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「オーバーウォッチ 2」開発者座談会まとめ。PvEモード「ヒーローミッション」は繰り返し遊べる作りに
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印刷2021/02/22 21:06

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「オーバーウォッチ 2」開発者座談会まとめ。PvEモード「ヒーローミッション」は繰り返し遊べる作りに

 北米時間2021年2月19日と20日に開催された,Blizzard EntertainmentのデジタルイベントBlizzConline 2021において,「オーバーウォッチ 2」PC / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch)の開発者たちによる座談会が行われた。


 オープニングセレモニーでは新しいトレイラーの公開など目立った発表のなかった「オーバーウォッチ 2」だが,そもそも2021年内のローンチは予定されていない(関連記事)。とはいえ,40分近く行われた座談会では実際のゲームプレイシーンなど披露されており,順調に開発が進んでいるのは間違いなさそうだ。

 この座談会では,本作の新たなロケーションとなる「ローマ」「ニューヨークシティ」のほか,PvEモードとなる「ヒーローミッション」やキャラクターのレベルシステムについても詳しく紹介されたので,その内容を以下にまとめてみたい。


新マップ:ローマとニューヨークシティ


 「オーバーウォッチ 2」のゲームマップはすべて一新されるものと思われるが,その中でも今回発表されたのが「ローマ」と「ニューヨークシティ」の2つだ。ローマは古代遺跡群が特徴的で,ロマンチックで荘厳な雰囲気を最大限に表現しようと試みているという。コロッセオやヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂のような建物と,その間に建設された未来的な建物の対比が興味深い。また,ニューヨークシティもアールデコ風のシックな雰囲気を保ちつつ,グランドセントラル駅の構内や,高層ビルに囲まれるようにして並ぶアパート群などが,オーバーウォッチらしい味付けで再現されている。

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PvPモードで調整されるロールの役割


 PvPモードは,現行の「オーバーウォッチ」から大きく変化しそうで,それぞれのロールの役割を大きく変える「ロール・パッシブ」(Role Passive)という新しいシステムが導入されるそうだ。例えばタンクの場合,敵の攻撃によるノックバックが減少するほか,敵がタンクを攻撃してもアルティメットチャージは溜まりにくくなる。DPS系は移動速度がアップし,サポートはマーシー以外でもゆっくり体力が回復するようになる。

画像集#025のサムネイル/「オーバーウォッチ 2」開発者座談会まとめ。PvEモード「ヒーローミッション」は繰り返し遊べる作りに

 また,タンクはシールドを持って味方を守りながらゆっくり動くという役回りよりも,全面に出て力任せに相手に激突していく“ブロウラー”に仕立てる方向で実験が進められているという。今回,その例として紹介されていたラインハルトは,2つのファイアーストライクが用意されるほか,チャージキャンセルのアビリティが与えられている。かなりアグレッシブなロールになりそうで,チャージ中でも動き回りやすいよう調整が進められており,急襲のようなプレイもできそうだ。
 まだ決定したわけではないようだが,ゲームデザイナーのジェフリー・キャプラン氏は「アサルトモードを別のものに置き変える可能性もあり,現行版からすべてを引き継ぐわけではない」と語っている。


発砲音の変更点


 ウェポンシステムにも変更が多そうだが,今回発表されたのが「Weapon 2.0 Sound Path」というものだ。現行バージョンでも,武器から発せられる音には早くから気を使って開発が行われてきたそうだが,今回は残弾数が少なくなるにつれて微妙に発砲音が変わるという。これにより,UI上の残弾数に目を配ることなく,耳で判断できるようになるわけだ。
 さらに音響もアップグレードされ,広い場所や狭い通路といった空間の違いによっても,発砲音に変化が出るという。

画像集#026のサムネイル/「オーバーウォッチ 2」開発者座談会まとめ。PvEモード「ヒーローミッション」は繰り返し遊べる作りに

 もちろん,武器の取り回しの調整も進められている。銃を撃つと,プレイの邪魔にならないレベルで視界が振動するようになるため,没入感がさらに高まっているようだ。


新キャラクター“ソジョーン”はレイルガンが武器


 2019年に初めて「オーバーウォッチ 2」がアナウンスされたときに,合わせてお披露目されたキャラクター「ソジョーン(Sojourn)」は,真っ白なドレッドヘアが特徴的なアフリカ系カナダ人で,元々はジャック・モリソン直属の隊長としてオーバーウォッチで活動していた過去を持つ。彼女が手にするプライマリーウェポン「レイルガン」は,連射速度が低い代わりに高いダメージを持つので,エイムのうまさがカギとなりそうなキャラクターと言えるだろう。

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新たなPvEモードの名称は「ヒーローミッション」


 キャプラン氏は,「オーバーウォッチ 2は現行版のアドオンでもなければ拡張でもなく,さらに進化を遂げたリプレイスメントである」と語っている。リプレイスメントは「代用」の意味を持つが,つまりは現行版を完全にとって変えてしまうものであるという意味合いを持っているかも知れない。

画像集#013のサムネイル/「オーバーウォッチ 2」開発者座談会まとめ。PvEモード「ヒーローミッション」は繰り返し遊べる作りに

 その上で,今回新たに発表されたのが「ヒーローミッション」(Hero Mission)というゲームモードだ。これはリプレイ可能な「Co-op型PvEモード」であり,もっと自分のペースでゲームを楽しみたいという人や,これから新しく「オーバーウォッチ」の世界観に浸りたいという人にアピールすることを念頭に,開発が進められているという。

 ヒーローミッションは,世界マップに表示されるいくつかのミッションを選び,好きなキャラクターを選択してプレイしていくことになる。毎晩このモードだけを遊ぶプレイヤー層を想定して,開発チームは何百ものミッションを用意しており,レベルを上げていくような成長要素も含んでいるそうだ。「ペイロード」のようなおなじみのものから,「スカベンジャーハント」や「キル・クエスト」「ウォール・オブ・デス」,そして「ギャザー&リターン」など,ミッションタイプもバラエティに富んだものが用意される。

画像集#002のサムネイル/「オーバーウォッチ 2」開発者座談会まとめ。PvEモード「ヒーローミッション」は繰り返し遊べる作りに

 マップについては,現行版をベースにしたものが多そうだが,これまでは侵入不可能だったエリアがオープンになったりと,同じ雰囲気を留めつつも新鮮さを表現しているのが見どころの1つになりそうだ。さらに,時間と気象効果が加わり,昼,夕方,夜などでステージの雰囲気も変わるほか,ゲーム中に雨,吹雪,砂嵐なども発生する。こうした情報は,ミッションを開始する前に状況が通知されるため,例えば視界が悪いときは,相手の位置を確認できる能力を持つハンゾーやウィドウメーカーといったキャラクターを使おう,というような戦略的なチョイスも楽しめそうだ。


RPG的な成長要素を追加するタレントシステム


 「オーバーウォッチ 2」では,それぞれのキャラクターが,3つの異なる「タレント」と呼ばれるスキルツリーを保有することになる。今回紹介されたところでは,ラインハルトの「Crusader」「Juggernaut」「Guardian」,ソルジャー76の「Commander」「Rifleman」「Vigilante」,そしてマーシーの「Field Medic」「Valkyrie」「Savior」だ。
 それぞれのキャラクターの特徴を表現しつつ,例えばソルジャー76は一定距離に敵が入ってくると,自動的に跳ね除けていくというような,かなりパワフルなタレントを習得できる模様だ。それぞれのタレントにはレベルアップで得たポイントを割り振っていくという仕組みになっており,現時点ではそれぞれのキャラクターに異なるタレントが用意されているのが,公開された映像から分かる。

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敵ユニットの強化


 開発者達が2020年度に最も時間をかけていたというのが,敵ユニットの強化だ。ロボット組織「ヌルセクター」(Null Sector)にさまざまなエネミ―タイプが用意されており,ニワトリのように二本足で軽快に走り込みながら襲ってくる雑魚風ロボットのスライサー(Slicer)から,幽霊のように浮遊した状態で徘徊し,プレイヤーを見つけると頭上を回っていたオーブを使って自分の近くにプレイヤーを手繰り寄せ,さらにチェーン状の髪の毛で至近距離攻撃を加えるプラー(Puller)といった,強力な敵もいる。

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 その中でもミッションタイプに合わせた「オブジェクト・ユニット」は気になるところ。その1つとして紹介されたブリーチャー(Breacher)は,プレイヤーを攻撃することもなく目的の場所にゆっくりと向かい,その硬い装甲で守られていた爆弾を発動させることで,プレイヤーたちのミッション遂行を阻止してくる。

 また,それぞれのロボットにはパーツごとにダメージ効果が用意されており,例えば両腕に銃砲を抱えたロボットであれば,それぞれの銃砲やクモのような足が被弾することで,本来の力を失うようだ。これは,邪悪なロボットを木っ端みじんにしていく気持ちよさを表現するもので,ほかの部分でも,スーパーヒーローが活躍するファンタジー世界を表現するよう努めているとのことだった。
 とくに,10体程度の敵が固まっているような場所においては,1体の敵を倒すことで発生した爆破や落下が,その近くにいる敵を巻き込んでいくという細かい物理効果も用意されている。


キャラクターアートの変更点


 「マクリ―」「ファラ」「リーパー」そして「ウィドウメーカー」のコンセプトアートも紹介された。シリーズの開発に利用している「Domino」ゲームエンジンが進化したことで,テクスチャの解像度も大きく向上しており,とくキャラクターの衣装は非常に細かく描かれ,生地の網目もしっかりと確認できる。

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 その中でも非常に気を使ったのがマクリ―で,西部劇のカーボーイのような風貌を壊すことなく,バリエーションを増やしている。前作から時間が経過したことで髭が伸びているのも分かるはずだ。ファラは顔の表情が分かりやすいくなるようバイザーに透明度が加わり,変化を付けにくいリーパーは,黒と白のコンビネーションを黒と銀色にすることで怪しい雰囲気を強調している。ウィドウメーカーはサイバーパンク風なルックを強調するとともに,トレードマークでもあるロングポニーテイルはさらに太めに,編み込みも目立つようになっている。

 ファラの表情が見やすくなったのは,Dominoエンジンの改良が進み,ゲーム中でもCGアニメーションのような顔の表情を表現できるようになったからだ。また,衣服の揺れ動きなども再現できるようになっており,このあたりのビジュアル面では大きな飛躍を遂げているようだ。

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 ストーリーについては,オーバーウォッチが解散したことで十分な政府のサポートを受けられないまま,自分たちで世界を駆け回りながらオムニックと戦っていくという内容になることは以前から明らかにされているが,オムニックから分離したヌルセクターという軍団が何者なのか,実際に世界はどのような状況になっているのかなどは,まだ明らかにされていない。

 しかし,CGショートムービーによってストーリーに付加価値が付けられていた現行版とは大きく異なり,ミッションごとにイントロとエンディングのムービーが用意されているだけでなく,それぞれのミッションでキャラクターのストーリーを展開させていくとのことで,台詞の数も大幅にアップしている模様だ。
 イントロが終わるとそのままゲームが開始するという流れになっているのが,今回のパネルセッションの映像からも分かったが,ゲーム中でも特定の建物に近づくと爆破が起きるなど,よりダイナミックなシーンチェンジによって,ストーリーの展開を盛り上げていくという。

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 発売まではしばらく時間のかかりそうな「オーバーウォッチ 2」だが,まだ現行版が現役であることもあって,開発チームも時間をかけてしっかりと作品づくりをしているという印象だ。続報を楽しみに待ちながら,その開発の進展を見守りたいところである。

※画像はすべて配信画面をキャプチャーしたもの。

「オーバーウォッチ 2」公式サイト


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