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「The Witcher」(原題: Wiedźmin)シリーズは,1980年代にポーランドのSF/ファンタジー雑誌に連載され,1992年には単行本が出版されるなど,有名な小説ではあったが,あくまで,ポーランドや東欧諸国での人気に留まっていた。CD Projekt REDの親会社であるCD Projektが,ゲーム化の版権獲得に向けてサプコフスキ氏との交渉に乗り出したのは2003年頃のことらしいが,小説が北米や西欧で知名度の低いことや,当時のCD Projektの規模などから,サプコフスキ氏はウィッチャー三部作のライセンス料を事前の一括払いで済ませたという。1990年代にも,別のゲームメーカーとのライセンスを結んだものの結局キャンセルされており,ゲーム化にそれほど期待していなかったようだ。
2007年に小説の英語版が発売され,同じ年にPC向けのダークファンタジー「The Witcher」が欧米でリリースされると,たちまち100万本を突破するヒット作になった。2011年の「The Witcher 2: Assassins of Kings」を経て,2015年の「ウィッチャー3 ワイルドハント」は世界的にブレイクし,現在までにシリーズ総計で3300万本の売上を記録したという。
この成功を見たサプコフスキ氏は,一括払いから販売本数に基づくロイヤリティ契約に切り替えるための再交渉を申し立て,CD Projektとの関係が悪化したと伝えられている。ウィッチャー3以降,2018年から「グウェント ウィッチャーカードゲーム」の正式サービスを行っているCD Projekt REDだが,「ゲラルトを主人公にした新作の開発は,もはやない」としていた。
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サプコフスキ氏とCD Projektがどのような合意に至ったのかは明らかにされていないが,レポートには「我々とサプコフスキ氏との契約により,両者の関係が強化される」という一文が見られる。
12月20日には,アクションスターのヘンリー・カヴィルさんをゲラルト役にしたNetflixのドラマシリーズ「The Witcher」の配信が始まるなど,確実に知名度が向上していることもあり,今後,何らかの進展があることは間違いない。
CD Projekt REDは,新作タイトル「サイバーパンク 2077」を2020年3月にリリースする予定なので,すでに次の作品の準備を始めていても不思議ではなく,今回の発表は,ウィッチャーファンにとって希望が見えてきたと言えそうだ。シリーズ最新作や新たな展開についての正式発表を期待したい。




















