GTAシリーズを生み出したRockstar Gamesの設立者，ダン・ハウザー氏が新たなスタジオAbsurd Venturesを設立

　Rockstar Gamesの設立者の1人であり，GTAシリーズの生みの親でもあるゲームクリエイターのダン・ハウザー（Dan Houser）氏が，新たなスタジオAbsurd Venturesを立ち上げた。

「Absurd Ventures」公式サイト

　Rockstar Gamesの前身であるBMG Entertainmentから「Grand Theft Auto」シリーズを手がけたハウザー氏については，2020年4月20日に掲載した連載記事「ダン・ハウザー氏が引退したRockstar Games。その歴史を振り返る」で詳しくお伝えしたので，合わせて参照してほしい。「レッド・デッド・リデンプション2」が成功を収めたのち，2019年から長期休暇に入り，2020年3月にRockstar Gamesを退職。2021年に「Absurd Ventures in Games」という商標登録をアメリカとイギリスで行ったことが知られていた。


　正式発表に合わせて公開されたトレイラーは，ストック映像と新規の実写映像をモンタージュした内容で，これが新作タイトルを紹介したものかどうかは判然としないが，「ストーリーテリング。慈善活動（Philanthropy）。超暴力（Ultraviolence）」というモットーらしきものが紹介されている。
　また映像では，「質問してもいいですか，それとも私を外に連れ出して撃ってくれますか？」とか「事態がとても奇妙なことになったのは，すべて私のせいでしょうか？」などという謎めいたメッセージが表示され，さらに正式発表前のTwitter公式アカウントには，「ロボットたちは落ち込んでいる」などと書き込まれるなど，AIやアンドロイドをテーマにしたゲームである可能性もうかがえる。

　どのタイミングで新作発表が行われるのかは不明だが，今年で50歳という脂の乗ったゲーム開発者のカムバックだけに，今後の動向に注目したい。