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東京レトロゲームショウ2016:第36回 月夜の晩は,「怨霊戦記」で街に忍び寄る恐怖と戦っちゃおう
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印刷2016/01/28 12:00

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東京レトロゲームショウ2016:第36回 月夜の晩は,「怨霊戦記」で街に忍び寄る恐怖と戦っちゃおう


今週のテーマ:子供の頃に九字の印とか練習しちゃった系

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 筆者にとって,子供の頃にトラウマ並みの強烈な印象を受けたソフトハウスが,スタジオWINGだ。当時の雑誌などでは,ソフトスタジオWINGと紹介されていた覚えがあるが,ともあれ今回の「東京レトロゲームショウ2016」では,同ソフトハウスの集大成ともいえるホラーアドベンチャーの名作「怨霊戦記」を取り上げてみたい。

 本作を開発したスタジオWINGは,主に超能力やオカルトをテーマにしたアドベンチャーゲームを数多く手掛けてきたソフトハウス(という呼び名自体,懐かしいけど)で,初期の頃には,MSXで「モリコ脅迫事件」「白と黒の伝説」シリーズといった作品を発売しており,その後,PC-8801やPC-9801といった機種でも開発を行うようになった。

「モリコ脅迫事件」(左)と,筆者のトラウマ「白と黒の伝説〜百鬼編〜」(右)
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 当時,筆者はMSXユーザーだったので「モリコ脅迫事件」と「白と黒の伝説」のどちらも強烈な個性を持ったゲームとして,よく覚えている。とくに後者のグラフィックスは,まだ子供だった筆者にはそのゲーム画面が掲載されている雑誌のページすら開きたくないと思うほどの恐ろしさで,スタジオWINGの名を深く胸に刻み込む原因ともなっている。あの頃は純粋だったなあ……。ちなみに,どちらもカセットテープで発売されたゲームであり,そのこと1つを取っても時代を感じさせる。

オープニングからこの有様で,怖いったらない
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 さて,今回紹介する「怨霊戦記」は,1988年にPC-8801で発売されたホラーアドベンチャーだ(のちにMSX2やPC-9801などにも移植されている)。メディアはカセットテープでも3.5インチのフロッピーディスクでもなく,5インチのフロッピーディスクだが,どっちにしても古い話で,平成生まれの若者達には何のことやら分からないかもしれない。昔はそういうものがあったんですよ。

 ストーリーは,ある月夜の晩に黒マントの男と遭遇し,男が連れていた謎の化け物(餓鬼)に襲われた主人公の北原弘行が,架空の地方都市,宮寺市を襲う怨霊の恐怖から街を救うために奔走するというもの。本作はいわゆるコマンド選択式のアドベンチャーゲームで,宮寺市の各所を行き来しながら情報を集め,怨霊を陰で操っている生霊の正体を調査していく。まあ,序盤からあからさまに怪しい人物が登場するのでバレバレなのだが,そこらへんはお約束ということで。

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夜風に当たって疲れを癒していた主人公の前に,突然現れた黒マントの男。すべての事件はここから始まるのだ
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行く先々で主人公の前に現れる謎の男,鳴神。どう見てもあからさまに怪しいが,一体何者なんだ……(棒読み)

 舞台となる宮寺市は,○○町,△△町といった具合に20か所以上の地区に分かれており,かなりの広さがある。本作では,調査のために街のあちこちを回る必要があるのだが,目的地に行くためにはそれぞれの地区を順番に移動しなくてはならないうえ,地区のつながりが結構複雑で,しょっちゅう道順が分からなくなってしまうのがネックと言えばネックだ。うう,また道を間違えてしまった……。

ゲームシステムは見てのとおりのコマンド選択式。宮寺市の各所を回り,怨霊事件の真相に迫っていく
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 また,特徴的なのが,わずか4色で描かれた独特のグラフィックスだ。色数が少ないこと自体は当時のゲームとしては珍しくないのだが,それでも単一色の濃淡のみで表現された背景は,ひときわ強烈なインパクトを放っている。これらの背景には写真を加工したものが使われており,本作ならではの不気味な雰囲気を作り上げている点も見逃せない。夜間に街を探索していると,時折,背景に溶け込むようにして怨霊の姿が一瞬だけ現れて消えるという演出も秀逸で,これが本当に怖い。

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実写を加工した背景は雰囲気抜群。巫女の依姫は物語における重要人物だ
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画像右上に怨霊の姿が写っているのがお分かりいただけただろうか……(ナレーション風に)

 さらに,スタジオWINGはサウンド面にもこだわりのあるソフトハウスで,FM音源によって奏でられる“怨霊サウンド”も,これまた怖い。シナリオ面に目を向けると,始めは怨霊の存在などこれっぽちも信じていなかった人々が,怨霊が街を侵食していくにつれて次第に恐怖に侵されていく過程や,ただのプログラマーだった北原が怨霊と対峙できるだけの力を獲得していく流れは,オカルトものの定番ながらも目が離せず,この手の話が好きなら,ぜひプレイしておきたい1本といえる。

物語が進むと,怨霊と対決するシーンも登場する。子供の頃,「孔雀王」に大いに影響を受けた筆者も,九字の印を熱心に練習したものだが,同じような心当たりがある人はきっと多いに違いない
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こちらはPC-9801版の画面。一応,マウスが使えるがキーボードのほうが遊びやすい
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 現在では,D4エンタープライズが運営している「プロジェクトEGG」で配信版が手軽に入手できるが,ここで1つ,本作における最大の強敵についても記しておかなければならない。それは,プロジェクトEGGの紹介ページにも記載されているとおり,本作のPC-8801版には途中経過をセーブすると,次回以降,ゲームが正常に起動しなくなるという重大なバグが存在すること。これぞまさに怨霊のたたり……じゃなくて,元のゲームからあったバグとのことで,セーブせずに一気にクリアしてしまう以外,対処方法は存在しない。

 とはいえ,本作にはゲームの進め方次第で途中でゲームオーバーになってしまう展開もあるので,これから遊ぶ人はきちんとセーブできるPC-9801版を選んだほうがいいだろう。もちろん,こちらもプロジェクトEGGにて配信中なので,そうと決まればさっそく遊んでみてほしい。

プロジェクトEGG「怨霊戦記」(PC-8801版)

プロジェクトEGG「怨霊戦記」(PC-9801版)

(C)2006 D4Enterprise Co.,Ltd.

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