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Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
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印刷2011/01/10 14:23

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Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場

画像集#002のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
 Thermaltake Technology(以下,Thermaltake)の創業10周年を記念して2009年に発表された,BMW Group Designworks USAのデザインによるゲーマー向けハイエンドPCケース「Level 10」を憶えているだろうか。マザーボードや電源ユニット,ストレージなどを個別のスペースに格納することで,デバイス同士の熱干渉を抑えるという,ユニークな製品だったが,発売当初の国内価格が9万円と,高価すぎるのがネックだった。

 2011 International CESでThermaltakeが公開してきたのは,そんなLevel 10の普及版と位置づけられる「Level 10 GT」だ。

Level 10の普及版となる「Level 10 GT」の試作機。向かって右側にある“取っ手”部のデザインや,前面下部にあるストレージトレイに,上位モデルの面影が残っている
画像集#003のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場

本体側板はマザーボードトレイ(&電源ユニット)部だけが開くようになっている。この写真では途切れているが,写真左に大型のファンと,風の向きを制御する機構がある点に注目してほしい
画像集#004のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
 フルタワーPCケースに,Level 10のデザインコンセプトを盛り込んだ製品とされるLevel 10 GTの本体サイズは282(W)×590(D)×584(H)×mmで,かなり横幅が大きく,どっしりしたイメージだ。
 側板内部にはブラインドシェードのような,複数のフィンから構成される空気の流れ(角度)を調整するフィン機構を備え,最も熱くなる熱源に効率よく外気を導入できるようにしているのが大きな特徴。本体天面部はカバーを簡単に外せるようになっており,フィルターを交換したり,標準搭載の200mm角ファンを取り外して液冷用ラジエータに交換したりすることも容易という。

側板部には200mm角相当のファンを搭載(左)。Level 10と同様に,第三者が勝手に開けられないよう,セキュリティロックを用意する。その隣にある,上下方向の矢印マーク部にあるスライドバーが,ケース内部における風の向きを調整するフィンの調整用だ
画像集#005のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場 画像集#006のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
吸入した外気のエアフローを調整するフィンが,側板内部に用意されている(左)。右は天板部のカバーを外したところ。マザーボード上面には大きめのスペースが確保されており,大型の液冷ラジエータを搭載可能
画像集#007のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場 画像集#008のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場

本体背面から。拡張スロット8本分のブラケットが用意されている
画像集#009のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
 マザーボードトレイは,EVGAやGIGABYTE TECHNOLOGYの一部ハイエンド製品で採用されている特殊規格「XL-ATX」に対応し,8本の拡張スロットをサポート。また,「ATI Radeon HD 5970」デュアルGPUソリューションのような長尺カードも搭載できるよう,370mm長の製品が登場してきても対応できるだけの空間を確保している(※推奨は360mmまでだそうだ)。

 ドライブベイは5インチ×4,3.5インチ×5で,Level 10を彷彿とさせる外観の3.5インチベイは,ツールなしで着脱できるカートリッジ式を採用。SSDなどの2.5インチドライブもマウントできる。

画像集#010のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
ワンタッチで開閉(着脱)できる3.5インチドライブベイ。2.5インチSSD&HDDも取り付けられるようになっている
画像集#011のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
“取っ手部”の下側,マザーボードトレイの裏側がケーブルマネジメント用に確保されているのはLevel 10譲り

 本体天面にはUSB 3.0×2,eSATA×1に,ファン回転数やLEDイルミネーションの調整ボタンを装備。また,これまたLevel 10譲りとなる本体向かって右端の“取っ手部”前面には,USB 2.0×4やヘッドフォン出力&マイク入力端子も用意している。
 面白いのは,ヘッドセットやヘッドフォンを掛けておけるホルダーが同梱され,本体向かって左側面へ取り付けられるようになっているところ。普段からヘッドセットなどの置き場所に困っている人にとっては嬉しい仕様だろう。

画像集#012のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
本体天面のインタフェース&ボタン群。LEDイルミネーションは,押すごとに,ファン部のLEDカラーを青・緑・赤で切り替えられる
画像集#013のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
本体左側面にヘッドセット&ヘッドフォンホルダーを取り付け,さらにヘッドセットを掛けたところ

 価格は未定だが,Level 10 GTは2011年上半期中にも市場投入できるよう,準備を進めているとのとこだった。


240W級の発熱に対応するCPUクーラーや

SATA USM対応のミドルタワーも


FrioOCK。「Design for OverClocker King」とされている
画像集#014のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
 Thermaltakeはこのほか,6本のヒートパイプを備え,最大240Wの発熱にも対応するというハイエンドユーザー向けCPUクーラー「FrioOCK」や,USB 3.0に対応したmicroATX対応のキューブ型PCケース「ARMOR A30」,Serial ATA International OrganizationとSeagate Technologyが標準化を進めるSerial ATAベースのストレージモジュール規格「SATA Universal Storage Module」(USM)に対応したミドルタワーPCケース(※型番未公開)なども披露した。
 ちなみにUSMは,主に2.5インチSSDやHDDを搭載した外付けストレージデバイスの外形サイズやコネクタ位置を規格化することで,PCのみならず,録画機能付きテレビやゲーム機などでも広く使える着脱可能なストレージとして訴求されるもの。Thermaltakeは本規格に則ったPCケースの開発に参加しているため,今回のデモと相成ったようだ。

画像集#015のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
FrioOCKの底面
画像集#016のサムネイル/Thermaltakeのゲーマー向け高級PCケース「Level 10」に普及モデルが登場
USB 3.0ポートを備えたキューブPCケース,ARMOR A30
USM対応PCケースの試作機と,Seagate Technology製のUSMデバイス。カートリッジの外形やコネクタの位置などを統一することで,PCやテレビなど,さまざまなデバイスでSerial ATAストレージを活用できるようにするのがUSMの目的だ
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