連載
4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」2019年10月6日〜10月12日
「プレイステーション 5」(以下,PS5)が正式に発表され,日本人研究者がノーベル化学賞を受賞し,台風が日本列島を直撃した2019年10月6日〜10月12日,4Gamerに掲載された記事は615本でした。
同年同時期に同時発売って,これまでありましたっけ。
ともあれ,PS4が2013年,Xbox Oneが2014年の発売ですから,5〜6年ぶりのビッグイベントになります。したがって,2020年の国際的なイベント,Game Developers Conference,E3,gamescom,そして東京ゲームショウでは両次世代機の話題で持ちきりになるのは間違いありません。筆者が保証します。発表会などはあるんでしょうか? 実機は,いつ頃見せてくれるんでしょう? 対応ソフトは? いろいろと楽しみですねえ。
というわけで,各地の台風被害も非常に心配なのですが,今週もランキングと注目記事で4Gamerの1週間がどんなアンバイだったのかを振り返ってみましょう。
※以下,PlayStationはPS,Nintendo SwitchはSwitch,ニンテンドー3DSは3DS,スマートフォンはスマホと略記します
先週のランキング
【先週のランキング詳細】
もちろん,まだまだ公開されていないことも多いでしょうから,続報も楽しみにしていてください。
第2位は,PS4のシステムソフトウェアアップデートのお知らせでした。今回のアップデートではパーティー機能の強化などが行われていますが,最大のポイントはやはりXperia以外のAndroid端末でもリモートプレイを楽しめるようになったことでしょう。PS5が発表されましたが,成熟度をますます高めつつあるPS4も見逃せません。
そして第5位には,小島秀夫氏の最新作「DEATH STRANDING」の新情報が入りました。
新情報というか,これまでに発表されたことの概要と,たくさんのスクリーンショットがSIEから届いたので,それを元にまとめています。ゲームに登場する用語やキャラクター,そして「ストランド・ゲーム」と名付けられた非同期型のマルチプレイなどが明らかになっています。余談ですが,荒涼とした土地を重そうな荷物を背負って1人で歩くサムの姿に,筆者はわけもなく胸を打たれます。
さらに第7位には,1997年にラブデリックで開発に携わった木村祥朗氏と西 健一氏に話を聞いたという記事が入っています。「moon」関連記事が2本もランクインしているわけで,注目度の高さがうかがえますね。「乾杯」から始まるインタビュー記事も珍しい気がしますが,かなり赤裸々なトークが繰り広げられていますので,まだの人は2本まとめて読みましょう。
第10位は,「アズールレーン」(iOS / Android)でおなじみのYostarが贈るスマホ向けの新作「Epic Seven(エピックセブン)」(iOS / Android)を一足お先に体験してきたという記事でした。配信開始は2019年内とのことで,すでに事前登録の受付が始まっています。
先週の注目記事
■「キングダムカム・デリバランス」を遊んでいたら,リアルで剣を振りたくなったので。ティンタジェルで体験する西洋剣術レッスン
■「レインボーシックス シージ」の単独イベント「R6祭」や,「UPLAY+」の日本版など,耳より情報が明かされたUBIDAY2019ラウンドテーブルをレポート
■進化を続ける「ディビジョン2」。最新情報が明かされたUBIDAYステージイベントをレポート
■「ウォッチドッグス レギオン」をホッキング氏が紹介したUBIDAY2019ステージをレポート。「アサクリ シンジケート」との関係は?
ユービーアイソフトが主催する恒例のイベント,「UBIDAY2019」が10月6日,東京都・ベルサール秋葉原で開催されました。「レインボーシックス シージ」(PC / PS4 / Xbox One)の単独イベント「R6祭」や,サブスクリプションサービス「UPLAY+」の日本での展開情報など,盛りだくさんの内容だったようです。物販にも人が並んでいますね。「ディビジョン2」(PC / PS4 / Xbox One)と,「ウォッチドッグス レギオン」(PC / PS4 / Xbox One)のステージイベントの模様も合わせてチェックしてください。
なお,「こちら」には,「ディビジョン2」のクリエイティブディレクターに,そして「こちら」には「ウォッチドッグス レギオン」のクリエイティブディレクターに話を聞いたというインタビュー記事も掲載しています。「誰にでもなれる」という,一風変わったコンセプトの「ウォッチドッグス レギオン」ですが,それってどどういうことなんでしょう。
■「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた
■佐々木李子さんが「フレンドパスワード」を初披露! 10月6日開催の「キラッとプリ☆チャン」ステージイベントをレポート
■「Gears 5」レビュー。13年の歴史を持つ人気シューターに訪れた“変革”,そして順当な“進化”
■「ONEマーシャルアーツ・ファンフェス」レポート。チーム・ボンちゃんが「ONE STREET FIGHTER トーキョー・チャレンジ」を制する
あっちではeスポーツのトップ選手達がデジタル世界で戦い,こっちでは総合格闘技のカリスマ選手達がリアル世界で火花を散らすという感じで,まさに一粒で二度おいしいイベントだったようです。行ってみたかったです。
■NCSOFTで「リネージュM」関係者へのインタビューを実施。現地のストアランキングで上位をキープし続けるMMORPGのポリシーなどを聞いた
2017年6月の配信開始以来,現在まで,韓国のセールスランキングでほぼ首位をキープし続けているという人気作だそうなので,その秘密がどこにあるのか知りたい人は読んでください。
■つい時間を忘れて遊んでしまう「カードキャプターさくら ハピネスメモリーズ」。イベントシーンは充実のボイスとカットシーン入り
「カードキャプターさくら」のファンも,そうでない人も時間を忘れて楽しめるタイトルで,二頭身のデフォルメキャラも可愛いです。
■実力派の和風乙女ゲーム「剣が君」のスタッフが再集結し作り上げる。伝説の刀にまつわる和風伝奇RPG「剣が刻」をレビュー
■「MISTOVER」プレイレポート。あらゆる行動がその後の展開を左右する,死と隣り合わせの緊張感に溢れたローグライクRPG
■9人の主人公が織りなす群像劇ふたたび。丁寧な復活を果たした「アライアンス・アライブ HD リマスター」インプレッション
■自分で描いた“かいぶつ”達に命を吹き込み,廃墟の港町に光を取り戻せ! 「アッシュと魔法の筆」プレイレポート
■巨大コックピット「Predator Thronos」が国内販売。税込約350万円で,ハイエンドゲームPCを含めたデバイス一式が「付属」する
■曹操は2年で呂布と袁術を倒せるか? 「三國志14」の体験版「プレイデータ収集版」はコーエーテクモゲームスからの挑戦状だ
なお,東京ゲームショウ2019で行った「こちら」のインタビューでは,本作が「三國志9」と「三國志11」の1枚マップシステムを受け継ぎ,完成を目指した作品であることなどがプロデューサーによって語られていますので,合わせてどうぞ。
おたよりさんこんにちわ
ここでは,「今週のプレゼント」の応募フォームにある「4Gamerへのコメント」に対して読者の皆さんから寄せられたおたよりの中からピックアップして,掲載しています。都合により今週の「今週のプレゼント」はお休みしますが,来週はちゃんとやりますので,お楽しみに。
■ライターに重要なことはなんですか?(会社員 加藤)
ベンジンです。
■ラグビー日本代表が三連勝したり、PS5が2020年年末に発売予定発表、今年最強台風がやってきた10月6日〜10月12日の記事どうぞ。そんな書き出しかな?(会社員 はやちゃんパパ)
バレバレじゃないですか。やだ〜。
■デススト発売まで1ヶ月で緊張してきました(会社員 倉林)
そうですね。緊張を解くためにも,「こちら」をよく読んで,予習しておいてください。BB(ブリッジベイビー),可愛すぎ。
■お菓子のおまけにゲームをつけたら消費税が安くならないですかね(会社員 ぺいじ)
どゆこと? と思って編集部の経済評論家であるMUに聞いたところ,例えばオマケ付きガムの場合,ガムがメインだと捉えられれば,消費税8%,オマケがメインだと捉えられたら消費税10%になるんだそうです。知らなかった! というわけで,ゲーム付きお菓子,ナイスアイデアかもしれません。2%の差がバカにならないであろう高級乗用車付きガムとかもいいですね。
■社員旅行で九州に行ってまいります(会社員 ポット)
待望のご当地ネタです。JR九州については,筆者はあらかた乗っちゃったのですが,豊肥本線が2021年に運転再開されたら,また行こうと思っています。福岡のかしわうどん,侮っていましたがうまくてビックリ。
■ノートパソコン話の続き。潰れたネジをどうしようかと考えた結果、なめたネジはずしビットを買いました。ビット装着した電動ドライバーをガガガっとやったぜ。なめたネジを何とか外しました。見事に分解出来ましたが、ファン辺りにホコリや異常はみられませんでした。ファン部品を交換しないとダメでした。もう売ってないよ・・・(泣)。(その他 ヘイホー)
先週の続きが届きました。先週は,悲劇かと思ったら実はラッキーだったという話でしたが,今週は,うまくいったと思ったら悲しい話だったという展開でした。うらやましがるべきなのか同情すべきなのか悩ましいので,はっきりしてください。
■増税しても、お小遣いは上がらなかったです。。。(会社員 PAUL)
筆者のお給料の話も聞きたいですか?
■VRに興味アリなんですが、酔わないですか?平気ですか?元気ですか?(会社員 おりょう)
海外のゲームイベントで,メーカーの人に「さあ,遊んでみろ」と言われてVRタイトルをプレイしていたら気持ちが悪くなり,しかし仕事だし記事を書かなきゃならないし,そばで開発者が「この場面がすごいだろ」とか「危ない,うしろだ!」とかノリノリなので止めるわけにもいかず,「さあ次はこれだ」「次はこれ」と3本ぐらい遊んだら慣れてきました。要は慣れですね。最近は,VR酔いについての知見も増えてきたので,以前より酔いにくくなっているようです。ぜひ,安心しましょう。とりあえず,筆者は元気です。
■10月6日掲載分のプレゼント当選者
PS4版「FIFA 20」……3名様
宮城県 らいんざあん さん
広島県 MiG さん
兵庫県 ぱらぼの さん
「マルコネ」 サイン入りステッカー……1名様
東京都 みゆ さん
「ETERNAL」天野喜孝氏サイン入り色紙……2名様
愛知県 冬木 さん
神奈川県 かぶとがに さん
今週の4Gamer
今週,10月17日にはSwitch版「ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション」がリリースされます。マップやステッカーなどの特典が同梱されるパッケージ版はスパイク・チュンソフトが,ダウンロード版はCD PROJEKT REDが販売を担当するとのこと。PC/PS4/Xbox One版の「ウィッチャー3 ワイルドハント」が発売されたのが2015年のことですから,4年経過して,ついにSwitchにやってきたことになります。お待たせしました。
コンプリートなエディションらしく,2つの拡張ストーリーのほか他機種版向けにリリースされたDLCがすべて収録されていて,150時間以上にわたるゲラルトの冒険を,家でも外でも楽しめるようになります。ぶっちゃけ名作ですので,ぜひ遊びましょう。
もう1つもSwitch向けの移植作品になりますが,10月16日にSwitch版「オーバーウォッチ」の配信が始まります。PC/PS4/Xbox One版「オーバーウォッチ」の発売が2016年ですから,こちらは3年の歳月を経てSwitchに登場です。Blizzard Entertainment初のオンラインFPSとして発表されたのがBlizzCon 2014で,あれよあれよという間に大ヒット作品になりました。eスポーツ人気の高まりも追い風になったかもしれません。Switch向けFPSということで,操作なども気になるところですが,世界的人気作品を家でも外でも楽しめるのです。Switch版なら今のところ全プレイヤーが横一線ですから,ブイブイいわせるチャンスかもしれません。
そんな感じで,ではまた来週お会いしましょう。
【次回予告】
PS5の発表に触発されて,その性能をさらに上回るPS55号を開発して一山当てようと考えたくぬぎちゃん。起動時には「飛びます,飛びます」という音声が流れ,さらに,ゲームでミスをすると,「なんでそーなるの?」という突っ込みを入れてくれるインテリジェントなマシンになったが,ターゲットとなるユーザー層からは,「ネタが古くて良く分からない」と大不評。仕方なく,とりあえず全裸になってみたくぬぎちゃんだったが……。
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