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“パチファミ”で知られる小霸王(小覇王)傘下のVR企業が破産申請。発展する中国経済の裏で,影響力を失っていくかつての覇者
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印刷2020/11/10 20:19

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“パチファミ”で知られる小霸王(小覇王)傘下のVR企業が破産申請。発展する中国経済の裏で,影響力を失っていくかつての覇者

 11月9日,中国の小霸王文化发展(日:小覇王文化開発 / 英:Xiaobawang Cultural Development)が,裁判所・中山市第一人民法院に破産および再編を申請したと,新京报(新京報)などの複数メディアが報じた。

新京报の「小霸王文化发展公司申请破产重整 企业资方亦列入被执行人」


 小霸王文化发展は小霸王(シャオバーワン)のグループ企業で,VRコンテンツの開発のため2017年に設立された。親会社の小霸王は,現在は教育用の電子玩具やキッチン用品などの家電製品を製造・販売している,広東省の電機メーカーだ。主に1980年代後半から1990年代前半にかけて,任天堂からのライセンスを得ていないファミリーコンピュータの互換機(日本では俗に「パチファミ」と呼ばれるもの)や,それに向けたソフト(海賊版を含む)を販売していたことで,アジア圏の30〜40代には,良くも悪くも“思い出のゲームメーカー”として知られている。日本でも,秋葉原の裏通りを歩くような趣味があった人には馴染み深い名前だろう。

近年でも規模を縮小しつつファミリーコンピュータ互換機を製造・販売している。画像は同社のゲーム機販売30周年を記念して発売された「G36」。Androidベースのマシンで,TVとはHDMIで接続する
画像集#001のサムネイル/“パチファミ”で知られる小霸王(小覇王)傘下のVR企業が破産申請。発展する中国経済の裏で,影響力を失っていくかつての覇者

 1990年代初頭には中国ゲーム市場のトップに君臨した小霸王だが,工場長を務めていた段 永平氏が1995年に退職,現在はVivoやOPPOなどのスマートフォンメーカーを傘下に持つほどまで成長した步步高(ブーブーガオ)を設立し,ライバル企業として立ちはだかったことで経営状態が徐々に悪化する。傘下のVCD(ビデオCD。日本では普及しなかった規格だが,中国では大ヒットした)メーカーである小霸王影音は1999年に破産,2012年にスマートフォン事業に参入するが成功せず,独自のUIやサービスとAMDのカスタムAPUを採用したゲーマー向けWindows PC「小霸王Z+新遊戯電脳」を2016年に発表するも,開発中止となりゲーム事業部門は2019年5月に解散された。そして今回,VR事業が処理されることとなった。

 小霸王は公式サイトにおいて,「あくまで関連企業の精算であり,メディアによる報道はブランドイメージを傷つけるものである」という旨の声明を出している(それによると,小霸王文化发展が機能を停止したのは2019年初頭であるとのこと)。とはいえ,小霸王グループのデジタルコンテンツ事業がまた1つ失敗し,ゲーム業界の足場をさらに失ったのは確かだ。

 近年,中国経済の発展は目覚ましく,ゲーム業界にも多彩な中国製タイトルが登場しているが,その一方で時代の流れに乗り損ねて撤退したり消滅したりする企業も多い。小霸王文化发展の破産は,その一角と言えるだろう。

小霸王 公式サイト

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