2023年9月19日,サードウェーブは,都内でメディア関係者向けの発表会を開催し,同社製PCにおけるブランド方針を変更すると発表した。具体的には,ゲーマー向けPCブランド「
GALLERIA」のターゲットをゲーマーだけでなく,クリエイターなどにも広げるという。
サードウェーブ 取締役 兼 上席執行役員副社長の井田晶也氏
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発表会で登壇したサードウェーブの取締役 兼 上席執行役員副社長である
井田晶也氏によると,2023年度(2023年7月まで)の売上は765億円で,2022年度(2022年7月まで)から横ばいとなった。これは新型コロナウイルス感染症によるPC需要が落ち着いたことに加えて,本社移転や生産物流拠点の拡大といった投資が要因とのことだ。
過去3年間の売上推移
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2023年8月からの新年度では,さらなる変革を目指すとして,ブランド方針を変更して,ユーザー層を拡大したい考えだ。その一環として,サードウェーブが展開するさまざまなPCブランドを,GALLERIAと「raytrek」「THIRDWAVE」という3つのブランドに集約する。
ブランドを3つに集約する
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このうち,最もゲーマーの関心が強いのはもちろんGALLERIAの動向だろう。冒頭でも触れたようにGALLERIAは,今後ゲーマーを含む一般消費者向けPCのハイエンドブランドという位置付けとなる。
「for Consumer」とあるようにゲーマー以外のユーザー層を対象とする
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ゲーマー向けPCが備える高いスペックを,ゲームのプレイ以外にも活用するのは当たり前となっている。たとえば,実況配信はもちろん,イラストレーターが休憩時間にゲームをしたり,ゲーマーがプレイ動画を編集するといったケースも多いだろう。これからは,そうしたニーズにGALLERIAで対応できることを分かりやすく示していくという。ただ,ゲーマーとクリエイターで,PCにおいて重視する要素は異なるはずで,サードウェーブによると,それぞれの特徴に合わせた製品展開を行いたいとのことだ。
今後,製品ラインナップ整理などを順次進めていき,2024年には,新たなブランド方針に基づいた製品が登場する予定だ。
GALLERIAの現行モデル。今後どのように変わっていくのか気になるところ
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従来のクリエイター向けPCブランドであった「raytrek」は,これまでと比べて,ビジネス寄りにターゲットを広げる。もともとは写真や動画編集といった分野で使われてきたが,今後は3DCGやCAD,AIといった用途にも対応するそうだ。
raytrekもユーザー層を広げる方針だ
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現行のraytrek製品
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最も大きな変化は,これまで「THIRDWAVE Pro」という企業向けPCブランドで展開してきたワークステーションもraytrekで展開することだろう。Intelの「
Xeon」シリーズや,NVIDIAの「NVIDIA RTX」シリーズといったサーバ用プロセッサを搭載するのが特徴だ。また,スリム筐体を採用した小型PCを始めとするラインナップ拡充も予定するそうだ。
2023年10月の発表を予定するraytrekの新製品
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最後のTHIRDWAVEブランドは,これまで企業向けPCとしての展開が中心だったが,一般消費者向けや企業向けも含めた幅広いユーザーをターゲットとしていくという。