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ASUS,ゲーマー向けスマートフォン「ROG Phone II」を世界市場向けに発表。1TBストレージ搭載の「Ultimate Edition」も登場
今回発表となったのは欧州向けの価格と発売時期で,標準モデルは容量12GBのメインメモリと,容量512GBのストレージを搭載して899ユーロ(税込,約10万5800円)となる。同日より予約受け付けを開始しており,出荷は9月20日の予定だ。
ROG Phone IIのスペックをおさらいすると,SoC(System-on-a-Chip)にQualcomm製のハイエンド市場向けである「Snapdragon 855 Plus」を採用。ディスプレイパネルは,リフレッシュレート120Hz,応答速度1ms,HDRに対応する有機ELパネルで,6000mAhのバッテリを搭載する。
ROG Phone IIの主なスペック |
120Hz表示対応の有機ELパネルは,タッチ入力が処理されるまでの遅延時間が49msとのこと |
ASUS独自のゲームモード「Armoury Crate」を搭載。CPUの動作クロックやタッチのレイテンシなど,ゲームタイトルごとにプレイ時の各種設定を保存しておける |
ASUSによると,100タイトル以上のゲームが, |
通信機能とストレージを強化した上位モデル
「Ultimate Edition」をラインナップ
今回のイベントでASUSは,LTE Cat.20に対応して,理論上の最高ダウンロード速度が2Gbpsに達するモデム機能を搭載した「ROG Phone II ULTIMATE Edition」の存在も明らかとした。Ultimate Editionは,通信機能の強化に加えて,内蔵ストレージとして標準モデルの2倍となる容量1TBを搭載しているのが,大きな違いだ。Ultimate Editionの価格は,1199ユーロ(税込,約
最大リフレッシュレート300Hz対応の液晶パネルを採用したゲーマー向けノートPCを予告
さて,ROG Phone IIが,120Hz表示に対応した有機ELパネルを採用するように,ゲーマー向け製品において,ディスプレイパネルの高性能化はトレンドとなっている。ゲーマー向けノートPCでも,もはや144Hz表示程度は当たり前で,240Hz表示をアピールする製品も出てきた。そうした状況のなか,ASUSは,最大フレームレートが300Hzに達する17.3インチ液晶パネルを採用するゲーマー向けノートPC「ROG Zephyrus S GX701」(以下,GX701)を2019年10月に世界市場で発売すると予告した。
ASUSでは,今後も数製品で,300Hz表示対応の液晶パネルを採用したPCを展開する予定であるそうだ。
NVIDIAの“ACE”リファレンスデザインを採用するクリエイター向けハイエンドノートPCも発表
ゲーマー向けではないが,IFA 2019では,さまざまなクリエイティブ用途に向けたハイスペックな製品がトレンドだ。ASUSが今回の目玉の1つとして用意したのがクリエイター向けのノートPC「ProArt StudioBook One」(関連記事)である。
ProArt StudioBook Oneは,ノートPCとして世界で初めて,GPUに「Quadro RTX 6000」を搭載し,容量24GBのグラフィックメモリを備える。特徴的なのは,NVIDIAが“ACE”と呼称するリファレンスデザインの採用だ。
NVIDIAでは,“ACE”リファレンスデザインにおける重要な要素として,以下のような項目を挙げている。
- 24GBの高速グラフィックスメモリを備えたTuring世代のGPU
- チタン製ベイパーチャンバーによる熱冷却ソリューション
- NVIDIA製のディスクリートGPUとCPUの統合型グラフィックス機能を自動的に切り替える「Enhanced Optimus Technology」
- 一般的なACアダプタと比べて,半分のサイズを実現した300W ACアダプタ
- 4K解像度かつ,最大リフレッシュレートが120Hz,Adobe RGBカバー率100%,Pantoneの認証を受けたカラーキャリブレーションを施したディスプレイ
ProArt StudioBook Oneは,一見すると普通のノートPC製品に見えるが,天板を開けると,ディスプレイ部分の側面が開く構造になっている。インタフェースがディスプレイ側面に並んでいることからも分かるように,CPUやGPUをはじめとするマザーボード部分は,ディスプレイ側に組み込まれており,ボトムケースの中はほとんどバッテリーが占めている。
ゲーマー向けノートPC「Zephyrus」シリーズでは,筐体底面の後部を浮かせてエアフローを確保する冷却機構である「Active Aerodynamics System」を搭載しているが,ProArt StudioBook Oneではディスプレイ側に開口部ができるわけだ。
現時点では,ProArt StudioBook Oneのみだが,将来的にこうした構造がゲーマー向け製品で採用される可能性もあるだろう。
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Republic of Gamers
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