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[プレイレポ]「AVA RE:BIRTH」CBTインプレッション。日本のFPSシーンを牽引したAVAの後継作は,その伝説を受け継げるのか
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印刷2026/10/14 18:00

プレイレポート

[プレイレポ]「AVA RE:BIRTH」CBTインプレッション。日本のFPSシーンを牽引したAVAの後継作は,その伝説を受け継げるのか

 2026年10月1日から7日にかけて開催された,「AVA RE:BIRTH」のクローズドβテストレポートをお届けする。

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 本作は,本邦におけるFPS人気を長らく牽引してきた「Alliance of Valiant Arms」(以下,AVA)の後継として,G・O・Pが開発を進めているタイトルだ。正式サービスの開始は2026年秋を予定しており,現在は事前登録の受け付けが行われている。

 銃器や兵種などの個性をより明確にし,エイム力に依存しないゲームバランスを採用するなど,FPSの“原体験”への回帰を謳う「AVA RE:BIRTH」だが,その実力はいかほどのものか。クローズドβテストに参加して分かったプレイフィールやコンテンツを紹介していこう。

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※掲載している画像は開発中のものです。



往年の名作の名を継ぎ,生まれ変わる「AVA RE:BIRTH」


 レポートに入る前に,「AVA」と「AVA RE:BIRTH」との関係について,改めて説明しておこう。
 「AVA」はG・O・Pの前身企業であるゲームオンが,2008年に日本でのサービスを開始したFPSだ。当時としてはグラフィックスのクオリティが高く,PCの要求スペックも相応に厳しかったが,時間の経過とともにPCの性能が追いついて気軽に遊べるようになり,また競技性の高さから次第にプレイ人口を増やしていった。

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 さらにeスポーツへの関心の高まりから,オンライン/オフラインを問わず定期的に大会が開催されるようになり,国際大会にもたびたび日本のクランが出場するなど,大きな注目を集めた。結果的に優勝こそ果たせなかったものの,幾度も優勝争いに絡む活躍で,日本の競技FPSのレベルを引き上げた側面は大きいといえる。

AVAれ祭2013 -後楽園の陣- AVARST2013 Season3
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AVA WORLD CHAMPIONSHIP 2015
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 こうして多くのプレイヤーと共に歩んできた「AVA」も,来たる10月28日にサービスを終了し,18年の歴史に幕を下ろすこととなった(関連記事)。これに代わるかたちで開発が進められているのが,後継である「AVA RE:BIRTH」というわけだ。

 冒頭にも述べたように,「AVA RE:BIRTH」は原点回帰を謳い,誰もが気軽にプレイでき,競い合えるFPSを目指しているという。単に名前を引き継ぐだけでなく,「AVA」で培われた高い競技性と戦略性をも,遺伝子として継いでいこうというのだ。

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「Alliance of Valiant Arms」,10月28日にサービス終了。新作「AVA RE:BIRTH」のリリースを今秋に控え,約18年の歴史に幕を下ろす

 G・O・Pは本日,オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」のサービスを2026年10月28日に終了すると発表した。本作は,2008年12月1日に正式サービスを開始し,約18年にわたって運営されてきた。今秋には「Alliance of Valiant Arms」のIPを使った新作オンラインFPS「AVA RE:BIRTH」のリリースが控えている。

[2026/08/26 17:17]


良くも悪くも,驚くほど変わっていないプレイフィール


 では,「AVA RE:BIRTH」の実際のプレイフィールはどうなのか。結論から先に述べると,驚くほど「AVA」と変わっていなかった。
 キャラクターをコントロールしたときの挙動も,ほとんど変わらないのですぐ慣れる……というか,「AVA」で培った技術はそのまま活用できてしまうほどである。

これは最初のチュートリアルだが,内容は「AVA」のそれとまったく同じ。「あれ,これAVAだっけ?」と困惑するぐらいそのまんまなのだ
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とはいえ違いもある。キャラクター選択時に,最初から女性キャラクターが選べるのもその一つ
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 ただ登場する銃器の性能バランスは異なっているので,そこはどうしても違和感を覚えてしまった。「ちゃんとエイムしてるのに当たらねぇ!」とか「ちゃんと当てたのになんで?」といった感じで,どうにも集弾性の悪さや攻撃力の低さが目に付くのだ。
 これはおそらく,クローズドβテストで扱える装備が初期のものに限られるのも影響しているのだろう。

ちゃんとエイムしているハズなのに……といった場面に幾度も遭遇した。この影響もあって,スナイパーの一撃が相対的に強く感じられた
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 メニュー画面からは,「インベントリ」「ショップ」「アップグレード」の3つの画面に遷移できるようになっていた。まったく同じではないものの,これも「AVA」に似たものがあったので,既存のプレイヤーには馴染みやすいはずだ。

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 インベントリでは,ポイントマン,ライフルマン,スナイパーの3つの兵種それぞれの装備を確認したり,変更したりできる。画面中央に「バックパック」というものがあるが,これは新コンテンツである「HUNTING FIELD」(詳細は後述)に関連する要素だ。

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 ショップでは,武器や防具が入手できるガチャのほか,Healing Injectorや各種銃器の弾倉がゲーム内マネーで購入できた。Healing Injectorや弾倉もまた,新コンテンツの「HUNTING FIELD」で必要となる。

ガチャを回すにはそこそこのゲーム内マネーが必要だが,Healing Injectorや弾倉はリーズナブルな値段だった。ただ必須のアイテムではないので,今のところあまり魅力は感じなかった
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「リバース武器ガチャ」からは武器が,「リバース防衛パーツガチャ」からは防具が排出される。とはいえどちらも確率は低く,ハズレ(?)の弾倉を山ほど積み上げることになる
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 アップグレードでは,武器や防具を“重ねる”ことで強化する「強化」と,装備品を素材に新たな装備品を生み出す「合成」が行える。
 ただし,強化は必ずしも成功するわけではないのがポイントだ。序盤はほぼ成功するのだが,強化を進めるごとに失敗の確率が高くなり,さらには強化の段階が下がるリスクも生まれてくる。

強化段階が低いうちは,あまり気にせず強化して構わない。ただ,銃器は攻撃力が上がるだけなので(それはそれで大きいが),使い勝手はあまり変わらない
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 合成もまた,より性能の良い装備を作り出す手段だが,材料には装備品が5つも必要なうえ,必ずしも上のランクの装備が入手できるとは限らない。なので装備が有り余っているならともかく,序盤から手を出すには分の悪いギャンブルといえる。

装備品には強さの目安となる「ランク」が設定されている。低ランク品を合成すれば,より上のランクの装備が手に入る……こともある
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「爆破」と「殲滅」の面白さは健在。新コンテンツ「HUNTING FIELD」は……


 長らくサービスが続いてきた「AVA」には数多くのゲームモードが実装されていたが,「AVA RE:BIRTH」のCBTで実装されていたのは,定番の競技コンテンツである「爆破」と,FPSのプリミティブな楽しさを体験できる「殲滅」,そして新コンテンツである「HUNTING FIELD」の3つだった。

 「爆破」は,爆弾の設置と起爆を目的とするEU側と,それを阻むNRF側の2チームに分かれたプレイヤーたちが,途中で攻守を入れ替えながら5本先取を目指すという対戦モードだ。
 基本的なルールはもちろん,「AVA」で採用されていたASLANやHAMMER BLOW,DUAL SIGHTといったマップがそのまま登場するので,前作プレイヤーはその経験を生かして立ち回れる。ただし,CBTで選べたマップはこの3つのみだったので,今後どうなるかは不明である。

HAMMER BLOWはアップデートされたHAMMER BLOW Adv.ではなく,旧来のHAMMER BLOWそのものが採用されていた
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ASLANは「AVA」のものよりだいぶ華やかな印象になっていた。とはいえ,マップの構造はそのままである
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 「殲滅」は,文字どおり相手をキルすることに特化した,いわゆるデスマッチモードだ。プレイヤーはEUとNRFの2チームに分かれて,どちらが先に80キルを達成するかを競うことになる。
 マップはCOLD CASEとPYRAMID,DOCKの3つで,これも「AVA」と同じ構造だったが,提示される勝利条件と実際の判定が異なっていた(キル数の表示と決着のタイミングがずれていた)のが少し気になった。

爆破と同様,殲滅のマップも「AVA」に実装されていたものから変わりない
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 新たなゲームモードである「HUNTING FIELD」は,フィールド上のアイテムを集めながら敵AIやほかのプレイヤーと交戦し,最終的にはフィールドからの脱出を目指す,いわゆる脱出シュータータイプのPvPvEコンテンツだ。
 公式サイトでは市街地や広大な砂漠がフィールドとして紹介されているが,CBTで遊べたのは市街地のみだったこともあって,「AVA」でいうなら1人プレイ用の潜入ミッションに近い雰囲気だった。

市街地フィールド(ローディング画面では「CITY」)は,「AVA」のBURNING TEMPLEとRISING DUSTを組み合わせたような広大なフィールドだった
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CBTではプレイできなかったが,砂漠のフィールドも準備中のようだ
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 フィールドに降り立ったプレイヤーの目的は,敵AIやほかのプレイヤーとの交戦をくぐり抜けながら,ゲーム開始から一定時間後に出現する脱出口から脱出すること。見事脱出に成功すれば,フィールドで得られた武器や防具,アイテムなどを持ち帰れるという寸法である。

 そして,これらを素材にしてアップグレードしていけば,強い装備をどんどん作れるはず。つまり武器や防具を充実させるには,HUNTING FIELDでアイテムを入手するのが不可欠であり,そのカギを握るのが……バックパックというわけである。

 フィールドに降り立つ前に,バックパックにHealing Injectorや弾倉を詰めこんでおけば,心許ないサバイバルでそれらを活用できるし,拾ったアイテムを格納する場所にもなる。ただしバックパックには「重量」があり,それを超えるとプレイヤーの移動速度が遅くなってしまうので,拾うアイテムはある程度,取捨選択が必要そうだった。

バックパックにアイテムを詰め込んでおけば,HUNTING FIELDに持ち込める。ただしアイテムに併記されている重量を参考に,動きが鈍らない程度にしておこう
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フィールド上に配置されている箱やツボを破壊するか,補給箱を開けるとアイテムが出現する。落ちているアイテムを拾うのに[G]キーを押すのが,ちょっと煩わしい
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敵AIを倒すと戦利品(白い袋)が落ち,これを漁ることでもアイテムが得られる。銃器が手に入ることもあるので積極的に倒したいが,AIはやけに強いうえ,漁ってる最中は無防備なのでハラハラする
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緑色のマークが付いた扉やシャッターは,[E]キーで開閉が可能。建物内にもアイテムが配置されているので,忘れずに集めたい。ドアを閉めれば外の敵AIは入ってこないが,屋内にポップするものもいるので注意したい
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 ただCBTのバランスで考えるなら,アイテムの持ち込みは,今のところあまり有用な機能とは思えなかった。なにせHUNTING FIELDは難度がかなり高いうえ,死んでしまえばアイテムをすべてロストしてしまうのだ。

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 その難度というのも,シンプルに敵AIが多いのに加え,至近距離に突然ポップした敵が銃弾をぶち込んできたり,銃撃戦の音を聞きつけて集まってきた敵になぶり殺されたりと,理不尽に感じることが少なくない。そもそも初期の所持弾倉が少ないので,ヘタに銃撃戦なんてすると,弾切れしてナイフ一つで立ち回らざるを得なくなる。
 それならバックパックに弾倉を詰めていけば? と思うかもしれないが,開幕数秒で死ぬかもしれないと考えると,躊躇ってしまう気持ちも分かるのではないだろうか。

アイテムを入手するために箱やツボを壊すと書いたが,壊すときはナイフで壊したほうがいい。そんなことのために使える銃弾はないのだから
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脱出に失敗すると,バックパックの中身だけでなく装備している防具をロストすることも。なので挑戦するときは,武器以外何も持ち込まないほうがいい
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 運営側もこの難度の高さは理解しているようで,「HUNTING FIELD TRAINING」という練習用のモードも用意されている。
 これは脱出に成功しても何も持ち帰れない代わりに,HPが減っても死なない無敵状態でプレイできるというものだが,じゃあこれで練習してクリアできるかというと……一応クリアはできた。

 とはいえ,その方法はすべての脱出口の出現位置を覚えておいて,その近くの安全な場所に籠城するというものだったので,お世辞にも褒められたものではない。ヤマを張った地点に脱出口が開かなければ詰みだし,ほかのプレイヤーが参戦してくれば,それだけで破綻する攻略方法である。

脱出口(緑の噴出口)の場所は,画面の右上に地名(?)で表示される。しかしマップが存在しないので,練習モードで暗記しておくしかない
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籠城といっても,外に狩れそうな敵AIがいたら,屋内から射撃して倒せばアイテムが漁れる。屋外の敵は中に入ってこないと知っているからこそ成り立つ戦略だ
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 とはいえCBTでは,装備を整えるにはこうするしかなく,誰にも迷惑をかけているわけではないので良しとせざるを得なかった。正式サービス後はゲームバランスの改善なり,1人で稼げる別のモードなりが欲しいところではある。あと敵の場所は表示しなくていいので,フィールドマップは実装していただきたい。


伝説を受け継ぐ「AVA RE:BIRTH」。しかし新規性は感じられない


 今回のCBTを通して感じたのは,「これはAVA以外の何物でもない」という,身も蓋もない感想だった。
 細かなパラメータの違いはあれど,マップもプレイフィールもそのままなので,少なくともCBTの範囲では何も変わっていないといっても過言ではない。ゆえにキャッチコピーの「伝説再誕」という言葉に偽りはないが,それでいいのかという疑問はどうしてもつきまとう。

 とはいえ,「AVA」のサービス終了を残念に思っているプレイヤーにとって,朗報であるのは間違いない。これを機にほかのタイトルへの移行を考えていた人にとっても,「AVA RE:BIRTH」はしっかりと受け皿になってくれることだろう。

 新鮮味はなく,新規プレイヤーにアピールする要素はまだ薄いものの,CBTの結果を踏まえて,今後ますます開発が進んでいくだろう本作。「AVAをサービス終了させる意味あった?」という言葉は一旦飲み込みつつ,さらなるブラッシュアップとコンテンツの拡充を期待して,続報を待ちたいところだ。

グラフィックスも全体的に向上している。とはいえ,ハイスペックPCでなくても快適に遊べる範囲にとどめているようだ
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