![]() |
Electronic Artsが発表した9月30日を末日とする2010年第2四半期の業績によれば,今期の赤字は2億100万ドル(約162億円)とであり,前年同期の3億9100万ドル(約315億円)よりは大きく改善されているものの,相変わらず厳しい経営状況であるようだ。
プラットフォーム別の収益比率も公表されており,トップはPlayStation 3の34%。続くXbox 360は30%。PlayStation 3の比率がXbox 360を上回っているところは,昨今のトレンドが大きく反映している部分だ。Xbox 360でのセールスが前年比1%のプラスに留まっているのに対し,PlayStation 3は1年で7%アップとなっている。Wiiでのセールスが前年度に比べ82%も下がっているところも興味深い。
そのほかのプラットフォームの収益比率は,モバイルゲームが6%,プレイステーション・ポータブルは2%,ニンテンドーDSは1%,そしてPCは9%ということだ。詳しくは説明されていないものの,オンラインを利用したデジタルダウンロード版のセールスは,全体の30%までに伸びているという。
ゲーム単位では,今年3月に発売された「Battlefield: Bad Company 2」が夏季にも堅調なセールスを記録しており,9月末日までに600万本が販売され,大ヒット作になっているという。これに加え,第2四半期には計上されていないものの,10月に発売された「FIFA 11」が,1か月で800万本というシリーズ最高のペースでのヒットとなっており,1993年の「FIFA International Soccer」のリリース以来,通算で1億本のマイルストーンを記録したとのことだ。
![]() |
また,10月にグローバルローンチとなった「Medal of Honor」も,1か月で200万本というヒット作になっている。Electronic ArtsのCEOジョン・リキテロ(John Riccitiello)氏は,株主や投資家向けの懇談会において,「ゲームメディアのレビュースコアが低かったのは,レビューをした人達がコアゲーマーで,ゲームに対する偏った見方をしていたからだ」とコメントしており,Medal of Honorの成績には満足していることがうかがえる。
そのほかレポートでは,iPadやiPod向けのアプリについては企業単位では最大のパブリッシャになったこと,HD対応ゲームだけで見ると25%の市場シェアを獲得していることなどが公開されている。
しかし,このように販売実績が堅調に見えるにもかかわらず,全体としては赤字となってしまっている。その原因はレポートには明記されていないが,ひょっとしたらスポーツタイトルやMedal of Honorへの広報活動に,それを上回る費用がかかってしまっているのかもしれない。




















