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2022/10/28 19:06ニュース
「Checkered Flag」や「Gates of Zendocon」など，Pixel Games UKがAtari Lynx向けタイトルのPC移植を次々に発表
イギリスのパブリッシャPixel Games UKが，Atari Lynx向けタイトルのPC移植を発表し，Steamのストアページを次々にオープンしている。
発表されたのは，「Checkered Flag」と「Electrocop」「Zarlor Mercenary」，そして「Gates of Zendocon」の4本で，発売はいずれも11月が予定されている。ほかに見落としがあるかもしれないが，その点はご容赦願うとして，10月7日には「Todd's Adventures in Slime World」がリリースされており，こちらは，セガのメガドライブ移植版も含まれているとのこと。
Atari Lynxは，Atari Corporationが1989年に発売した携帯型コンシューマ機で，携帯型としては初めてカラー液晶を搭載した。もっとも，携帯型とはいえ，持ち歩くにはサイズが大きく，消費電力もまた大きかったため，いくつかのタイトルがリリースされたものの，大ヒットしたとは言い難い。日本でも発売されているが，同じ1989年に任天堂が発売したゲームボーイの影に隠れてしまった印象だ。とはいえ，現在でも根強いファンがいるらしい。
ざっと紹介すると，「Checkered Flag」は，1991年にEpyxというゲームメーカーがリリースしたレースゲーム。18種類のコースが用意されており，プラクティス，シングルヒート，トーナメントの各モードで熱いバトルが楽しめる。
「Electrocop」は，1989年に発売された三人称視点のシューターで，誘拐された大統領令嬢を無事に救い出すというミッションに挑む。Atari Lynxのローンチタイトルでもあり，日本ではムーミンが発売していたので，プレイした経験もある人もいるかもしれない。
「Zarlor Mercenary」も，Epyxが1990年に発売したAtari Lynx専用の縦シューだ。Atari Lynxは，通信ケーブルをつなぐことで最大8人のプレイヤーが同時にプレイできるという，先進的な機能を搭載しており，本作では最大4人が一緒に遊べた。ただし，PC移植版では，その機能はオミットされているようだ。こちらも，日本ではムーミンが販売を行っていた。
そして，「Gates of Zendocon」は，51ものステージ数を誇る横スクロールシューティングで，開発はこちらもEpyx。日本での販売をムーミンが行っていたというのも同じだ。Zendoconという名前の凶悪なクモが率いる軍団と戦うという感じで，ファンやメディアの評価は高く，Atari Jaguar版の制作も検討されていたものの，実現には至らなかったと言われている。
Pixel Games UKは，レトロゲーム専門のパブリッシャで，もっぱら，MS-DOS向けクラシックゲームの移植を行っていたが，いきなりAtari Lynxへ進出してきた。
6月30日に掲載した記事でお伝えしたように，設立50周年を迎えたゲームブランドのAtariは現在，それを記念するさまざまな施策を実施中だ。11月には，Atari 2600など，6種類のハードウェアに向けた90種類のゲームをセットにした新作「Atari 50: The Anniversary Celebration」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）をリリースする予定になっている。Pixel Games UKも，それに乗っかった形なのかもしれないが，なんにせよ，レトロゲームファンには興味深い話だろう。任意のポイントでのセーブや，最新コントローラのサポートなど，移植に当たってはいくつかの機能が追加されているとのことなので，気になる人はStaemのストアページをチェックしてほしい。「Steam Deck」でプレイすると，当時の気分が蘇りそうだ。
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Pixel Games UK公式サイト
発表されたのは，「Checkered Flag」と「Electrocop」「Zarlor Mercenary」，そして「Gates of Zendocon」の4本で，発売はいずれも11月が予定されている。ほかに見落としがあるかもしれないが，その点はご容赦願うとして，10月7日には「Todd's Adventures in Slime World」がリリースされており，こちらは，セガのメガドライブ移植版も含まれているとのこと。
Atari Lynxは，Atari Corporationが1989年に発売した携帯型コンシューマ機で，携帯型としては初めてカラー液晶を搭載した。もっとも，携帯型とはいえ，持ち歩くにはサイズが大きく，消費電力もまた大きかったため，いくつかのタイトルがリリースされたものの，大ヒットしたとは言い難い。日本でも発売されているが，同じ1989年に任天堂が発売したゲームボーイの影に隠れてしまった印象だ。とはいえ，現在でも根強いファンがいるらしい。
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ざっと紹介すると，「Checkered Flag」は，1991年にEpyxというゲームメーカーがリリースしたレースゲーム。18種類のコースが用意されており，プラクティス，シングルヒート，トーナメントの各モードで熱いバトルが楽しめる。
「Electrocop」は，1989年に発売された三人称視点のシューターで，誘拐された大統領令嬢を無事に救い出すというミッションに挑む。Atari Lynxのローンチタイトルでもあり，日本ではムーミンが発売していたので，プレイした経験もある人もいるかもしれない。
「Zarlor Mercenary」も，Epyxが1990年に発売したAtari Lynx専用の縦シューだ。Atari Lynxは，通信ケーブルをつなぐことで最大8人のプレイヤーが同時にプレイできるという，先進的な機能を搭載しており，本作では最大4人が一緒に遊べた。ただし，PC移植版では，その機能はオミットされているようだ。こちらも，日本ではムーミンが販売を行っていた。
そして，「Gates of Zendocon」は，51ものステージ数を誇る横スクロールシューティングで，開発はこちらもEpyx。日本での販売をムーミンが行っていたというのも同じだ。Zendoconという名前の凶悪なクモが率いる軍団と戦うという感じで，ファンやメディアの評価は高く，Atari Jaguar版の制作も検討されていたものの，実現には至らなかったと言われている。
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Pixel Games UKは，レトロゲーム専門のパブリッシャで，もっぱら，MS-DOS向けクラシックゲームの移植を行っていたが，いきなりAtari Lynxへ進出してきた。
6月30日に掲載した記事でお伝えしたように，設立50周年を迎えたゲームブランドのAtariは現在，それを記念するさまざまな施策を実施中だ。11月には，Atari 2600など，6種類のハードウェアに向けた90種類のゲームをセットにした新作「Atari 50: The Anniversary Celebration」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）をリリースする予定になっている。Pixel Games UKも，それに乗っかった形なのかもしれないが，なんにせよ，レトロゲームファンには興味深い話だろう。任意のポイントでのセーブや，最新コントローラのサポートなど，移植に当たってはいくつかの機能が追加されているとのことなので，気になる人はStaemのストアページをチェックしてほしい。「Steam Deck」でプレイすると，当時の気分が蘇りそうだ。
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