G13のポイントを来場者に説明する,ロジクールの古澤明仁プロダクトマネージャー
 |
2009年1月10日,Logitechの日本法人であるロジクールは,日本AMD主催のイベント
「Don't think〜兄貴と紳士のお正月だよAMD」に,初のゲーマー向け左手用キーパッド
「G13 Advanced Gameboard」(以下,G13)を出展。併せて,イベント内のセッションで概要を紹介した。短時間ながら実機に触れる機会が得られたので,写真とともにお伝えしたいと思う。
G13 Advanced Gameboard。メーカー直販価格は9980円(税込)とされている
 |
Belkinのn52teより二回り以上大きなG13
ハードウェアレベルの作り込みが目を引く
 |
| 「Gキー」およびGamePanel LCD周辺。[M1]〜[M3]および[MR]ボタンの周囲にあるのは,GamePanel LCDのバックライトオン/オフや,GamePanel LCDの操作に用いるボタンだ |
 |
| こちらはジョイスティック周辺。ジョイスティックの挙動はXbox 360純正コントローラのアナログスティックとよく似ており,若干堅め,といった印象だが,割り当てられるキーは上下左右四つとなる。ジョイスティックのセンターボタンは意外に押しやすい感じ |
さて,G13の製品概要については,
北米での発表時,そして
国内発表時にお伝えしているとおり。ざっくり説明すると「25のキーとジョイスティックに,最大87のコマンドを割り当てられ,設定の一部を本体側のフラッシュメモリに保存することで,ドライバレスでも利用できるキーパッド」だが,実際のところ,エンドユーザーがカスタマイズできるキーとボタンの数は,
- 「Gキー」×22
- 親指で操作するボタン×2
- ジョイスティックのセンターボタン
- ジョイスティック4方向
の,計29。これを,「Gキー」と,Gシリーズのキーボード製品で共通して採用されてきた液晶パネル「GamePanel LCD」との間に用意された三つの[M]ボタンで切り替えることで,29×3=87コマンドの利用が可能になっている。[M]ボタンは4連だが,右端の[MR]ボタンは「Macro Record」(マクロレコード)用で,いわゆるクイックマクロ登録用だ。
n52teと並べてみたところ。見るからにサイズが異なる
 |
大きさは,Belkinの
「Nostromo SpeedPad n52 Tournament Edition」(以下,n52te)と比べると,底面積で二回りは違う印象。ずっしりとした重さ,そして底面の計6か所に貼られた滑り止め用ゴム足のおかげで,安定感は相当なものだ。
面白いのは,n52teと比べて高さがずいぶんと低い点だが,これは「手のひらをゆるいV字型で固定した状態が,最も疲れないポジションになる」(ロジクール)ためとのこと。リリースの時点から,使い勝手にはかなりの自信を窺わせる同社だが,セッション中にも,使いやすさに関する言及が目立っていた。
 底面には大きめの滑り止めが六つ貼られている |
 背は,n52teと比べるとずいぶん低い |
[G4]および[G10]〜[G12]は,指を置くだけで「ホームポジションである」ことが分かる窪みが用意されていたり,[G1]〜[G7]キーが指が届きやすいような角度に配置されていたりと,使い勝手の配慮が見て取れる「Gキー」群。本体に向かって縦方向のキーピッチは19mmだが,「人間の指は,外側ほど開きやすい」(ロジクール)という理由で,左右端のキーは横長になっている
 |
 |
 |
 |
標準設定では,[G4]と[G10]〜[G12]に[W/A/S/D],そして[G22]に[Space]が割り当てられているとのこと。それに合わせて手を置いてみると,親指が若干窮屈かもしれない。人によっては,[G23]ボタン(※ジョイスティック左側)を使う必要がありそうだが,こちらはやや遠いかも
 |
 |
あくまで目測だが,キーストロークは3mm強,といったところだろうか。イベント会場で実際にゲームをプレイした感じでは,もう少し浅いところで入力されているようだ
 |
 |
マクロの登録周りは,「簡単に使えることをモットーに開発した」とのことで,目で見てすぐ分かるものになっている。キープロファイラを開き,コマンドを登録したいキーを選べば,すぐに単機能やマクロを登録できるため,迷うことはまずなさそうだ。
なお,キープロファイラでは,16万通りから選べるというバックライトの色や,G13本体に内蔵するフラッシュメモリへの保存,ゲームやアプリケーションごとのプロファイル管理なども行える。
コマンドを,登録したいキーを選んで割り当てるだけの簡単設計。プロファイルはキープロファイラに用意されたプルダウンメニューから選択できるほか,左下に用意された“走っている人”ボタンから,ファイルへ書き出し/読み込みも可能だ。ジョイスティックに[W/A/S/D]キーを割り当てれば,親指でキャラクターを操作する,なんてこともできる
 |
 |
(スピードライトの都合で,一部のキーは色が飛んで見えてしまっているが)キープロファイラから色を選択すると,GamePanel LCDおよび「Gキー」がその色で光る。[M1]〜[M3]のスロットごとに,発光色を変えられるため,「通常操作は赤,チャット系は白,生産系は青」といった具合に,どのモードで動作しているかが一目で分かるようにすることも可能だ
 |
 |
以上,駆け足で眺めて来たが,全体的に,これまであった左手用キーパッドをよく研究して作られた印象で,ハードウェア,ソフトウェアとも,完成度は非常に高そうだ。「親指をどう使うか,何に使うか」と,その大きさをどう判断するかで,最終的な評価は変わってきそうだが,いずれにせよ,左手用キーパッドを好むゲーマーや,ゲームのコマンド操作でラクをしたい人にとって,本命視できるレベルの製品が登場したとはいえそうである。