新たな舞台はビクトリア朝時代。シリーズ最新作「Assassin’s Creed: Victory」の情報が海外メディアで報じられる

　海外ゲームメディアKotakuが，人気ステルスアクションのシリーズ最新作となる「Assassin’s Creed: Victory」のロゴやスクリーンショット，概要などを報じている。これらはUbisoft Entertainmentから流出したものらしいが，別の海外メディアPC Gamerの記事によると，Ubisoftはその存在を認めているという。

　Kotakuの記事によると，記者はすでに「Assassin’s Creed: Victory」の暗殺ミッションをプレイしており，スムーズに動作していたことを伝えている。新たな舞台は“ビクトリア朝時代”と呼ばれる19世紀後半，産業革命を経て大英帝国絶頂期を迎えたロンドンになるようだ。同記事には数点のスクリーンショットが掲載されており，主人公がグラップリング・フック（鉤縄）を手にして，建物内を動き回っているイメージも公開されている。
　19世紀後半のロンドンといえば，世界初の万国博覧会が開催され，チャールズ・ダーウィンやチャールズ・ディケンズらが登場した，近代文化が開花する時代。同時に都市部における貧困層の拡大によって，「ジャック・ザ・リッパー（切り裂きジャック）」や「ジキル博士とハイド氏」に代表される社会不安が蔓延していった。こうした背景の中で，アサシン達とテンプル騎士団の戦いがどのように描かれるのか，大いに気になるところだ。


　現在判明している情報によると，「Assassin’s Creed: Victory」はPC，PlayStation 4，Xbox One向けに2015年内の発売が予定されており，Ubisoft Quebecが中心になって開発中とのこと。Ubisoftが今回のリークを認めたことで，近いうちに正式発表が行われるかもしれない。