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印刷2020/10/26 16:17

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「マブラヴ」シリーズの今後の展開が明かされたオンラインイベントから新情報をまとめて紹介

 ゲームブランドâge(アージュ)は,2020年10月24日にオンラインイベント「白陵大付属aNCHOR学園 WEB生徒総会」を開催した。

画像集#001のサムネイル/「マブラヴ」シリーズの今後の展開が明かされたオンラインイベントから新情報をまとめて紹介

 約4時間にも及んだこのイベントでは,開発中の新作タイトルである「Project Immortal」「Project MIKHAIL」「マブラヴ アンリミテッド ザ・デイアフター(TDA)episode:04」の最新情報が発表されたほか,学園祭をテーマにした各種企画が催された。
 イベントの詳細は,アージュのマブラヴ公式チャンネルにアップされているアーカイブでも確認してもらうとして,ここでは最新情報を中心にイベントの模様をまとめて紹介しよう。

「マブラヴ」シリーズ原作者の吉宗鋼紀氏
画像集#002のサムネイル/「マブラヴ」シリーズの今後の展開が明かされたオンラインイベントから新情報をまとめて紹介


 最初のコーナーである「tororo船長のマブラヴ伝説」では,tororo氏からマブラヴを知って間もない人に向け,あらためてマブラヴが生み出した”伝説”が語られた。

 吉宗氏が原案/シナリオ/メカニックデザインを手掛けた「マブラヴ」は,当時流行していた“学園もの”のギャルゲーを作ろうと思い立ったのがキッカケだったという。吉宗氏が“萌え”が分からなかったことで一時企画が行き詰まるも,一緒にゲームを作っていたバカ王子ペルシャ氏(※1)から「『戦闘妖精・雪風』(※2)みたいなものがやりたい」と言われ,結果,吉宗氏は“学園ロボもの”としてマブラヴの企画書を書くに至ったそうだ。

※1:アージュより発売された恋愛アドベンチャーゲーム「君が望む永遠」の原画などで知られるバカ王子ペルシャ氏
※2:「戦闘妖精・雪風」は,神林長平氏によるSF小説。OVA化もされている


 その後,吉宗氏はリサーチのためにギャルゲーメーカーの偉い人たちに話を聞きにいくも,「絶対に売れないからやめたほうがいい」と言われてしまう。しかし,吉宗氏は逆に「やった! ライバルがいない! 大チャンスだ!」と思ったそうだ。

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 「マブラヴ」と「マブラヴ オルタネイティヴ」は,2本で1つの作品という構成になっている。マブラヴの発売日にオルタネイティヴの告知がされ,本来半年ほどでリリースする予定だったが,実際にオルタネイティヴが発売されたのは3年後。リリースが遅れた理由は,吉宗氏の“変態的こだわり”だったという。

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 ちなみに,冬コミでオルタネイティヴの発売日を発表したが,ファンの反応は「いや,出ないだろう」というものだった。当時,雑誌にプレイレポートを掲載するも,ファンは発売を信じてくれなかったとtororo氏は振り返る。

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編注:このあたりの制作秘話は「こちら」の吉宗鋼紀氏インタビューでも語られている(※本編のネタバレあり)。2016年末掲載の記事だが,気になる人は前・中・後編の大ボリュームインタビューの前編を下記リンクから。

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 「マブラヴ オルタネイティヴ」の発売から10年。ブラウザゲーム「ストライクフロンティア」がサービスインするなど,今も広がる「マブラヴ」ワールドだが,その仕掛け人がアージュ代表の吉宗鋼紀氏だ。今回,吉宗氏とマブラヴファンのライター,マフィア梶田氏BRZRK氏の3人が対談することになった。マブラヴ関連の最新情報も飛びしたこの対談を,前後編に分けてお届けしよう。

[2016/12/28 12:00]


 そんなマブラヴの統括プロデューサーを務めるtororo氏は,「マブラヴの制作は普通のゲームの4倍かかるが,普通のゲームの4倍以上濃厚に楽しめる」と説明。「すべての中核は“物語”であり,ゆるぎない魂・芯を作れば永遠に愛される作品になる」とし,マブラヴの圧倒的な完成度は世界に届くポテンシャルを持っているとコメントした。

画像集#008のサムネイル/「マブラヴ」シリーズの今後の展開が明かされたオンラインイベントから新情報をまとめて紹介

 また,「原作者を増やすオンラインサロンの開設」や「君が望む永遠」の英語版入りバージョンの制作など,これからの取り組みについても言及があった。

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広報コーナーでは,フィギュアメーカーFREEing(フリーイング)が制作中の「冥夜&純夏バニーフィギュア」の原型が公開された。2021年発売予定
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 続いて紹介するのは,「Project Immortal」iOS / Android / PC)の進捗状況が明かされた「きたくおうの“ひとり反省会”〜生徒指導室からごめんなさい〜」のコーナーだ。
 「反省会」「ごめんなさい」というキーワードから察せられるように,開発の進行は遅れているようだ。ただし,10月に配信を予定していた体験版がなくなるだけで,当初予定していた2021年内のリリースは変わらないとのこと。進行の遅れについては,きたくおう氏自らが自身の挫折談と共に赤裸々に語っているので,詳しく知りたい人はアーカイブを確認してもらいたい。
 ゲームに関する新情報はなかったが,戦術機の動きなど細かな部分の作り込みは進んでいるようで,チラ見せ程度ではあるがゲーム画面も公開された。

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 文化部発表「Project MIKHAIL展示『くまちゃんのBETA研究室』」のコーナーでは,ディレクターのくまちゃんこと熊野 淳氏が登壇し,3Dモデルの戦術機を操作して地球外起源種“BETA”と戦うアクションゲーム「Project MIKHAIL」PC / iOS / Android)の最新映像が公開された。

映像では戦術機とBETAの滑らかな動きが確認できたが,熊野氏によれば,まだ想定しているクオリティには達してないとのこと
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 Project MIKHAILでは,原作の設定を忠実に再現することを考えて制作しているものの,例えば,戦車級は設定どおりのサイズにすると小さくなりすぎるなど,3Dアクションゲーム化する際の懸念点をどう克服するかが開発の課題になっているそうだ。
 初出の情報として,アドベンチャーパートの映像も公開された。バトルで使用する3Dモデルがそのままカットシーンで使われる仕様で,プレイヤーがカスタマイズしたものがきちんと反映されるという。

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 文化部発表「Project-TDA」のコーナーでは,原作者である吉宗氏より「マブラヴ アンリミテッド ザ・デイアフター」(TDA)の情報として新たにイメージボード4枚が公開された。

凄乃皇が描かれたイメージボード。虹色の半円は次元境界面の色と吉宗氏は説明した。まだ明かすことはできないが,有名な人に描きおろしてもらったとのことだ
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 また,これまで開発を進めつつ情報を公開してきた「episode:04」が,完全新作タイトルとして,名前を変えてリリースされることが発表された。
 tororo氏の説明によると,原作者である吉宗氏が開発にがっつりと関わっている「episode:04」は,過去作をプレイしていない新規のプレイヤーでも十分に楽しめるクオリティに仕上がっているため,独立した単品の作品としてリリースしたいとのこと。要するに,「episode:03」まで読破しているプレイヤーでなくても遊べるタイトルになるわけだ。
 ちなみに,吉宗氏は初期プロット以降で関わっていないエピソードもあるため,「episode:04」の開発に関して,人の作品を横取りするような複雑な気持ちもあったと心境を吐露している。しかし,最終章を飾るのが原作者の吉宗氏であれば,誰しもが納得できる流れではないだろうか。
 なお,新しいタイトルについてはユーザーから募集して決めるとのことで,投稿フォームがすでに開設されている。

 美郷あきさんと栗林みな実さんによる「軽音部!ライブ」の後に,アニメ版「マブラヴ オルタネイティヴ」の最新映像が公開された。

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 映像についてはサンプルを含んだ“特報PV”であり,監修がすべて通った状態ではないとの説明があったが,画面狭しと動き回る戦術機・武御雷の雄姿はクオリティの高さを感じさせてくれる仕上がりだ。PVの最後には,「テレビ放送が2021年開始」という予告も。


 個人的に,今年2020年はマブラヴにとって大きな転機となった年だと感じられたが,新作のリリースを控え,オルタネイティヴの発売から15周年を迎える2021年も大いに期待できる年になりそうだ。

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