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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第652回「今年のTGSに思うこと」
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印刷2021/09/30 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第652回「今年のTGSに思うこと」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第652回「今年のTGSに思うこと」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第652回「今年のTGSに思うこと」
 いよいよ東京ゲイムショウ2021(TGS 2021)が始まりましたね。今年も基本的にはオンライン開催となります。去年と今年で変わったのは,コロナウイルスのワクチンが存在しているところでしょうかね。
 これが何を意味するかというと。だいぶウイルス蔓延を抑えられる状況が近付いてきたってことなのです。となると,考えることはその先についてですよね。このコロナ騒動が明けたときにゲイムはどうあるべきなのか,いわゆるアフターコロナにおける各メーカーの在り方が問われるんじゃないか,と。
 もちろん,ゲイムそのものはソーシャルディスタンスの鑑とも言えるコンテンツです。人と人とが接触しなくても共有できるものだから。だからこそ,このコロナ禍において業績を伸ばした産業の一つとなったのでしょう。
 ゲイム自体におそらく変化はない。ただ,新型コロナウイルスの蔓延というここ2年の期間は,“人と人とのつながりをどう考えるか”という問題を人類に突きつけたと私は考えていて。というのも私は,ゲイム業界においてはTGSが“人と人とのつながり”の最前線だと思っているわけです。私にとって,今年のTGSはそういう位置付けなんです。やろうと思えば色んなイベントはリモートでもできるんです。去年,今年のTGSのように。
 もう,ざっくり言っちゃうとですね,人間って実際に会わないと不安な部分があるじゃない。これから述べることは何も根拠がない,ただの私の願望かもしれない。ただ,プロレスラーという観客相手にする職業に就いている人間だから,そう思ってる部分は多分にある。それを踏まえて言わせてもらうと……。
 「やっぱ生はいいよね」。距離的なものや各々が持つ事情でリモートで視聴することだってあると思う。それが悪いと言っているわけじゃない。事情があるわけだから。ただ,それも基本的には「生で見たい」の欲求を満たすことができないからこそ,リモートが重用されているわけで。
 一方,「生で見る」ほどではない軽い興味を持っている層もいる。その層にアプローチできる側面もあるんですよリモート文化というものは。ここをどう考えるか,ということが問われているのかなあって思うのです。TGSも,プロレス業界も,ほかの興行も。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第652回「今年のTGSに思うこと」

 ぶっちゃけ,ゲイムのパブリッシャやデベロッパとしては,もう自社で情報を発信できる時代なんですよ。では,TGSがオンラインで開催される場合,見る人や,もっと言うと提供側に何をもたらすことができるのか。「TGSは特別だ」っていうブランディングの話ですね。
 今年に関しては,その一つがゲイムミュージックのオーケストラなんでしょう。まあこれに関しては4Gamerも数年前から取り組んでるコンテンツですがね。かつてTGSのブースでなぜかプロレスをヤるっていうトチ狂ったことを実現していたことも含めて,4Gamerってけっこう人とゲイムとのつながり,人と人とのつながりに着目してると思うんですよ。方法はさておき,だけども。情報だけ扱うのではなく,ライブ型というか。
 おっと話が逸れましたな。TGSに話を戻して。今までは,行けばなんか楽しいお祭り的な価値があったTGSだけど,そういうライブの良さがコロナの騒動で制限されて,じゃあどうするんだ,と。今年はその状態でのTGSのゲイムミュージックコンサートの配信だと思うので,反響には注目してますよ私。視聴している人がどう捉えるのか。逆に視聴してなさそうな人がどう反応するのか。アフターコロナでもライブ感に対して何を提供するのか。元に戻すことを目指すのか,そこからさらにライブ感を強くしていくのか。もちろん,正解が何かなんて分からない。もし仮に正解があるとするならば,ゲイムの作り手と遊び手,どちらもWin-Winになることなのかなあ。

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[2021/09/27 12:00]

 長くなりましたが,何が言いたいか。今年のTGS期間はズバリ,アフターコロナをどうするつもりなんだろうってところに注目しながら過ごしていきたいと思っております,ということで。あ,これはあくまで私の視点だから,みんなはシンプルに気になるゲイムの情報をガッツリ集めるでもいいし,ちょっと興味があるゲイムの情報を試しにチラ見するでもいいと思うよ。冒頭でも述べたとおり,オンラインの利点ってそこだからね。
 オンラインだと,幕張メッセという広大なスペースを歩き回らなくてもいい。でも……汗かいて腹減らして列に並んでノベルティ集めて疲れて,っていうのもいいよね。情報収集という意味では非効率極まりないけど,生きてるって感じがするし,楽しいよね(自分比)。
 そう。ゲイムってゲイムで遊ぶのもそうだけど,それにまつわる楽しいことがたぶんいっぱいあったんだよ。まあ,ケツ論としてはコロナが憎いってことに行き着くんだけど。でも,だからこそ2年前には実感できなかった,作っている人,遊ぶ人,興味がちょっとある人,知りもしない人,それぞれの“人と人とゲイムのつながり”を再確認して,今後どうなるのかってのをTGS 2021では見てみたい,そう思った次第であります。
 あ,例年のように4Gamerでも配信があって,私もちょくちょく出演させていただきますので,そこでお会いできれば。では皆様,よいTGSを!

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[2021/09/29 14:15]

今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「Overcooked! - オーバークック 王国のフルコース」「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」※PlayStation 4版
Nintendo Switch:「おすそわける メイド イン ワリオ
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「今三国志
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
男色“ダンディ”ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の10月3日に山形・山形ビッグウイング大会「Get Alive 2021 TOUR in YAMAGATA」を開催します。ディーノ選手は飯野“セクシー”雄貴選手とのフェロモンズとして,高尾蒼馬選手&ゴージャス松野選手と対戦予定。「対戦相手だけでなく,山形を悩殺する」とのことです。
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