北米時間2013年10月23日,SteelSeriesは,同社完全オリジナルのマウスとしては「
SteelSeries Ikari」以来の右手用モデルとなる「
SteelSeries Rival」(以下,Rival)を発表。直販サイトにおいて,
59.99ドル/59.99ユーロで予約受け付けを開始した。11月8日頃の出荷開始予定とのことだ。
Rival
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Rivalは,左右メインとセンタークリック機能付きスクロールホイールのほかに,スクロールホイール手前部×1,左サイド×2というボタン構成を採用したワイヤードモデルだ。サイズは70(W)×145(D)×40(W)mm,重量は128g(※ケーブルを含むかどうかは未公開)で,イメージとしては往年の名機「
IntelliMouse Explorer 3.0」系といったところ。あるいは現在のゲーマー向けマウス市場を踏まえるなら,「
Razer DeathAdder 2013」対抗,といったところだろうか。
ボタンにはSteelSeriesオリジナルのスイッチが採用され,3000万回のクリックに耐えるというのも,重要なポイントとして訴求されている。
製品ボックス
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搭載するセンサーはPixArt Imaging(旧Avago Technologies)製の光学式モデルとなる「
ADNS-3310」で,SteelSeriesは,加速設定がなされておらず,極めて正確なトラッキングができると謳っている。トラッキング速度は200IPS,最大加速度は50Gで,ポーリングレート(レポートレート)は最大1000Hz。CPI設定は50〜6500の間で調整可能とのことだ。
なお,本体背面のSteelSeriesロゴ部とスクロールホイール部のLEDは,設定ツール「SteelSeries Engine 3」から,色を自由に変えられるとのこと。また,本体最後部にある「SteelSeries」ロゴ部はゴム製で,標準添付の「RIVAL」ロゴへと変更できるほか,現在,SteelSeriesは3Dプリンターメーカーと協業を進めており,今後,カスタマイズにも対応できる見込みという。
4Gamerで入手したRivalのモックアップ。ケーブルの先はバッテリー(というか電池ボックス)になっている
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4GamerではそんなRivalの
モックアップ(mock up,模型)を独自に入手できたので,ひとまずは写真でお届けしてみたい。ケーブルは最終製品版と異なる……というか,モックアップから伸びるケーブルの先にはLEDを光らせるためのバッテリー部が付けられていたので,参考になるのはあくまでも本体の形状だけだが,気になる人はチェックしてもらえれば幸いだ。
●Rivalのモックアップ写真集
入手したモックアップ。両サイドは大きなラバーグリップで覆われている。グリップは射出成形されたものだそうだ
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グリップ部の突起は相応に存在感がある
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Razer DeathAdder 2013と並べてみたところ。長いだけでなく,“ひねり”が強く効いたデザインになっているのが分かる
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モックアップだとボタン類は押下できなかったが,サイドボタンがかなり大きいことは見て取れよう
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本文でも触れた「本体最後部のロゴ部」に寄ったところ。ここが交換可能とされている(※モックアップでは取り外し不可だった)
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底面。センサーが搭載されていないが,センサー部の周辺にU字型の溝が彫られているのは気になるところだ
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関係者によると,Rivalの開発コードネームは「Mongoose」(マングース)だそう。毒蛇の天敵というあたり,さもありなん,といったところか
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●SteelSeries Rivalの主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×1,左サイド×2
- トラッキング速度:200IPS
- 最大加速度:50G
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:50〜6500CPI
- USBレポートレート(ポーリングレート):最大1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- フラッシュメモリ:未公開(※おそらく搭載)
- 本体サイズ:70(W)×145(D)×40(W)mm
- 重量:128g(※ケーブルを含むかどうかは未公開)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:2m
- 対応OS:未公開
- 製品保証:未公開