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「シン・クロニクル」開発レターLIVEまとめ。2022年春の配信延期に伴い,多種多様な改修案を取り込んでいく
番組ではクローズドβテストで受けた意見をもとに,シンクロを今後どのように改修していくのかが明かされた。
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「シン・クロニクル」ダウンロードページ
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CBTアンケートをもとに,改修案を提示
先日行われたシンクロのCBTでは,想定10時間分にも及ぶゲーム序盤のテストプレイが提供された。本番組はこれに伴い,プレイヤーから受けた意見・要望を公開しながら,改修案が提示されていった。
なお,ゲーム内容などを知らないという人は,下記のCBTレポートやインタビューから目をとおしてほしい。
「シン・クロニクル」序章を先行プレイ。一人一人のプレイヤーが選んで掴み取る,自分だけのストーリーを体験
セガが2021年12月15日に配信する,新作スマホ向けRPG「シン・クロニクル」のゲーム序盤を先んじて遊んだ。やり直しのきかない一度きりのストーリー体験はもちろんだが,テンポよく進むコマンドバトルもよい出来だ。
影のあるベテラン騎士か,強き意志を秘めた少女か……「シン・クロニクル」の“やり直せない選択”の重さに震えた
セガのスマホ向けRPG「シン・クロニクル」のクローズドβテストで,メインストーリー1章まで遊びきった。影のあるベテラン騎士か,強き意志を秘めた少女か……二者択一のやり直せない選択の重さとは,こういうことか。
「シン・クロニクル」が掲げる,決断の先のRPG体験とは? 発表後の渦中で松永 純氏にインタビュー
セガが2021年12月15日に配信する,新作スマホゲーム「シン・クロニクル」が目指すRPG像を知るべく,総合ディレクターの松永 純氏にインタビューをした。プレイヤーに選択と決断を強いることで与えたい,新たなRPG体験とは?
はじめに,CBTアンケートによるゲームの「総合満足度・プレイ意向」について,100点満点換算で65.2点との回答を受けたという。
なかでもスマホゲーム「チェインクロニクル」の経験者を中心に,スマホ向けRPGを長く遊んでいる人ほど厳しめな評価をもらったとし,一方でこうしたプレイヤーたちの多くが今後のプレイ意向を示していることから「期待の裏返しとしてとらえ,可能な限り不満点を解消し,プロジェクト一丸となって調整をしていきたいと思います」としていた。
またそれらの意見を反映し,さらなるクオリティアップを目指すべく,配信予定日を当初想定していた2021年12月15日から,2022年春へと延期する方針を固めたとのこと。
現状の予定で,3月末のスタートが見込まれている。
続けてストーリーは81.5点,世界観は82.2点となった。
また割合では,コンセプトの基幹にあたる運命の選択が74.9%,「酒場での出会いによって変わる物語」が75%の層に好評を受けたという。
一方で「フォントが大きくて見やすいのが,安っぽさを感じる」という一部の声を重く捉え,雰囲気やテイストを加味しながら,連続して数時間プレイしても頭に入りやすいテキストの検証を行いつつ,ゲーム内使用フォントの再選定を行っていくとしている。
このほか,重要なドラマシーンのボイス追加,拡散の自粛と,気兼ねなく発信できる画面を明確化する「SNS 拡散禁止区間アイコン」の追加,シナリオ関連のクオリティアップ,選んだルートに応じて“そこでしか入手できない装備アイテムの要素”も取り込まれる。
キャラクターグラフィックスは82.6点と高評価を受けたが,さらなる描画改善として,スカートにかかる影をより繊細に描きこむなど,キャラクターモデルに光の影響が反映されるようにするという。
音楽については94.6%の割合で,声優陣についても89.7%の割合で好評となった。そのうえで著名なコンポーザーによるサウンドをもっと楽しめるよう,「楽曲だけを連続再生できる機能」を設けるとのこと。
ゲームシステム面に関しては,バトルは58.0点,育成の楽しさは63.0点ととやや厳しい評価に落ち着いた。
プレイヤーからは「バトルシステムがちゃんとしている。ヘイトコントロールやブレイクなど,ターン制バトルとして遊べる内容になっていて楽しめました」といった声も多かったとしているが,「CBTのプレイの範囲ではバトルの戦略性が見いだせなかった」などの声もあり,今後は戦略性がより感じられるゲーム設計を目指していくとのこと。
同時に「低レベル時の経験値ボーナス」を導入し,キャラクターのレベルが低いときに獲得できる経験値にボーナスをかけ,新規キャラでも前線に追いつきやすくするバランス調整を施すとしている。
ゲーム全体の遊びやすさ・操作性については,バトルが55.2点,各種メニュー画面が50点となった。これらに関しては各種画面のスキップ機能や「武器を連続して強化できる機能」などを充実させるほか,ゲーム開始直後に無料引き直しガチャなどを追加するという。
オンラインマルチプレイ要素の「レイドイベント蝕」については,好評が34.7点,不評が60.3点と,全要素で最も厳しい評価を受けた。
これには時間限定でのプレイ体験や,他者とラストヒットを奪い合いになるなどの仕様が影響しているとして,下記改修が適用される。
(1)時間指定型の縛りを緩め,自分のペースで遊びやすく
(2)巨大エネミーが発生していない時でも,一人で楽しめるクエストを導入
(3)各種バランスを「奪い合い」から「助け合い」に
(4)バトルの仕様をターン制バトルに
(5)オンラインイベント全体のUIを改修
(6)世界観の不整合箇所の調整など,各種体験の改善
最後にその他の意見のうち,代表的な1点として「システム」描画モードの切り替え機能を充実させ,おのおので異なるプレイ環境に幅広く対応できるよう改善していくと発表された。
なお「シンクロ×チェンクロでチェインクロニクルシリーズ始動」を標語に,現在チェンクロでは無料10連フェスなどが開催中だ。
フェスは12月1日までの実施となるので,今のうちに。
今回の第1回放送を皮切りに,今後も開発レターLIVEをとおして定常的に開発進捗・最新情報などを報告していくとのこと。
興味がある人は引き続き,シンクロの動向をチェックしてほしい。
『シン・クロニクル』開発レターLIVE #01(CβT実施報告)
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