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「End of Abyss」は,サバイバルホラーの傑作として知られる「リトルナイトメア」シリーズを手掛けたTarsier Studiosの中核メンバーがスウェーデンのマルメに立ち上げた新鋭スタジオ,Section 9 Interactiveの処女作だ。
舞台となるのは,無機質な重機や無数の配管が入り組んだ冷酷で薄暗い地下施設。プレイヤーはフルフェイスのヘルメットと重厚な戦闘服(もしくは潜水服)に身を包んだ主人公を操作し,放棄されて闇に包まれた建物の奥深くへと足を踏み入れることになる。
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ゲームプレイの基本は,左スティックで移動,右スティックで照準を合わせる見下ろし型(トップダウン)のツインスティック・シューターとなっている。
今回体験できたデモでは,仲間と別れたばかりの主人公が単身で施設内のエリアを進み,次々に現れる敵を限られたリソースでいかに迅速に処理し,生存ルートを確保するかという,アクションゲームとしての骨太な手応えが強く前面に出されていた。
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出現するクリーチャーは,人間が海苔のようなものに侵食されてゾンビ化したかのような不気味なデザインだ。手持ちの武器は,威力は低いものの無限に発砲できるピストルと,パワーはあるが弾数に限りのあるショットガンの2つがあり,これらを切り替えて戦っていく。
また,雑魚敵であれば寄り付かなくなるフレアや,一発で敵を始末できるグレネードなども所持できたが,これらも数には限りがあるため,慎重なリソース管理が求められる。
銃器からはレーザーが放出されているので,見下ろし型のカメラ視点ながらも,どの方向にどの範囲で弾丸が発射されるのかが分かりやすく,ツインスティックを用いたゲームプレイでもコントロールは安定している。
また,安全が確保されている状態でも前方に広く拡散するレーザーを照射しながら歩くことで,インタラクト可能なオブジェクトや死体の中に隠されているアイテムなどをチェックできるようになっていた。
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マップ内には敵が攻め込んでこない「セーフハウス」と呼ばれる拠点が存在する。ここには,プレイヤーが集めたスクラップから弾丸やグレネードなどを生成するワークベンチや,倒された際に復活ポイントとなる装置などが並べられている。
ゲーム進行自体は直線的で分かりやすいが,施設の離れた場所に到達することでセーフハウスの反対側にあるドアからの出入りが可能になるなど,メトロイドヴァニア的なショートカット開通やエリア拡張要素も確認できた。
特筆すべきは,やはり「リトルナイトメア」で世界を魅了した開発陣による,圧倒的な美術センスと不気味な世界観の構築力だ。Unreal Engine 5を用いて描かれるグラフィックスは,過去シリーズのミニチュア感を思わせる独特の風合いを残しつつも,インディーゲームの枠を超えた緻密さを見せている。密室的な静けさのなかに金属が擦れるような重々しい環境音も相まって,プレイヤーに息の詰まるような緊迫感を与える。
映画「エイリアン」のような古典的SFホラーの冷徹さと,日本の「AKIRA」のような伝説的サイバーパンクアニメから着想を得たという生々しい有機的ディテールが融合しており,銃撃によってパーツが割れる破壊描写も相まって非常に見応えがある。
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今年のSummer Game Festでは,「gen ATLAS」や「Out of Words」のようにEpic Gamesのゲームパブリッシング部門であるEpic Games Publishingの作品群が目立ったが,同部門の強力なバックアップを受けて開発が進められている「End of Abyss」も,その圧倒的なビジュアルと閉塞感のなかでのサバイバルが非常に楽しみな1作だ。
今回のイベントに合わせて,2026年10月1日の発売がアナウンスされており,Epic Gamesストアページ(リンク)では,すでに3648円(税込)での事前販売が開始されている。ストアの情報では日本語対応が行われることも明記されており,リリースに向けてその動向に大いに注目していきたい。
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