拡張パック「ロード・トゥ・ローマ」のリリースや大規模なパッチ適用により，発売からかなり経過した現在でも人気の絶えない第二次世界大戦FPSゲーム「バトルフィールド1942」（以下，BF1942）。本日エレクトロニック・アーツより，BF1942の最新拡張パックとなる「バトルフィールド1942 シークレットウェポン（仮）」（以下，BF1942：SW）発売決定の一報が届いた。

　BF1942といえば，陸・海・空のすべての空間を戦場にし，ジープや戦闘機などを乗りこなすことが勝利へつながるという，シューティングに特化しないゲーム性が魅力のタイトル。プレイヤーが，広大な戦場の"一兵士"であることを実感できる数少ないFPSゲームといえるだろう。
　さて今回登場した拡張パックの内容は，航空機/戦車/戦艦/潜水艦などの"乗り物"，新マップ，新兵器の追加である。若干モードの追加などもあるが，基本的には"拡張データパック"という位置付けだ。

　以下に本拡張パックの特徴を列挙しておこう。

■「バトルフィールド1942 シークレットウェポン（仮）」
発売日：
　2003年9月
価格：
　3980円
動作環境：
　Windows 98/2000/Me/XP

＜＜特徴＞＞
●マップ8種類を追加
　テレマーク/V2ロケット研究施設/エッセン/イーグルネストほか

●16種類の新兵器を追加
　ホルテン/HO229/シャーマン カリオペ/T-28/T-95重戦車/ゴブリン護衛機/C-47輸送機/AW-52/ワッセルファル 誘導地対空ミサイル/ナッター/C-47輸送機ほか

●4種類の武器を追加
　ワンショットキルナイフほか

●新部隊追加
　イギリスコマンドー/ドイツエリート部隊

●ドイツ軍の秘密兵器を追加
　プレイヤー自身が飛行可能になるドイツの秘密兵器「ロケットパック」を追加

●対空ミサイルの有人操作が可能に
　発射と飛行をプレイヤーが操作できる誘導地対空ミサイル「ワッセルファル」などは，ミサイル視点（一人称視点）でのプレイも可能

●新モードを追加
　「橋を破壊せよ」「発電機を破壊せよ」「V3号を破壊せよ」などのミッション達成モード

　タイトルからも分かるとおり，本拡張パックの"目玉"は，第二次世界大戦時に実際に計画・試作されたものの，実際には歴史の表舞台に姿を現わさなかった秘密兵器（シークレットウェポン）の数々だ。映画「ロケッティア」でも扱われていた「ロケットパック」など，人間が大空を縦横無尽に飛び回れるアイテムも登場する。これまでリアル一辺倒だったBF1942に，"SF"的な要素が追加されることは賛否両論あるかもしれないが，正直，使ってみたいプレイヤーも多いのでは？
　そのほかにも，C-47輸送機によって物資の運搬が可能になったり，対空ミサイルが操作可能になったりと，よりチーム内での役割が明確になることは確実。野良プレイでの楽しみは若干減るかもしれないが，BF1942の楽しみはあくまでも"チーム戦"を意識した対戦なのだ。

　さて，BF1942：SWの発売日には，BF1942本体と旧拡張パック「ロード・トゥ・ローマ」をセットにした「バトルフィールド1942 特別編」（7980円）も発売される。夏休み後の発売となってしまうのが残念だが，まだまだ盛り上がりそうなBF1942の世界。第二次世界大戦モノとしては，"王道"として，確固たる地位を確立しそうな勢いだ。（Gueed）

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