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「RPG Stories」のクラウドファンディングが早々に目標を達成。RPGを作って,ほかのプレイヤーに遊んでもらえるゲーム開発ツール
Kickstarterの「RPG Stories」プロジェクトページ
「RPG Stories」は,建物や壁,扉,岩,樹木,家具など,事前に用意された数千にもおよぶプロップを3D世界に配置していくことにより,広大なゲーム世界を作り出し,そこにさまざまなルールを設けることで,RPGを作り出せるという開発ツールだ。中世ファンタジーやSF,現代などの時代設定にも対応している。照明効果や天候,フォッグ機能を加えることで雰囲気作りをしたり,屋外やダンジョンを自動的に生成できたりするシステムも用意される予定となっており,広大なマップ作りを楽しめるようだ。
“3Dバーチャルデスクトップの未来を変える”という意気込みで開発が進められているだけあり,制作者はGM(ゲームマスター)として機能することとなり,マップの各所に2D/3Dのノートやジャーナルを散りばめて,そのストーリーを補助することもできるようだ。テーブルトップRPGメーカーのPenny Dragon Gamesとの提携によって公式オリジナルストーリーが用意されるほか,Hero Forgeとのパートナーシップ契約により,ミニチュアキャラクターたちを3Dモデル化することも決定しているという。
「RPG Stories」には,自分だけでプレイを楽しむ「Player's Version」と,ほかのプレイヤーに公開できる「Game Master Version」という2つのバージョンが用意されており,Kickstarterでの投資参加の際には注意が必要だ。前者は10ユーロ,後者は30ユーロからのプレッジが用意されており,リリース時期は2023年10月となっている。
すでにSteamストアページも用意されているが,英語以外の言語サポートに関する表記はされておらず,ツールの使い方やGMとしてのストーリーを制作していくというハードルは高くなりそうだ。しかし,Kickstarterのプロジェクトの動向を見ると,かなり期待されている印象だ。気になる人は,投資も検討しつつ,ウィッシュリストに追加して,続報をチェックしておくといいだろう。
「RPG Stories」公式サイト
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RPG Stories
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