「Total War: Rome II」に「プトレマイオス朝エジプト」が順当参戦。8つすべてのプレイアブル勢力が揃う

　The Creative Assemblyは，「Total War: Rome II」の公式サイト内にある専用Wikiページを更新し，新たなプレイアブル勢力として「プトレマイオス朝エジプト」（Ptolemaic Egypt）を発表した。

　プトレマイオス朝エジプトは，アレキサンダー大王の死後，その将軍であったマケドニア人のプトレマイオスが独立して成立した，古代エジプト文明では異端にして最後の王朝である。プトレマイオス家は，古来から続くエジプト文化や宗教を受け継ぎながら，その首都アレキサンドリアの繁栄に見られる交易と知的探求で，紀元前306年から紀元後30年までの間，地中海において大きな勢力を保っていた。また，世界史には興味のない人でも必ず耳にする「クレオパトラ」（7世）を輩出した王朝としても有名である。


　ゲーム中では，槍や剣に秀でた戦士ばかりでなく，戦闘馬車や象兵など，ユニークなユニットが登場する見込みで，プトレマイオスの軌跡を辿るかのようにギリシャ系国家を制圧し，さらには近隣の強国であるカルタゴを陥落させるというミッションになりそう。ただ，侵略王朝であるために誇り高い先住民達からの反感も高く，少なからず内乱に悩まされることになりそうだ。

　2012年12月初頭にTotal War公式サイトで専用Wikiが公開され，ローマ帝国の詳細が公表されて以来（関連記事），今回のプトレマイオス朝エジプトで，ようやく予定されていると思われる8つのプレイアブル勢力が出揃った。今後も，本作で導入される新フィーチャーや周辺部族，個々の文明の独自ユニットといったものが詳しく紹介されていくはずなので，数千ユニットが入り乱れる古代地中海の壮大な戦いにウズウズして堪らないというファンは，これからも公式サイトを細かくチェックしておくと良いだろう。

「Total War: Rome II」公式サイト