マーベラスが今夏の配信を目標に開発を進めているスマートフォン向け新作アプリ
「クロノドラゴン 〜ななつの光と太初の樹〜」(
iOS /
Android)のオープンβテストが,2015年8月20日にスタートした。
このβテストはAndroid OSを対象に,8月24日12:00まで行われる予定となっているが,今回4Gamerでは,OBTバージョン相当のクロノドラゴンを事前にプレイする機会を得た。本稿では,同作の概要をあらためて紹介しつつ,アクション部分の手触りを含む全体的なプレイフィールをお伝えしよう。
「剣と魔法のログレス」のマーベラスが放つ期待の新作
キャラメイクはシンプルだがカスタマイズの幅は広そう
「
こちら」の記事でもお伝えしたように,本作は
「剣と魔法のログレス いにしえの女神」(
iOS /
Android)を展開するマーベラスの新作タイトルだ。プレイヤーは
「ウォーリア」「アーチャー」「ウィザード」のいずれかの職業に就き,ドラゴンを筆頭とする強力な魔物と戦いつつ,王国軍から命じられた「ある調査」を進めていくことになる。
プレイアブルキャラクターとして用意されている3つの職業は,パラメータの伸び方や使用できるスキル,装備できる武具がそれぞれ異なっており,最初にどれを選ぶかでプレイの印象も変わるようになっている。以下に,各職業の特徴をまとめるので,まだ本作をプレイしていない人は,遊ぶ前にザッと目を通しておくといいだろう。
ウォーリア(攻撃力:★★ 防御力:★★★ スピード:★)
高い防御力を活かし前衛として活躍できる近接攻撃タイプのキャラクター。剣や斧を振り回し,近くの敵を巻き込むように攻撃する。通常攻撃には若干の突進性能もあるので意外と扱いやすい。スキルには強力な打撃技のほか,自分を含むパーティメンバーの攻撃力を上昇させるバフも存在する
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アーチャー(攻撃力:★★★ 防御力:★ スピード:★★★)
弓矢による強力な遠距離攻撃を得意とするキャラクター。防御力はやや物足りないが,移動速度が速いのでプレイヤーの上達に伴い活躍度が増しそう。スキルは高火力な中〜遠距離攻撃が揃っているほか,自分を含むパーティメンバーの攻撃速度を上昇させるバフも用意されている
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ウィザード(攻撃力:★★ 防御力:★★ スピード:★★)
魔法による遠距離攻撃を得意とするキャラクター。弾速はアーチャーに劣るが,ウィザードの通常攻撃は,着弾対象の近くにいる敵に連鎖的にダメージを与えるので,群れに対しては有利に立ち回れる。攻撃スキルのほか,自分を含むパーティメンバーの防御力を上昇させるバフや,HPを回復するヒールなども習得可能
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職業を選んだら,お次はキャラクターの見た目を決定する。職業によって性別が固定されているため,キャラメイクの幅はさほど広くないのだが,本作では装備によってキャラの見た目が変わるほか,見た目専用の装備品「アバター」も用意されているので,カスタマイズの幅はかなり広そうだ
「スマホ向けらしさ」が随所に盛り込まれた
爽快感バツグンの本格アクションRPG
クロノドラゴンのゲーム序盤はチュートリアルを兼ねた作りになっており,素直に遊んでいればゲームモードの種類や操作方法,キャラの育成要素など,ひととおりの情報を得られるが,本稿でもざっくりと紹介しておこう。
本作には,通常のゲームモードとなる「クエスト」のほか,曜日クエスト/連続クエスト/レイドからなる「イベント」,クエストに登場したボスと戦える「エクストラダンジョン」といったコンテンツが用意されている。プレイヤーは“スタミナ”や“チケット”を消費することで,これらのモードに挑戦できるのだ。
ストーリーモード的な側面もあるクエストは複数のエリアで構成されており,1エリアにつき15のステージが存在している。各エリアの最終ステージにはボスが待ち受けているので,まずはこれの討伐を目標にゲームを進めるといいだろう。
なお,各ステージではクリア方法を「ノーマル」「タイムリミット」から選択できるほか,STORY/HARD/HELLという3段階の難度が用意されている。もちろん「ソロプレイ」だけでなく「マルチプレイ」(自分を含め最大3人)も可能だ。
バトルでの操作方法は,この手のアプリでお馴染みのバーチャルパッド/ボタン方式。パッドは画面左側でタッチしたところが始点となるタイプなので,キャラの移動はかなり快適だ。ちなみに筆者は,SHIELD Tablet(8インチ)とZenFone 5(5インチ)でプレイしたのだが,後者の場合,スキルやポーションを使い分ける際にやや窮屈さを感じたものの,動作自体はどちらでも安定していた。
通常攻撃はタップ連打でも押しっぱなしでも連続技になる
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実際にキャラを動かしてみてまず驚かされるのは,アクションのスピードだ。本作は同種のスマホ向けアプリと比べて自キャラの移動速度が速く,プレイしていてかなり気持ちがいい。攻撃方向は近くの敵にオートターゲットされるので,「速すぎて攻撃を当てられないんですけど!」みたいなことにもならないのが好印象だ。
ちなみに通常攻撃は,攻撃ボタンを連続タップもしくは押しっぱなしにすることで連続攻撃になる。手動操作がベースになっているものの,適度な操作補正がかけられているため,高いアクション性とプレイアビリティが両立されているというわけだ。
なお本作には,「防御」アクションは用意されていないのだが,代わりに「回避」アクションが用意されている。一度発動するとクールダウンが終了するまで再発動できないが,無敵時間と移動距離を兼ね備えたアクションなので,文字どおり緊急回避手段として活用できる。回避のクールダウンタイムはパッシブスキル(後述)で短縮できるので,キャラを育てれば短い間隔で回避アクションを使えるようになり,アクション性もさらに向上するはずだ。
遠距離攻撃をしてくる敵が多いが,キャラの移動速度が速いので十分回避できる。高難度ダンジョンではプレイヤースキルの差が出てきそう
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ちなみに本作では,便利な「AUTO」モードも用意されている。これをオンにしている間は,キャラが自動的に敵を探し,攻撃を行ってくれるのだ。本作ではキャラのレベル上げや装備の強化素材集めのために,クエストを周回プレイするのが基本なのだが,AUTOモードを利用すれば忙しいときでも安心。スキルやポーションはAUTO中でも手動で使用できるので,セミオート感覚でプレイするのもオススメだ。
バトルバランスは,敵のパラメータ的な強さと属性間の相性(氷→火→毒→雷→氷……という優劣関係のほか無属性がある),バッドステータスによって変化する。とくに重要なのがバッドステータスで,スタンや感電,しびれなど,行動を抑制される効果がヤバい。連続的にくらうと効果時間が上書きされるため,場合によってはハメ殺されることも
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AUTOバトルはとにかく便利。スキルやポーション,回避を手動で使用すれば,大抵のステージに対応できるだろう。ただしスタン持ちの敵がいるステージだけは手動で攻略したい(AUTOだとキツい)
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さまざまなコンテンツがゲームの進行状況に応じてアンロックされていく
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基本的にはスタミナ制のゲームだが,連続クエスト,エクストラダンジョンなど一部のコンテンツはチケットを消費して楽しむ。いずれのポイントも時間経過に伴って回復する仕組みだ
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アクティブスキルは4つまでセット可能。そのほか,武器に付与されている固有アビリティも,アクティブスキルのような感覚で使用できる
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プレイのモチベを高めてくれる充実した育成要素
さまざまなバトルコンテンツが用意されているクロノドラゴンだが,それらを満喫するためにはキャラをどんどん強くしなければならない。本作のプレイヤーキャラは敵を撃破したときや,バトルをクリアした際に経験値/ゴールドを入手し,経験値が一定値まで溜まるとレベルアップ。各種パラメータが強化され強くなる仕組みだ。
キャラが特定レベルに達すればさまざまなスキルを習得/強化できる。スキルには,4つあるスロットへ任意にセットできるアクティブスキルと,自動的に効果を発揮するパッシブスキルの2種類がある。つまりバトルを繰り返していれば,キャラはどんどん強くなるのだ。
セットしたアクティブスキルの組み合わせによって立ち回り方が変化する。ソロ用であれば火力重視のセッティングで構わないが,パーティプレイを楽しむなら,バフ/回復スキルも必要になるだろう
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装備するだけで戦闘能力が確実にアップする武器や防具も,本作の重要な要素だ。装備品は手(武器),頭,胴体,足腰,背中,首,指(2か所)の計8か所に装備できるほか,そのアイテムの攻撃力/防御力の10%が加算されるサブ装備スロット(4か所)も用意されている。
これらにはそれぞれレアリティ(★1〜6まで)とランク(+4まで)が設定されており,バトルなどで入手できる素材を用いて強化/覚醒が可能だ。装備を覚醒させるとランクがあがり,さまざまな効果を持つ固有スキル/アビリティがランダムで付与されたりもする。やり込みプレイが好きな人にはたまらない仕様と言えるだろう。
装備アイテムはバトルの報酬として入手できるほか,有料/無料ガチャでもランダムで得られる
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装備の強化は,武具のレベルを高める「強化」,新しいアビリティを付与する「覚醒」,レアリティをアップする「進化」のほか,各武具7か所あるスロットにルーンをはめ込みパワーアップする「ルーン」,武具スキルのレベルを上げる「鍛錬」などがある
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バトル報酬で得られる武具はレアリティ/ランクが低めだが,強化/進化/覚醒システムを活用すればいずれは強くなる。今回プレイしたバージョンでは,無課金の範囲でも数時間のプレイでエリア3に突入できた
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なお本作では基本的に,クエストモードのノーマルで武具を,タイムリミットモードでアクセサリーを集められるようになっており,それらをパワーアップさせる素材は曜日クエストで入手できる。今回のβテストバージョンをプレイした限りでは,上記したプレイサイクルを地道にこなしていれば,無課金の範囲でも十分楽しめそうな印象を受けた。このあたりのバランスが,正式サービス時にどうなっているかに注目したいところだ。
クロドラの華はマルチプレイによる「レイド」
「広場」でのプレイヤー同士の交流も楽しい
ここまで,クロノドラゴンの基本的な要素を紹介してきたが,本作におけるメインコンテンツは,何と言っても「レイド」だ。最初のレイドボスは,エリア2/ステージ15をクリアするとアンロックされる「ワイバーン」である(難度は10段階)。
レイドの難度は10段階。難度に応じた報酬が用意されており,ワイバーンの場合は,討伐することでワイバーン固有の装備アイテムや,各種ルーンなどを入手できることがある
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筆者もさっそく挑戦してみたのだが,レベル1〜3まではソロでも意外と簡単に討伐できた。しかしレベル4あたりから勝率が下がりはじめ,レベル5でついにギブアップ。そこで編集部のスタッフに協力を求め,マルチプレイで再チャレンジしてみたところ,辛うじて討伐することができた。
ネタバレをを避ける意味で具体的な討伐方法は伏せるが,レベル20〜30程度のキャラクター3人で各職業のバフをフル活用しつつ,敵の大技を食らわないよう注意しながら戦えば,レベル5〜6のワイバーンも余裕で倒せるのではないだろうか(それ以上の難度は未知数)。オープンβテストでのワイバーン討伐に挑戦しようと考えている人は,そのあたりの情報を参考にするといいだろう。
各バトルコンテンツの準備画面で「パーティ募集」「パーティ参加」を選択することでマルチプレイを楽しめる
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一般的なMO RPGのロビーに相当する「広場」では,ほかのプレイヤーとチャットを楽しんだり,パーティ募集/参加をしたりできる
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ワイバーンはクエストに登場する一般的なボスよりも当然強く,安全地帯から一方的に攻撃してきたり,破壊しなければならないオブジェクトが出現したりと,一筋縄ではいかない。各職業のバフを駆使しつつ,力をあわせて攻略に挑もう
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一度のバトルに持ち込めるHP/MPポーションはそれぞれ5つ。長期戦になりがちなレイドでは回復薬が尽きやすいので,ヒールを持つウィザードはぜひパーティに加えたいところだ
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本稿の執筆に際し,ウィザードをレベル30くらいまで育ててみたのだが,テンポのいいバトルと充実したキャラ育成要素のおかげで,ついつい時を忘れて遊んでしまった。ちなみに,経験値稼ぎ&素材集めには快適なAUTOバトルを多用したのだが,ステージに登場する魔物の構成によっては,手動操作に切り替えないと(たとえ格下相手でも)死ねるという点も面白い。キャラの挙動がやけにスピーディだったり,回避アクション/ポーションの使用に制限があったりと,ゲームを進めるにつれてプレイヤースキルが問われる
“本格アクションRPGとスマホ向けゲームのいいとこ取り”と言えるような仕上がりなので,この手のゲームが好きな人ならきっと楽しめるのではないだろうか。
一方で,スタミナ制が採用されている点や,強力な武具がガチャで手に入る点など,ゲームの印象を左右するマネタイズ周りの仕様を深く確認できなかったのは少々気がかりだったりする。恐らく正式サービス後,ログインボーナスや各種イベント/キャンペーンでバランスが取られるものと思われるが,すでに「剣と魔法のログレス」の運営で成功を収めているマーベラスの作品だけに,コアプレイヤーだけでなく,ライトユーザーでも十分楽しめるタイトルになりそうだ。
なお,現在行われているオープンβテストのプレイヤーデータは,今夏予定の
正式サービスへ引き継ぎが可能とのこと。クロノドラゴンに興味を持った人は,8月24日12:00までにキャラを育成し,正式サービス後のレイド討伐に備えておこう。