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絶妙過ぎる内容でプレイを中断するタイミングが見つからない! 巧 舟氏ディレクションの新感覚ミステリー「ゴースト トリック」を遊んでみた
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印刷2010/06/25 00:00

レビュー

絶妙過ぎる内容でプレイを中断するタイミングが見つからない! 巧 舟氏ディレクションの新感覚ミステリー「ゴースト トリック」を遊んでみた

ゴースト トリック
 6月19日,カプコンはニンテンドーDS用ソフト「ゴースト トリック」を発売した。本タイトルは,巧 舟(たくみ しゅう)氏がディレクターを務めた完全新作のミステリーである。
 「逆転裁判」シリーズを手がけたことで知られる巧氏が手がける新作は,はたしてどのようなものに仕上がったのか。ストーリー的なネタバレをできる限り避けて,その魅力を紹介していこう。


「ゴースト トリック」公式サイト


「…今夜。私の目の前でダレも死なせるつもりはない」

“トリツク”“アヤツル”“死の4分前にモドル”を駆使して

運命を“更新”せよ!


ゴースト トリック
 本タイトルは,主人公のシセルが死んでタマシイとなった状態でスタートする。シセルは記憶を失っており,自分が誰で,なぜ死んだのか分からない状態だ。困惑するシセルだったが,そうこうするうちに,タマシイが死後一夜経つと消失してしまうことを知る。タイムリミットとなる夜明けまでに,自分の身に何が起こったのかを解明することになるのだ。

 その過程で,シセルは,ヒロインのリンネ刑事をはじめ,さまざまな登場人物達と関わっていく。しかしタマシイは生きている彼らからは見えないし,話しかけることもできない。そこでシセルは,自分の持つ“死者のチカラ”を駆使してゲームを進めていくことになるのだ。

ゴースト トリック
シセル
ゴースト トリック
リンネ
ゴースト トリック
カノン(右)とミサイル(左)

ゴースト トリック
 シセルは“死者のチカラ”を使い,さまざまなモノに“トリツク”ことができる。
 この動作は,タッチペンで画面上の“トリツク”をタッチしてから,シセルのタマシイをスライド(またはLボタンを押したあとに十字キーで移動)し,モノのコアにとりつくというもの。スライドし続けることで,連続してテンポ良く移動できるため,操作していてかなり気持ちいい。
 ただし,もともとコアのないモノだったり,コアとコアの距離がシセルのタマシイの移動可能範囲を超えていたりする場合には移動できない。


 そこで今度は,とりついたモノを“アヤツル”ことが必要となる。例えば,とりついたドアをあやつり,開くとしよう。するとドアのコアが右から左に移動し,その先にあるモノのコアとの距離が縮まって,さらなる移動が可能となるのだ。


 また本タイトルのキモとなるのが,“トリツク”と“アヤツル”を駆使して,複数のモノそれぞれの動作を組み合わせていくパズル部分だ。
 組み合わせはタイミングに応じて予想外の連鎖を生み,意外な道を開いていく。その過程は,テレビ番組「ピタゴラスイッチ」の「ピタゴラ装置」と呼ばれるからくり装置(ルーブ・ゴールドバーグ・マシン),PCゲームでいうなら「インクレディブル・マシーン」といえば,イメージしやすくなるかもしれない。

ゴースト トリック
 そして“死の4分前にモドル”は,死者にとりつくことで,その死の4分前に戻るチカラである。このチカラは,シセルが登場人物の死体にとりつくことで発動し,彼らが“なぜ”“どうやって”死んだのかを知ることができる。その情報を持って再び4分前に戻り,今度は上記の“トリツク”“アヤツル”を駆使して彼らの死を回避していくわけだ。
 また,通常パートと違って,“死の4分前にモドル”を使った場合は制限時間が設けられる。モタモタしていると時間切れになってしまうが,ゲームオーバーではないので,何度でも4分前から再挑戦できる。
 また,制限時間内でいろいろ試行錯誤していると,運命の流れが変わり「運命更新」と表示されることがある。その場合は,運命が更新された時点から再スタートすることも可能だ。


ゴースト トリック
 もう一つの重要なチカラは,“死者との会話”。会話できるのは人間だけでなく,動物も含まれており,彼らの死に関する情報をもたらしてくれる。さらには,一度死んでシセルに救われた登場人物とも会話することが可能だ。運命の変わった登場人物達は,シセルを手助けしたり,情報をもたらしたりすることで,ストーリーの謎解きに関わっていく。

 筆者は「ゴースト トリック」を発売日に購入したのだが,実はもうエンディングを見てしまった。これはボリュームが少ない,あるいはゲームの手応えが薄いという意味ではない。
 むしろテンポよくストーリーが進み過ぎて,その内容が面白いがゆえに中断するタイミングが見つからず,寝る間も惜しんでプレイしてしまったからである。

ゴースト トリック ゴースト トリック

 本タイトルはミステリー小説でいえば長編にあたり,ストーリーは要所で章ごとに区切られている。しかし,それぞれの章の終わり方が実にあとを引く絶妙な内容となっており,どうしても続きを見たくなってしまうのだ。

 プレイするとよく分かるのだが,巧氏の作品らしさというか,ロジックで固められた“逆説”的なストーリー展開,それを感じさせないテンポのいい文章や軽妙なセリフ回しが,ゲームにのめり込ませてくれる。
 また,“新しい世界観”を提示するために初代「逆転裁判」以来,久しぶりに巧氏のタイトルに起用された杉森雅和氏の楽曲も,ミステリーらしく二転三転する展開を盛り上げていく。

ゴースト トリック
ゴースト トリック
 さらには,舞台演劇のような登場人物達の大げさでコミカルな動きも特筆ものだ。
 本作に登場するキャラクター達は,ニンテンドーDSとは思えないほど滑らかな動きを見せてくれる。このことについては,2009年の東京ゲームショウにおけるステージイベントで話題に上ったのだが,高精細のレンダリングモデルで動きを作り,それをパターンとして取り込んだものをニンテンドーDS上で再生するという,非常に手の込んだものとなっているそうだ。

 またパズルにしても,ゲームの中盤以降,モノにとりつく順序や,“トリツク”と“アヤツル”を切り替えるタイミングがどんどんシビアになっていくのだが,適切なタイミングで的確なヒントが与えられるので,試行錯誤を重ねることがそれほど苦にならない。
 むしろ難解なパズルに隠されたロジックを逆に辿り,解法を見つけたときの「なるほど!」という爽快感のほうが大きいくらいだ。

 軽快なテキストで綴られる本格ミステリー小説,ロジックを読み解くパズルゲーム,“舞台”を意識した画面構成。それぞれの要素は古くからあるものの,それを独自のセンスでまとめあげ,一つの新たな感覚のゲームとして昇華させた巧氏とカプコンの開発チームの注力度合いが,本タイトルからはビンビンに伝わってくるのである。

Web体験版ページも「こちら」からプレイ可能だ
 以前「こちら」のニュースで紹介したように,本作のダウンロード体験版が,「みんなのニンテンドーチャンネル」,および全国のDSステーションやニンテンドーゾーンで配信されている。製品版にはないオリジナル体験版となっているので,この記事を読んで興味を持った人,そして製品版をプレイした人も,今のうちにぜひプレイしてみてほしい。

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