「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」の最新拡張パック，「Rise & Fall」のアナウンストレイラー公開

　2K GamesとFiraxis Gamesは，発売中のシミュレーションゲーム「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」の最新拡張パック「Rise & Fall」（邦題は「シヴィライゼーションVI 文明の興亡」）を2018年2月8日（日本では2月9日）にリリースすることを発表し，トレイラーを公開した。

「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」
公式サイト

　新たな拡張パックでは，従来のような固定的な文明の進歩だけではなく，時代によって拡大や縮小を繰り返す文明の流れと国境の変化をダイナミックに表現する。そのために，「Golden Age」（黄金時代）と「Dark Age」（暗黒時代）を新たに追加したという。石器時代から情報化時代まで，それぞれが1つの“チャプター”と見なされ，プレイヤーの選択や技術の発展に合わせて黄金時代や暗黒時代が到来するように変更されるという。


　黄金時代では，数々のブーストによって文明の発展を促すことができるが，次の黄金時代にややなりにくくなり，一方の暗黒時代では文明は脆弱になるが，黄金時代を迎えやすくなる。これによりプレイヤーは，過酷なサバイバルを体験したり，混乱するライバルにつけ込めるのだ。

　また，暗黒時代の混乱を乗り切ると，黄金時代を3つ合わせたような「Heroic Age」（英雄時代）が到来することもあるとのことだ。


　こうした時代の波の表現で，重要になるのが「忠誠心」（Loyalty）だ。暗黒時代では，それぞれの都市の忠誠心が下がり，軍隊が駐屯していなかったり，必要な施設がない都市は独立してしまう。もちろん，黄金時代には都市の忠誠心が向上し，他文明の市民の忠誠心が得られれば，領土拡大も可能だ。そしてこの忠誠心を高めるのに役立つのが，新たな特殊ユニットとして登場する「総督」（Governor）となる。
　ゲーム中に最大で7人の総督を生産でき，スキルの成長により専業化させることも可能。人々の忠誠心を向上させることに加えて交易の効率化や世界遺産の建築など，都市にさまざまな影響を及ぼすことになるらしい。

　さらに外交にも変更が加えられており，技術研究，軍事，経済，文化，そして宗教ごとに恩恵の異なる同盟を締結することができるようになった。そして，例えば相手国で宗教の影響が強くなり過ぎたときには，新たに「緊急事態」（Emergency）というイベントが発生するようになった。プレイヤーはそれぞれのシチュエーションに合わせて緊急事態に対処していくことになるという。


　「Rise & Fall」では，新たに8つの文明と9人の指導者が追加される。具体的な内容は発売までに順次アナウンスされるとのことで，公開を楽しみにしたい。
　ちなみに2017年12月1日まで，Steamで「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」の50％オフのセールが行われているので，未プレイの人はチェックしてみよう。