Logitech G，マウス新製品「G203 Prodigy」発表。国内未発売「Pro Gaming Mouse」の下位モデルか

　日本時間2017年1月4日，Logitech International（日本ではロジクール）は，ゲーマー向け製品ブランド「Logitech G」（日本では「Logicool G」）の新作となるワイヤードマウス「G203 Prodigy Gaming Mouse」（以下，G203 Prodigy）を発表した。


　Prodigyシリーズの新作となるG203 Prodigyは，2013年リリースの小型マウス「G100s Gaming Mouse」（以下，G100s）と近いデザインの筐体に，最新スペックを詰め込んだ製品というコンセプトだ。
　ただその外観は，同じくG100sベースのマウスとして北米市場で2016年後半にデビューした「Pro Gaming Mouse」の色違いといったところ。両者のスペックは表にまとめたとおりだが，これは事実上のPro Gaming Mouse下位モデルと紹介すべきではないかと思う。


　スペックの要点をまとめておくと，G203 Prodigyは右手用設計で，左右メインボタンには，最近のLogitech G製マウスで積極的に取り入れられ，ゲーマーからの評価も高い，ボタンの“返り”を向上させるテンションシステムを搭載している。本体側面から手前のところに入ったライン部と「G」ロゴ部のLEDイルミネーションは，約1677万色から好みの色を選択可能だ。
　以上はPro Gaming Mouseと同じだが，一方でメインボタンスイッチの耐久性やセンサースペックといったあたりは，“下位モデル”らしく，いろいろ削られている。Logitech G/Logicool Gがそうだと言っているわけではないものの，センサーが異なるので，サーフェスに対するセンサー出力のキャリブレーション機能は搭載していない可能性が高いだろう。

　ミドルクラスのスペックを持つ小型マウスというのは国内だとなかなか選択肢がないわけだが，果たしてG203 Prodigyは日本市場へ上陸し，その状況を変えるのか。ロジクールが国内発表するか否かも含め，今後の動向に注目したい。

Logitech GのG203 Prodigy製品情報ページ（英語）

Logitech InternationalのG203 Prodigyプレスリリース（英語）