ファイブスターオンラインが展開予定のUnreal Engine 3を使ったMMORPG 2作品の最新ムービーを4Gamerに掲載

　ファイブスターオンライン・エンターテイメントが，3月に行った発表会で今後投入予定としていた一連のタイトルのうち，大型MMORPG2作品の最新ムービーを入手したので，さっそく紹介してみたい。
　今回入手したのは「City Fighter Online（仮）」と「神兵伝奇（仮）」の2タイトルだ。いずれも，まだ開発途中の作品と思われるが，この時点でインゲームのムービーが出てきていることを見ると，今年度ないし来年くらいには投入される可能性が高いかも？

　今回の2タイトルは，中国9youが開発中のMMORPGで，両者ともエンジンにUnreal Engine 3を使っているという作品である。
　さて，Unreal Engine 3に限らず，FPS用で有名なエンジンは，いろんな会社に数多くライセンスされているのだが，MMORPGなどで使われた例はかなり少ない。思いつくのは，セフィロス（Unreal Engine），リネージュII（Unreal Engine 2），AION（CryENGINE），Blue Mars（CryENGINE 2）,Tera（Unreal Engine 3）といったところだろうか。MMOゲームに対応させるのはそう簡単ではないというのが通説だ。
　そういう意味では，自社でのオンラインゲーム開発を始めて数年しか経っていない9youが，Unreal Engine 3採用のMMORPGを完成させつつあるというのは驚異といってよいだろう。

　City Fighter Online（仮）は，発表会時のムービーでは，レースゲームかと勘違いしてしまっていた作品だったのだが，今回のムービーではそうでないとハッキリ分かった。ただ，新しいムービーでゲームのジャンルを間違えることはなくなるとしても，世界観はますます分からなくなる人もいるかもしれない。いろんな要素が収録されているので，どういうゲームなのかつかみにくいのだ。SFをベースにしているようだが，映像の途中ではファンタジー？　と思わせる部分もある。
　なにぶん，中国でもほとんど情報が公開されていないタイトルなのだが，背景の部分だけ教えてもらったので紹介しておこう。
　このゲームは，基本的に未来社会を舞台にしたものなのだが，古代文明との遭遇がテーマとなっており，未来的な建築物やメカなどとともに，古代建築やジャングルなどが世界内に併存しているらしい……のだが，まだよく分からない。これ以上の内容については，正式な発表を待とう。


　神兵伝奇（仮）は，中国のマンガ「神兵玄奇」を題材にした正統派の武侠モノMMORPGのようである。いや，よく分からないのだが。十大神兵，十大魔兵とかが出てきて，東方，南宮，西城，北冥の四大家族があるらしい。Unreal Engine 3は「虚幻3引撃」というのか……と，ムービーを眺めて分かることもあるのだが，ストーリーなどはまったく分からない。これも詳報を待ちたい。