Ubisoftが「Far Cry 5」と「The Crew 2」の制作をアナウンス。「アサシンクリード」の2年ぶり新作も近日中に発表

　Ubisoft Entertainmentが，「Far Cry 5」と「The Crew 2」の制作を発表した。これは，2017年3月31日を最終日とする同社の2016年会計年度の業績報告会において，2017年の展望としてアナウンスされたもの。さらに，2年ぶりとなる「アサシンクリード」シリーズ最新作の内容も，近日中に明らかにされるとのこと。

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　2016年のUbisoftは，トム・クランシーブランドの「Tom Clancy’s The Division」をはじめ，「Rainbow Six」と「Ghost Recon」シリーズのリブート作品となった「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands」が成功し，総計で4400万人のユニークプレイヤーを獲得したという。
　また，「Watch Dogs 2」のマルチプレイモードでは，前作と比較して4倍の時間をプレイヤーが費やしているほか，「Rainbow Six Siege」がコアなファンにアピールしたことで，e-Sportsのアクティブプレイヤー数は大幅に増えたという。

　こうしたシリーズ作品の好調な実績により，2016年会計年度の収益は前年と比較して約5％アップの約14億6000万ユーロを記録している。この成功を支えたもう1つの要因はデジタル販売で，全体の50％がデジタル販売だったことも発表されている。前年が32％だったことを考えると，コンテンツのデジタル化の勢いは止まらないようだ。

　この報告会の中で2017年の展望として発表されたのが，オープンワールドのFPS「Far Cry 5」と，レースゲーム「The Crew 2」，そして2年ぶりとなるUbisoftの看板アクション，「Assassin’s Creed」シリーズの最新作だ。また，すでに発売が2回も延期されているアクションRPG「South Park: Fractured But Whole」の名前も挙がっている。

　「Far Cry 5」と「The Crew 2」については報告会に合わせて公式ロゴが公開されているが，「アサシンクリード」についてはいつもの紋章が発表されたのみ。ただし，「出どころは公式ではないか？」と噂される，プレイ画像を含めた情報が，海外掲示板サイトの4Chanに何度か挙げられている。
　それによれば，シリーズ最新作は第1作より古い時代を描く前日譚となり，エジプトを含めた地中海東部沿岸地域が舞台になる。タイトルは「Assassin’s Creed Origins」だとされているが，果たしてそのとおりなのだろうか。マルチプレイモードやタワーキャプチャの要素，海戦などが削られ，現代パートの新たなストーリーが追加される，シングルプレイ専用のゲームだという。

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　6月に開催されるE3 2017に合わせたUbisoft Entertainmentのプレスカンファレンス「#UBIE3」が，北米時間6月12日13：00（日本時間13日5：00）に開催されることも合わせて発表されており，そのときに「アサシンクリード」最新作についても詳しくアナウンスされると思われる。4Gamerも例年どおり，カンファレンスの内容をレポートする予定なので，楽しみにしてほしい。