
イベント
「ニコニコ超会議2022」幕張メッセ会場レポート。3年振りのリアル開催は来場者数9万6160人に
会場には,超ゲームエリアのステージや,対戦ゲーム「#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜」(iOS / Android)ブースなど,ゲームに関係する出展もあったので,それらを中心に紹介していこう。
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■超ゲームエリア
リアル開催初日のメインステージでは,「超ドラゴンクエストXTV ニコニコ超会議2022出張版」が実施された。「ドラゴンクエストX オンライン」(PC / PS4 / Switch / Wii U)の開発陣と声優の蒼井翔太さん,シンガーソングライターの佐伯ユウスケさんらが登壇。同作についてのトークや,オフラインイベント「ドラゴンクエストX祭り2022」の開催発表などを行った。
「超ドラゴンクエストXTV ニコニコ超会議2022出張版」をレポート。3年ぶりの「ドラゴンクエストX祭り」開催が発表に

スクウェア・エニックスは2022年4月29日,イベント「超ドラゴンクエストXTV ニコニコ超会議2022出張版」を開催した。イベントでは,「ドラゴンクエストX オンライン」の開発陣のほか,スペシャルゲストとして声優の蒼井翔太さんとシンガーソングライターの佐伯ユウスケさんを迎え,トークなどを披露した。
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- PC:ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン
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- PC:ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン
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またサブステージでは,50人を超える出演者が,賞金獲得を目指して様々なゲームに挑戦する「ゲーム実況者 超大集合」や,ゲームの最速クリアを目指す「超RTA2022」なども実施されていた。
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336489895
・超RTA2022 Day2@ニコニコ超会議2022【4/30】
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336489949
2日目には,「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ ニコニコ超会議2022 出張版」と「アイドルマスター SideM ニコニコ超会議2022 出張版」が実施されたので,気になる人は配信された番組のタイムシフトで視聴するといいだろう。
MILLION THEATER SEASON シーズンツアー開催中!
ミリシタ生配信@ニコニコ超会議2022【4/30】
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336432826
アイドルマスター SideM 生配信
〜ニコニコ超会議2022出張版〜@ニコニコ超会議2022【4/30】
https://live.nicovideo.jp/watch/lv336499717
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■「#コンパス」ステージ
NHN PlayArtとドワンゴが共同で開発・運営している「#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜」のブースでは,ネットアイドルや“踊り手”による「踊ってみたステージ」や,公式コスプレイヤーによるコスプレショー,撮影会などで盛り上がっていた。
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また,2日目の4月30日には,公式大会「#コンパス TEPPENバトル」の1stステージ頂上決戦も実施された。
こちらは,2022年1月から4月までに開催された,「TEPPENバトル」の各月優勝者による戦いで,「エル・プサイ・コングルゥ」(1月シーズン大会代表),「天ノ邪鬼」(2月シーズン大会代表),「こんこんぶわ」(3月シーズン大会代表),「ディーバとサンバールから生まれた」(4月シーズン大会代表)の4チームが参加。優勝は,「ディーバとサンバールから生まれた」となっていた。
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■超クリエイターマーケット「クリエイター全員集合」
クリエイターのスペース出展の場である「まるなげひろば」が,今回は「超クリエイターマーケット」に名称が変更された。その片隅に,日本ネットクリエイター協会(JNCA)による「クリエイター全員集合」のコーナーが用意されていたので,展示されていた作品の一部を紹介しよう。
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ぽっとでゲーム
「タテルト」
大精霊タテルトとなり,マナを使って手札から精霊の召喚。彼らの能力やスキルを駆使して高い塔を建造していく。3〜4人用で,最初に7階層以上の塔を建てたプレイヤーの勝ちとなる。
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STUDIOアカランタン
「原チャリ番長」
自分の駒を,ノック式ボールペンで弾いて相手の得点スペースに入れて得点を競う。ボードの上には,ジャンプ台や穴,障害となる石などがあるので,駒を弾く際にもちょっとしたテクニックが必要に。2〜4人用。スーパーカー消しゴムが流行った世代には少し懐かしい。
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◎ほか出品作品
STUDIOアカランタン
「Re:迷宮(リメイク)」
「バトルコロシアム☆スーサン」
俵田治プロデュース
「えあわせぶらぶら」
「覚えて福笑い」
「博多ぶらぶらおどり」
※デジタルゲーム
いい大人達プロデュース
「マッツァンカードゲーム」
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■そのほかのブース
「ジェットセットラジオ」をテーマにした痛車などが展示されていた「超痛車天国 in ニコニコ超会議2022」や,ドラゴンクエスト記念碑のある,淡路島(兵庫県)洲本市のブースも出展されていた。
JRA(日本中央競馬会)の「超JRA」では,ウマ娘のコスプレイヤーが疾走していたり,自衛隊ブースには「艦これ」村雨のポップが展示されていたりもしたので,会場を歩いていて気になったものをいくつか紹介していこう。
◎超痛車天国 in ニコニコ超会議2022
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「ジェットセットラジオ」の痛車。後部には,キャラクター“ガム”の姿も。車内にはドリームキャストがあり,同じく車内にあるディスプレイに映像を出力していた。
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「アズールレーン」や「アークナイツ」,「ゼノブレイド2」の痛車も。あと,初音ミクさんはどこでも人気だ。
◎超JRA
天皇賞が目前だったこともあり,超ニコニコ賞(春)3200mmが開催されていた。4人ずつの出走で,映像判定も。超短距離であるため,おでこをうまく前に出したほうが勝ちやすい印象だったが,カメラに向けてアピールする人も多かった。
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◎超コスプレエリア「自作コスプレアイテム体験コーナー」
コスプレイヤーの自作コスプレアイテムが展示されていた「自作コスプレアイテム体験コーナー」。ゲームやアニメに登場する装備も数多く用意されており,自由に触ることもできた。
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◎超NFT
最近,見聞きすることが多いNFT。非代替性トークンのことで,その所有権を示すものだ。ゲームへの取り入れも進みそうなブロックチェーンに関する技術でもある。
2022年時点ではかなり曖昧な説明がされることもあり,画像の所有権や著作権も所持者に帰属するといった誤解が広まっている。
MMORPGであれば,“誰それさんが作った,使った武器”のようにデータ管理が楽になり,そこから新しい価値が生まれるかもしれない。
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◎淡路島洲本市
兵庫県洲本市のブースでは,淡路島たまねぎをアピールしていた。そして一緒にスライムも。これは堀井雄二氏の出身が洲本市であるため。ドラゴンクエスト記念碑がある同市だが,最近ではたまねぎ風なスライムのアイテムの販売も行われているそうだ。
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◎岩手県ブース
洲本市以外にも,地方自治体の出展もいくつかあった。岩手県は特産品やグッズを展開していたが,まるで地域特産品であるかのように,「超伝導加速空洞」が置かれていた。
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これは岩手県および東北地方において,ILC(国際リニアコライダー)の誘致を進めているためで「超伝導加速空洞」は重要なパーツになる。
ILCだが,ざっくり言うと,全長30kmほどで予定されている直線の加速器だ。ふたつのビームを衝突させ,ビッグバン直後の状況を再現できるという。
加速器の中では,「STEINS;GATE」のSERNの元ネタであるCERNが知られているほうだが,そちらは円形加速器で周長27km。ILCが直線であるのは,ビームが曲がる際のエネルギーロスを減らし,欲するエネルギーを得るためである。ちなみに,ガンダムでおなじみのビーム・ライフルも加速器だ。
![]() 奥にあるのが「超伝導加速空洞」。特に説明もなく置かれていた。東北地方での生産が予定されているため,将来的な意味での展示だったのかもしれない |
![]() 配布されていた紙袋。ILC用超伝導加速器の中に「超伝導加速空洞」がある |
![]() 以前撮影した「超伝導加速空洞」 |
![]() 紙袋にあった加速器の実機。これが延々と並ぶことになる |
◎超宇宙開発ブース
インターステラテクノロジズ全面協力により,ロケットの実機やパーツの展示が行われていた。2018年6月30日に打ち上げするも,離昇後に落下・燃焼したMOMO2号機を直接見ることができたのは,貴重な体験に。
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◎ZONe×ムー
こちらもゲームに関係ないが,通りがかりに気になった「ZONe×ムー」のブース。ZONeによって祭壇らしきものが構築されているなと思っていたら「これから儀式が始まりますよ……」とささやかれる。
ZONeに念を込める儀式らしく,大変ムー的であり,大変よろしかった。
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◎超年表
2006年に始まった「ニコニコ動画(仮)」の現在までの年表が,やたらと詳細な内容で掲示されていた。かなり細かい出来事も書かれていたので,貴重な資料にもなりそうだ。
物理的なニコニコ大百科もあったが,そのままプリントされているだけでインデックスはなし。有志が付箋を貼り付けて,検索性を高める方式が採用されていた。
![]() 気が付けば息の長いサービスになった。2006年のとき,諸君らは何をしていただろうか。筆者(林)はインターネットの奥底でゲーム実況配信をしていた |
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![]() その隣は超検定が行われており,ここだけ空気が違いすぎていた |
大型連休の開始と同時に開幕した「ニコニコ超会議2022」のリアル開催だが,公式発表によると,リアル来場者数が9万6460人とのこと(ネット総来場者数は1389万1680人)。
2019年は16万8248人だったため,来場者は7万2千人ほど減少しているのだが,今なおコロナ禍が続いており,移動やイベントの参加を自粛している人もいることを考えると,大盛況だったといってもよさそうだ。
![]() 1日目は生憎の雨だったが,2日目は晴れに。外のコスプレ推奨エリアにも多くの人が集まった |
個人的には,会場内が密にならず,ブース間の移動がしやすかったので,非常に快適にイベントを楽しめた。また,2023年の開催も予定しているそうなので,次回もまたレポートをお届けしたいと思う。
なお,4Gamer編集部としては,“ゲームファンとゲーム大会の祭典”である闘会議の開催も気になるところだろう。
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