エンクロージャの形はKunaiに似ているようだが，ヘッドバンドはよりシンプルで低コストな構造を選択したようである。
　また，左のエンクロージャにマイクを装備しているが，着脱式マイクを備えるKunaiとは異なり，Kamaのマイクは取り外せない。ヘッドセットの音量調節やマイクのミュートは，ケーブル上のインラインコントローラで操作するようになっているが，マイクの音量調節機能はないとのことである（※マイクのアームを口から離して，声を拾いにくくすることは可能）。

　ヘッドセットとして基本的な機能は押さえつつ，3000円を切る比較的安価な価格に設定されているので，ヘッドセット入門者には手頃な選択肢となりそうだ。

TRITTON Kama Stereo Headsetの主なスペック

• 基本仕様：アナログ接続ワイヤードタイプ
• 本体サイズ：175（W）×65（D）×190（H）mm
• 重量：217g（ケーブルの有無は未公開）
• ケーブル長：1m
• 接続インタフェース：4極ステレオミニプラグ
• 搭載ボタン/スイッチ：ヘッドフォン音量調整，マイクミュートスイッチ
• 付属品：クイックスタートガイド（英語）
• 価格：2980円（税込）
• 発売日：2014年2月22日

《ヘッドフォン部》

• 周波数特性：20Hz〜20kHz
• インピーダンス：16Ω
• 感度：未公開
• スピーカードライバー：40mm

《マイク部》

• 周波数特性：未公開
• 感度：未公開
• 指向性：未公開
• ノイズキャンセリング機能：未公開

TRITTON Kunai Universal Stereo Headset

TRITTON Kunai Universal Stereo Headset

　TRITTON Kunai Universal Stereo Headsetは，2013年11月に国内発売された同名製品の対象機種に，新しくPS4を加えたものとなる。そのため製品仕様やカラーバリエーション，価格は変更されていない。
　PCにPS4，PS3やXbox 360，さらにはニンテンドー3DSやスマートフォンにも対応するマルチプラットフォームなヘッドセットなので，様々なゲーム機でヘッドセットを使いたいというユーザーに歓迎されそうだ。

Mad Catz 日本語公式Webサイト