![]() |
![]() |
私はゲイムに常に触れてきているからマヒしてしまった部分もあるんだけど,それでもあらためて客観的に見るとリアルだな,と思うの。ここで言うリアルっていうのは,現実感,臨場感があるって意味ね。
ゲイムって基本的に現実の自分とは違う自分になって,普段体験できないことを疑似体験できる娯楽じゃない? いや,もちろんそう言い切れない部分もあるわよ。例えばスマホゲイムとかは,ソーシャル性に特化したゲイムが多いしね。みんなとつながってプレイしたり,ソロプレイのゲイムでも全国や全世界で順位を競ったりするアプローチのものが大多数。
ただ,据え置き機のゲイムの場合は必ずしもそうではない。これまで培われてきた技術やハードのスペックといったアドバンテージを生かして,圧倒的リアリティで勝負するゲイムがあるのよね。
ネット対戦でもそう。気付けば,リアルなグラフィックスのゲイムを,多人数で楽しめるものが増えてきている。全部が全部そうではないけども,ハードの特色やプレイヤーの属性に応じて,さまざまな住み分けが生まれていると思うの。
でね。現実感,臨場感って何なのか? というのが今回の私のテーマでございます。
だって,知らないことを「リアルだ」って言うの,ちょっと違和感があるじゃない。例えばサッカー経験者がサッカーゲイムを「リアルだ」と言うのは分かるのよ。経験からそう言えちゃうわけだからね。でも,サッカーならまだ身近だからいいとしても,魔法の世界を「リアルだ」って言うのって,よくよく考えたらちょっと変よね。実際に誰も経験してないわけだから。それなのに現実的だって言われても……。
![]() |
それはね,グラフィックスもそうなんだけど,ちゃんとゲイムから恐怖を感じさせられるからなのかな,と。もちろんね,実際の戦争には,ゲイムとは比べ物にならないくらいの恐怖があると思うの。あくまで想像でしかないけど。死がそこら中に転がっているわけだし,ゲイムとは違って,やり直しなんてできない。
本当の戦争のリアルなんて,平和な時代を生きている我々には想像もつかない。ただ,知らないからといって軽々しく「リアルだ」なんて言っちゃダメなのかと問われると,私個人はそんなことはないと思うようになったの。要は,「ゲイムで戦争を知った気になること」に対する是非の話なんだけど。
ゲイムだと,相手を殺すことになるじゃない。それも,無機質に。実は私,シューターが苦手なのはそういう「敵を殺すことに抵抗がなくなる自分」がイヤだからなの。殺されるのも怖いんだけど,殺すのも怖い。そういう心優しい40歳なんです。
ただね,今まではそうだったんだけど,最近ちょっと考え方が変わって。ゲイムで殺したり殺されたりの戦争を体験してもいいのかなって。それは,ゲイムがどんどんリアルになって,ちゃんと描くべきところまで描けているから。
シューターの面白さって,基本的には操作の爽快感だったり,相手を殺すことへの戦略性だったり,そういうゲイムとしての部分が軸だと思うわけ。でも,最近はゲイムも進化してきて,そういった面白さからさらに足す部分が増えてきた。結果,ドラマやストーリーの描き方の質が,より具体的になったんじゃないかしら。
私が今回のCoD:WWIIで面白いなと思ったのが,ちゃんと戦争の恐怖をゲイムとして,そして人間ドラマとしても描いているところなのね。ちなみに,私はほかのプレイヤーと戦うのは怖いからソロプレイのキャンペーンモードしかヤっていないんだけど。それでも面白い。なんなら,キャンペーンモードが面白い。
敵が撃ってくる恐怖。先行した味方が敵に襲われる恐怖。自分だけでなく,友人や同僚が死ぬかもしれない恐怖。死を通して人を憎む恐怖。それらが丁寧に描かれているのね。こういう体験ができるのが,ゲイムの良いところだな,と今の私は思うの。
シューターとしてもさることながら,戦争を舞台にそこに生きる人間の体験ができる。そういう面白みが今のゲイムにはあると思うわ。普段はシューターをヤらない人も,一度ヤってみてほしいわよね。同じように,あまりシューターをプレイしない私でも楽しめたわけだから。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
そういう意味で,CoD:WWIIはリアルなゲイムだと言っていいんじゃないかしら。シューターとしてとか,シリーズ最新作として,というのは分からん。その視点を私は持ち合わせていないからね。
ただ,このゲイムを通して「いい体験させてもらった」とは強く思う。私は,というかほとんどの人が戦争は嫌いよ。でも,それと戦争のゲイムを楽しむことはまた別。むしろ,戦争のゲイムをプレイすることで戦争について考える機会になれば,それは決して悪いことではないんじゃないかしら。娯楽って,体験したこと自体もそうなんだけど,自分の考え方に影響を及ぼすところまで含むものだからね。
そういう意味では,娯楽産業って責任が重いわよね。感動を「感情を動かすこと」と定義するならば,我々の行動一つが誰かの人生に何かを起こすかもしれないわけだから。生きていくうえで必ずしも必要なものではない。でも,重要なのものではある。だから,気になるものを見つけたのであれば,いろんな娯楽に触れてみようではありませんか。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
――というのが私の主張でございます。でもまあ,考えるところが多くて楽しかったわよCoD:WWIIは。いろいろ言ったけど,私とは違う方法で気楽に楽しんだっていいと思うわ。まあ,今週はこんな感じです。2017年も残すところあと1か月。ヤり残しのないようにしますかね,お互い。ではひとまずまた来週。
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「コール オブ デューティ ワールドウォーII」
PlayStation Vita:「GOD WARS 〜時をこえて〜」
Nintendo Switch:「中毒パズル レベルス+」
ニンテンドー3DS:「スナックワールド トレジャラーズ」
iOS:「クラッシュ・ロワイヤル」
|
































