さまざまな選択により人類の未来が決まるナラティブADV「Harmony: The Fall of Reverie」。序盤のストーリーが体験できるデモが公開に

　「Life is Strange」シリーズで知られるDON'T NODは，新作ナラティブアドベンチャーゲーム「Harmony: The Fall of Reverie」（PC / Nintendo Switch / PS5 / Xbox Series X|S）の無料デモをSteamにて期間限定で公開し，PCおよびNintendo Switch向けに2023年6月8日のリリースを予定していることをアナウンスした。なお，PS5およびXbox Series X|S向けには，6月22日の発売が予定されている。

　なお，Steamストアページによると日本語対応は行われていない。また，コンシューマ版の国内展開も未定となっている。

Steamの「Harmony: The Fall of Reverie」ストアページ

　「Harmony: The Fall of Reverie」は，スマートフォンから監視カメラまで人々の情報を一手に牛耳る巨大企業MKが社会に大きな影響をもたらす近未来の世界が舞台だ。失踪した母親の手がかりを求めて故郷に帰ってきた女性「ポーリー」は，母親の家に残されたペンダントに誘われる形で異世界「レヴェリー」に訪れ，そこで人々の願望が具現化された神のような存在「アスピレーション」と出会う。

　アスピレーションには，「Bliss」（至福），「Power」（権力），「Glory」（栄光），「Chaos」（混沌），「Truth」（真実）がいて，彼らの個性と統治スタイルがレヴェリーを変えることになる。そして，ポーリーは「Harmony」（調和）という6人目のアスピレーションであることを告げられ，さまざまな選択を行う中で，現実世界とレヴェリーのバランスを取り，その未来を決定していくことになるという。


　「Harmony: The Fall of Reverie」では，キャラクターを操作する必要がなく，それぞれのシーンが紙芝居のように展開していくグラフィックノベル風のデザインになっている。特徴的なのが，「オーギュラル」（Augural）という世界の未来を決定付けるボードであり，プレイヤーはアスピレーションとの会話や選択によって得られるクリスタルを投資することによって，未来を予見したり，新しいストーリーの分岐を獲得したりして，その選択によって異なるストーリーへと変化していくようだ。


　公開されたデモは，5月21日までの期限限定で配信されており，序盤のストーリーを体験できる。物語重視のゲームであるため，日本語のサポートがないことから敷居の高さを感じるかもしれない。しかし，DON'T NODのゲームとしては新しいスタイルになっており，ファンなら注目できる作品だろう。


　「ソニック」のファンとして知られ，「マインクラフト」や「Guild Wars 2」に楽曲を提供してきた気鋭のコンポーザー，レナ・レイン（Lena Raine）氏も参加しているとのことなので，ビジュアルスタイルだけでなくサウンド面もチェックしながらデモを遊んでみよう。

「Harmony: The Fall of Reverie」公式サイト