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Epic Games,独占禁止法違反でAppleをEUの欧州委員会に提訴
Epic Game Files EU Antitrust Complaint Against Apple
欧州委員会に提出された訴状は,Appleがさまざまな規制をかけてアプリの配信と支払いプロセスにおける自由な競争を阻害していると主張。AppleはiOSのエコシステムを利用して競争相手を排除することで利益を挙げており,これは支配的な立場の濫用であり,EUの定めた規約に違反しているとしている。
2020年8月24日に掲載した記事でお伝えしたように,Epic Gamesが「フォートナイト」に独自の決済システムを導入したところ,iOS向けのアプリストア「App Store」と,Android向けのアプリストア「Google Play」から「フォートナイト」が削除されるという出来事が起き,これを不服としたEpic Gamesが反トラスト法違反としてAppleをカリフォルニアの連邦地方裁判所に訴えた。AppleはEpic Gameに反訴し(関連記事),現在,審理が継続中だ。
Epic GamesのCEOを務めるTim Sweeney氏は,「消費者には好きなところからアプリをインストールする権利があり,開発者は公正な市場で競争する権利があります」とし,Appleが競争を阻害しているために高い値段を支払うのは消費者にとっては悪いことであり,Appleの裁量にすべてがかかっているのは,開発者にとって良くないことだと述べている。
Access Accepted第657回:Apple対Epic Games:「フォートナイト」のプレイヤーを巻き込んだ戦いの幕開け
Epic Gamesが配信するバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」が,App StoreとGoogle Playから削除されるという出来事が起きた。理由は,2020年8月13日にスタートしたEpic Games独自のモバイル向け決済手段「Epic ディレクトペイメント」にあるという。今週はその話題を紹介したい。
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