ニュース
Android 9正式対応のスマートフォン「Essential Phone」をIIJが国内発売。Snapdragon 835搭載で一括税込約5万円から
2018年9月11日,インターネットイニシアティブ(IIJ)は,SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「Essential Phone PH-1」(以下,PH-1)を台数限定で発売すると発表した。プリインストールOSはAndroid 7(Nougat)だが,購入直後からAndroid 9へとアップデート可能というのが見どころだ。
一括払い購入の税別価格は4万6000円なので,単純計算した税込価格は4万9680円となる。
PH-1は,「Androidの父」として知られるAndy Rubin(アンディ・ルービン)氏が率いるEssential Productsが開発したスマートフォンで,早いタイミングから日本で合法的に使うために必要な技術基準適合証明に対応していた製品である。Google純正端末であるPixelシリーズの国内展開がなされていないなかで,Android 9を「合法的に」使えるPH-1は極めて貴重な存在と言えるだろう。
OS周りだけでなくスペック面も充実しており,まず,搭載するSoC(System-on-a-Chip)はQualcommのハイエンド市場向け2017年モデルとなる「Snapdragon 835 Mobile Platform」。組み合わせるメインメモリ容量は4GB,内蔵ストレージ容量は128GBとなっている。microSDカードスロットを持たない点は好みが分かれるかもしれないが,少なくとも仕様面ではゲームにも十分対応できるだけのものを備える。
ディスプレイには,5.71インチサイズで解像度1312×2560ドット,アスペクト比10:19の液晶パネルを採用しており,上端中央にフロントカメラやセンサー類を収めた切り欠き(ノッチ)が付いている。
対応する周波数帯が広いのもポイントで,とくに対応LTEバンドは25種類に達するほど。国内ではNTTドコモのLTEバンドをカバーできているので,場所を選ばずに利用できるだろう。
最新のAndroid OSをいち早く使える端末として,あるいは税込5万円という手の届きやすい価格で購入できるハイエンドスマートフォンとしても,PH-1は,なかなか魅力的な製品と言ってよさそうだ。
●PH-1の主なスペック
- メーカー:Essential Products
- OS:Android 7.0(Android 9.0への即日アップデート可能)
- ディスプレイパネル:5.71インチ液晶,解像度1312×2560ドット,ノッチあり
- プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 835」(CPUコア Kryo 280×8,最大CPU動作クロック2.45GHz,GPUコア Adreno 540)
- メインメモリ容量:4GB
- ストレージ:内蔵128GB
- アウトカメラ:有効画素数約1300万画素 F1.85+モノクロカメラ
- インカメラ:有効画素数約800万画素 F2.2
- バッテリー容量:3040mAh
- 対応LTEバンド:FDD LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/19/20/21/25/26/28/29,TDD LTE Band 38/39/40/41/42/43/66
- 対応3Gバンド:Band 1/2/4/5/6/8/34/39
- 待受時間:約450時間(LTE),約443時間(3G)
- 連続通話時間:約843分(LTE),約894分(3G)
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:5.0
- USBポート:USB 3.1 Type-C
- 公称本体サイズ:71.1(W)×141.5(D)×7.8(H)mm
- 公称本体重量:約185g
- 本体カラー:ブラック
IIJのPH-1製品情報ページ
Essential Products日本語公式Webサイト
- 関連タイトル:
Android端末本体
- この記事のURL: