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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」
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印刷2013/04/25 14:14

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」


著者近影
 まずい! まずいわ! 「Winning Post 7 2013」PC / PlayStation 3 / PSP / PlayStation Vita)が面白すぎる。正確には,「面白い」というよりも「ずっとプレイできてしまう」。
 先週もこの連載で紹介したから,普通なら「もういいか」ってなりそうなものなんだけど,レースの結果を変えるロード&トライが止まらないの。人生って一度きりだから,過去は変えられないものよね。でも,このWinning Post 7 2013では過去の競馬史を自分の手で変えられる。これぞまさにゲイムのだいご味。
 レースで気に入らない結果が出たら,レース前のデータをロードして再トライできるわけ。そして納得できる過去を作り出す。この作業が,とてつもなく楽しい。
 そして,そんな私を客観的に見た場合,とてつもなく後ろ暗い。過去にしか目が行ってないからね。「栗毛」や「鹿毛」「芦毛」など,馬の毛の色にはいっぱい種類があるんだけど,この作業はまさに「不毛」
 ……え? うまいこと言いましたけど? 今,競馬ゲイムに引っかけてとてもうまいしゃれたことを言いましたけど? 決して何一つ後悔してませんけど?
 というわけでですね,今週はWinning Post 7 2013をヤっていたら,気付くと朝を迎えていることが多いってことが言いたいわけです。ただひたすら馬と馬を交配させて,その交配の結果として産まれた馬の上に人間をまたがらせ,鞭を打たせて走らせ,速さを競わせて,人間がその結果に金をかけて儲ける。そして結果が思わしくなければ,舌打ちをして過去に戻ってやり直す。今はこの作業が一日の中で一番楽しいんだけど,病んでるのかね? 私。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」


男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」
 さて,それを踏まえて今週紹介するゲイムは,「朧村正」Wii / PlayStation Vita)よ。もちろんタイミング的にPlayStation Vita版。ビックリするぐらい冒頭の話を踏まえてないし,ここから先も出だしの話につなげる気すらないのは,いっそ私の長所だと思うのよ。ホラ,私B型だし。それに最近,私には好きな言葉があってね。そう,「愛嬌でうやむや」にっていう。素晴らしい。私の愛嬌の前には論理など不要! フハハハハ! ……寝不足が私をこうさせたのよ,うん。
 で,朧村正。私,Wii版をプレイしたこともあるんだけど,個人的にPS Vita版にはいい印象を受けたのね。移植にあたっていろいろな調整が施されていると思うんだけど,とくにグラフィックスがきれいになった印象が強いわ。
 そしてその中でも,食べ物の質感をやたらリアルに描いている点が,PS Vita版で際立った気がするの。ここが,朧村正のいいところ。え,そこをこだわるの? っていう。

 最近本で読んだ手塚治虫先生のエピソードに,こんなのがあるわ。手塚先生は,自身の作品が中国で無断販売されていることを知って大激怒したんですって。そりゃそうよね。自分の作品が無許可で売られてしまったら,一銭も入ってこないんだもん。で,ものすごい剣幕で怒っているもんだから,側近の人が言ったらしいのよ。「政府を通じて抗議しますか?」って。先生は「そうしてくれ」と。ここまではいいのよ。問題はここから。先生曰く「こんな絵では面白くないんですよ!!」。
 ……え? そこ? 中国の漫画のカット割りは日本のものとは違うから,勝手に中国側が絵を改ざんしたらしいのね。その改ざんした絵のひどさに手塚先生は激怒していた,と。そんな「え? そこ?」感が,朧村正の食べ物の描写へのこだわりと共通してる気がするの。だって,ゲイム性には一切関係がない部分にこだわってるわけだから。この水饅頭のプルプル感たるや。でも,これってとてもいい無駄さだと思うのよ。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」
 例えば競馬でも,馬は走るのさえ速ければ本質的にはそれでいいんでしょうけど,そんなに速くなくても,たとえこっけいなフォームでも,一生懸命走っている姿が人々に愛されたりするわけ。野球でもそう。一発を狙ってフルスイングしかしない人は監督にしてみりゃ気が気じゃないけど,ファンとして見ている分には気持ちがいいもの。
 結局ね,その作品の個性やこだわりが突出していると,それはもう,「愛嬌」と呼ばれるものになるんじゃないかと私は思うの。その愛嬌を,朧村正には感じるのね。途中で話はそれたけど,言いたいこととしては,朧村正のえ? そこ? 感から生まれる愛嬌は半端なものではなく,PS Vita版でパワーアップしたグラフィックスにより,それが増幅されているっていう話でした。

 ゲイムの内容についても触れておくと,アクションRPG。ん? RPGアクション? カレーライス? ライスカレー? どっちだろ。でもまあ,大筋はキャラクターと刀を育てていくアクションゲイムだと思ってもらえれば。
 愛嬌の部分以外でも,アクションゲイムとしての爽快感がしっかりあって面白いわよ。あ,ここでいう爽快感って,攻撃アクションのことではないのね。もちろん攻撃アクションも爽快なんだけど,アクションゲイムだったらそれはまあ各社が工夫を凝らす部分じゃない。もはや今の時代,攻撃して爽快なのはある種当然なことだと思うのよ。
 でも,朧村正の場合,移動自体が爽快なの。PS Vitaの画面の大きさに対して,ストレスが少ない移動スピードだったリ,移動アクションだったりするのね。マップが広すぎるというか多すぎるんじゃないかという個人的な不満もなくはないんだけど,それでも操作自体はとても心地がいい。その上で,刀を鍛冶して育てる要素もあるもんだから,一度遊び始めると,ついつい遊び続けてしまうの。やめどころがないというか。
 そういう意味じゃ,朧村正ってスリープがしやすい携帯ゲイム機に向いている気がするわ。据え置きゲイム機だと,そろそろ今日はおしまいにしようかな? って思っても,次のセーブポイントまで電源を切れなくなったりするじゃない。やめどころはないんだけど,携帯ゲイム機なら中断はしやすいから,その分,安心して遊べるわけ。
 PS Vitaを持っているなら,一度ヤっておいてもいいタイトルでしょうね。軽く遊べるゲイムなので,気軽に一つ。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第226回「愛嬌でうやむや」

 そんな感じで「愛嬌でうやむや」から転じて「エンタメ産業における“成功”とは売り上げの数字によって達成されるものなのか,それとも顧客満足度によるものなのか」を深く掘り下げたようなそうでもないような話題をお届けしました。
 ちなみに手塚先生は,パクられた中国の原稿に対して無償で手を加えて送ったらしいわよ。「ちゃんとした絵で中国の人にも楽しんでもらわないと」っていうことで。会社の長としてはどうかと思わないでもないけれども,それを超えた部分ではまさに偉人。このような生き方が自然にできる人間になりたいものね。経済的なものも含めて。
 そんな手塚先生への尊敬の念を抱きつつ,今週はお別れしたいと思います。あ,そういえば先週予告した「トモダチコレクション 新生活」は,まだMii作成が追い付いていないっていうか,Miiにするようなトモダチが私にはいないことに気付い……て……。うわーーーーん!! 愛嬌! うやむや! また来週!

今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「Winning Post 7 2013
PlayStation Vita:「プロ野球スピリッツ2013
PSP:「グラス ハート プリンセス
Wii U:「ZombiU(ゾンビ U)
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン
ニンテンドー3DS:「トモダチコレクション 新生活
Xbox 360:「トロピコ4 日本語版

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
男色ディーノが,あの“兄貴”を襲撃か? 4月28日(日),ディーノ選手が所属するDDTプロレスは幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議」に参加します。いくつかのプログラムが発表済みで,ディーノ選手も出演予定なんですが,実はそちらよりも当日同じ会場にいるであろう,ビリー・ヘリントン氏に興味津々の様子。来日する同士を,ディーノ選手流に歓ゲイしたいのだとか。「同じ時間帯にこっちもイベントをヤっていたら,遭遇することもないんだろうけどね」とのことですが,果たして……?
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