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「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた
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印刷2019/10/07 18:31

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「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた

 カプコンは2019年10月5日,「モンスターハンター」シリーズの楽曲を演奏する「モンスターハンター 15周年記念 オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」の東京公演を,東京国際フォーラム ホールAにて開催した。今回の公演では,9月にリリースされたばかりの「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」の楽曲を含む全18曲が演奏された。本稿ではその模様をお届けする。

画像(010)「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた

モンスターハンター 15周年記念 オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜

<セットリスト>
1. 「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」前線拠点 セリエナのテーマ
2. 狩人よ、前へ
3. 嵐に舞う黒い影 / クシャルダオラ〜炎国の王妃 / テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ MONSTER HUNTER: WORLD version
4. 牙を剥く轟竜 / ティガレックス〜闇に走る赤い残光 / ナルガクルガ
5. 生命ある者へ
6. 閃烈なる蒼光 / ジンオウガ
7. 動く霊峰〜勇者のためのマーチ 2017 version
8. 舞い降りる伝説 / ミラボレアス
9. 「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」メインテーマ「継がれる光」
10. 旅立ちの風
11. 光と闇の転生 / シャガルマガラ
12. 4大メインモンスターメドレー
電の反逆者 / ライゼクス〜不動の山神 / ガムート〜妖艶なる舞 / タマミツネ〜灼熱の刃 / ディノバルド
13. 古代樹の森メドレー
小型モンスター〜中型モンスター〜森を牛耳る蛮顎の竜
14. 龍脈を治する眩耀 / マム・タロト〜メドレー
15. 星に駆られて

<アンコール>
16. オトモダチ探検隊出発!
17. 精霊へ歌う唄〜祖なる龍メドレー
18. 英雄の証

<出演者>※敬称略
指揮:栗田博文
オーケストラ:東京フィルハーモニー交響楽団
コーラス:Voces Tokyo
ゲスト奏者:HIDE×HIDE(石垣秀基,尾上秀樹),歌姫(Ikuko),宮崎大介,野口明生,大橋大哉,牧野忠義
トークゲスト:成田暁彦,甲田雅人,牧野忠義,小見山優子
司会:宇佐美友紀


 コンサートのオープニングを飾ったのは,「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」から「前線拠点 セリエナのテーマ」。東京公演で初披露となったこの曲には,野口明生さんのティンホイッスルとイーリアンパイプス,大橋大哉さんのブズーキが加わり,民族調の響きが会場を包み込んだ。

画像(002)「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた

 登壇した「モンスターハンター」シリーズのプロデューサー・辻本良三氏は,同シリーズが15周年,狩猟音楽祭が10周年を迎えたことを報告。「初回の狩猟音楽祭は探り探りやっていた」と当時を振り返った。
 さらに10年間にわたって狩猟音楽祭の指揮者を務めてきた栗田博文氏に,辻本氏がステージ上で初めて話を聞く一幕も。栗田氏はオーケストラコンサートは堅苦しいものではなく,普通の服を着ていてもいいことや,演奏に感動したら遠慮なく拍手したり「ブラボー!」と口にしたりすることで,奏者とのキャッチボールが生まれると語っていた。

画像(003)「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた
画像(012)「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた

 金管楽器が勇壮に鳴り響く「モンスターハンター2(ドス)」の「狩人よ、前へ」の演奏には,歌姫のIkukoさんがボーカルとして参加し,美しい歌声を披露。また,「嵐に舞う黒い影 / クシャルダオラ〜炎国の王妃 / テオ・テスカトル&ナナ・テスカトリ」のメドレーは,「MONSTER HUNTER: WORLD」バージョンで,災厄をもたらす古龍の不穏さと,その一方でどこか神秘的な部分を表現していた。

画像(013)「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた

 続く,「牙を剥く轟竜 / ティガレックス〜闇に走る赤い残光 / ナルガクルガ」「生命ある者へ」の演奏後には,「モンスターハンター」シリーズの作曲を手がける牧野忠義氏が登壇した。
 牧野氏は2006年にオーケストラで生演奏された「英雄の証」に感銘を受けて,翌年カプコンへ入社したという。狩猟音楽祭について,この10年間ずっと「来年はないかもしれない」と思いながら関わってきたと話していた。

画像(014)「モンスターハンター オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」東京公演レポート。楽曲に込めた思いや作曲時のエピソードも語られた

 また,牧野氏はそれまで「モンスターハンター」シリーズでタブーとされていたエレキギターを「閃烈なる蒼光 / ジンオウガ」で初めて採用したそうで,「こんなことやっていいのかな,と思いながら曲を作っていた」「その結果,ジンオウガとともに皆さんから長く愛される曲となったので,やってよかった」と語った。
 その「閃烈なる蒼光 / ジンオウガ」の演奏には,和楽器ユニット「HIDE×HIDE」とギタリストの宮崎大介さんとともに牧野氏自身もギターで参加,和風かつパワフルなサウンドを披露した。

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 コンサートの前半を締めくくったのは,コーラスが加わりラオシャンロンの神々しさを表現した「動く霊峰〜勇者のためのマーチ 2017 version」と,黒龍と対峙する絶望感を覚えるような「舞い降りる伝説 / ミラボレアス」の2曲だ。
 その演奏前には,「モンスターハンター」シリーズの代表曲「英雄の証」を作曲した甲田雅人氏が登壇。甲田氏は「英雄の証」を作曲した当時を振り返り,サウンドチームの1スタッフがオーケストラで楽曲を収録するという前例がなかったため,作曲家になってよかったと思ったそうだ。さらにその5年後,狩猟音楽祭で自身の作った楽曲がオーケストラで生演奏されたときは本当に嬉しかったと思い出を語った。

 甲田氏は「モンスターハンター」シリーズの楽曲を作る際に,モンスターの醸し出す恐怖だけでなく,格好よさや間抜けさなども表現することや,シリーズ各タイトルのメインモンスターの楽曲にそのタイトルのテーマ曲のフレーズを盛り込むことを,自身のルールとして課していたという。甲田氏がカプコンから離れるときに,それらのルールを誰にも伝えなかったにもかかわらず,牧野氏ら後継のスタッフが作る楽曲やアレンジにしっかり継承されていることを嬉しく思っているそうだ。

 また,ミラボレアスは開発当時,社内でも秘匿されており,甲田氏は「リオレウスの上位版みたいなもの」と聞かされていたという。そのため「舞い降りる伝説 / ミラボレアス」は,リオレウスのテーマをアレンジしたかのような楽曲に仕上げたのだが,フタを開けて見たらまったく別のモンスターだったので驚いたというエピソードも明かしていた。

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 休憩を挟んでコンサート後半の最初に演奏されたのは,しっとりとしたピアノのメロディが印象的な,「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」のメインテーマ「継がれる光」だ。
 演奏後には,「MONSTER HUNTER: WORLD」シリーズのエグゼクティブプロデューサー兼アートディレクター・藤岡 要氏とリードコンポーザーの成田暁彦氏,「継がれる光」を作曲した小見山優子氏が登壇した。藤岡氏と成田氏は,「モンスターハンター」シリーズが作を重ねるごとに楽曲数が増えていくので,狩猟音楽祭でどの楽曲を演奏するか頭を悩ませているという。

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 さらに成田氏は,「前線拠点 セリエナのテーマ」を作曲するにあたり,新大陸を調査している自分達の思いを旧大陸やアステラへと届けたいというハンターの心情を意識したことを明かした。
 また,小見山氏は「継がれる光」の作曲において,「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」のテーマである「継承」を意識したという。藤岡氏も「ゲーム自体のテーマもそうだが,僕らも次の世代にバトンを渡すという思いを抱いて,このタイトルを作っていた。その思いをうまく汲み取ってくださった」と話していた。

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 続いて「モンスターハンター4」からメインテーマの「旅立ちの風」「光と闇の転生 / シャガルマガラ」,「モンスターハンタークロス」から「4大メインモンスターメドレー」がそれぞれ演奏されたあとには,辻本氏と藤岡氏が再び登壇。
 両氏によると,「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」でやたらと環境生物のギンセンザルを推しているのは,「モンスターハンター3(トライ)」の頃からの夢だったからというエピソードを披露した。何でも当時,プーギーに代わるマスコットとして猿を出そうと考えていたのだが,時間が足りなくてあきらめたのだとか。

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 藤岡氏は今回の狩猟音楽祭が国内5都市で開催されたことに言及し,「関係各位の皆さんや来場してくださった皆さんのおかげで,15周年らしいコンサートにすることができました」と改めて感謝の意を示すとともに,「この機会を新しいスタートとして頑張っていきたい」と意気込みを見せた。
 また,辻本氏も「20周年に向けて,ひとつずつ頑張っていきます」とし,「直近では10月10日に『MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE』がアップデートされ,ラージャンが追加されます。ぜひ楽しんでください」と語っていた。

 コンサート本編の最後は,「MONSTER HUNTER: WORLD」の3曲。「古代樹の森メドレー」では,ハンターが初めて古代樹の森の調査に乗り出し,大型モンスターに遭遇するまでを,「龍脈を治する眩耀 / マム・タロト〜メドレー」では,成長したハンターが新たな脅威に挑む姿がそれぞれ表現された。とくに後者では,コーラスが荘厳な雰囲気を高めていた。そしてメインテーマ「星に駆られて」の壮大な演奏が披露され,コンサート本編は締めくくられた。

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 盛大な拍手の中で始まったアンコールは,「オトモダチ探検隊出発!」からスタート。指揮者の栗田氏が壇上から手拍子を求めると,来場者もそれに応え,会場は一体に。
 「精霊へ歌う唄〜祖なる龍メドレー」は,歌姫のIkukoさんをフィーチャーした美しい「精霊へ歌う唄」パートと,イーリアンパイプスとブズーキ,コーラスが加わり,ただならぬ緊張感を醸し出す「祖なる龍」パートという対照的な展開を見せた。
 そして最後は,やはり「英雄の証」。圧巻の演奏が会場全体に響き渡り,鳴り止まない拍手とスタンディングオベーションの中,コンサートは幕となった。

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「モンスターハンター 15周年記念 オーケストラコンサート 〜狩猟音楽祭2019〜」公式サイト

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