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1996年,初代「Diablo」のリリースとともにローンチしたBattle.netは,マルチプレイゲームの歴史を塗り替えた革新的なオンラインプラットフォームだ。当時のPCゲーム環境において,専用のゲーム内マッチメイキングやチャット機能を,サードパーティのソフトウェアを介さずに直接統合したシステムは極めて先進的であった。
世界中のプレイヤーが簡単にオンライン接続し,テキストチャットで交流したり,協力や対戦を楽しんだりできる。そんな「ゲーマーコミュニティが集える場」の先駆的存在なったBattle.netは,その後も「StarCraft」や「Warcraft」シリーズなど,Blizzard Entertainmentの名作群を支える基盤として進化を重ねている。
Blizzard EntertainmentがMicrosoft傘下になったことで,現在は自社タイトルにとどまらず他社IPも加わっている。実に30年の長きにわたり,世界中のゲーマーをつなぐ総合プラットフォームとして確固たる地位を築いている。
そんなBattle.netを運営してきたBlizzard Entertainmentは,先月のgamescom 2026でCD PROJEKT REDとのパートナーシップを深める発表を行った。「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」が9月29日にBattle.netで発売予定で,現在予約受付が行われている。
今回のBlizzCon 2026では,さらなるコラボレーションがアナウンスされたので,登壇者の発言と共に,詳しくレポートする。
「サイバーパンク2077」が2026年後半にBattle.netへ登場
CD PROJEKT REDからは,エキスパートコミュニティ&ソーシャルメディアマネージャーのアメリア・コジツカ(Amelia Korzycka)氏と,レベルデザインリードのマイルズ・トスト(Miles Tost)氏が登壇した。
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トスト氏は,両社の協業について「RPGへの深い愛情や,それぞれのジャンルで常にハードルを引き上げて再定義しようとする姿勢など,ゲーム制作に対する多くの価値観を共有している」と語り,スタジオ同士の親密な関係性がこのパートナーシップを後押ししたことを明かした。
Battle.netでは「サイバーパンク2077」本編と拡張パック「仮初めの自由」の個別購入に加え,両方がセットになった「サイバーパンク2077:アルティメットエディション」も2026年後半より購入可能となる予定だ。
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2027年に「オーバーウォッチ」で「サイバーパンク エッジランナーズ」コラボ
さらに,アニメシリーズ「サイバーパンク エッジランナーズ」の放送4周年と,その続編「サイバーパンク エッジランナーズ 2」が10月20日にNetflixで世界独占配信されることを記念して,2027年に「オーバーウォッチ」内で両作をテーマにしたコラボレーションコンテンツが実装されることが明らかになった。
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詳細な内容は「オーバーウォッチ」開発チームから後日明かされる予定だが,ナイトシティのクルーたちがどのようにヒーローシューターの世界へ組み込まれるのか,期待が高まる。
「ウィッチャー 3」リマスター版と新拡張パック「Songs of the Past」
gamescom 2026で先行発表されていた「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」についても,改めて紹介があった。本作には過去の2つの大型拡張パックが含まれるほか,快適性を向上させるユーザーインタフェースやシステム面の刷新が施されている。トスト氏によると,戦利品(ルート)の獲得方法が改善され,アイテムを1つずつ拾う必要がなく単一のウィンドウに統合されるなど,細かな操作感のアップデートも多数行われているという。
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現在開発中の大型拡張パック「追憶の調べ」は,ゲラルトとダンディリオンが平和な土地「レセン」(Lessen)を舞台に新たな冒険を繰り広げる内容だ。2027年の配信に向けて,ウィッシュリストへの登録が開始されている。
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「ディアブロ IV」にゲラルト風のバーバリアンスキンが登場
パネルセッションの終盤では,「ディアブロ IV」に導入されるゲラルトモチーフのコスメティックスキンの実機映像が公開され,その対応クラスがバーバリアンであることが正式に明かされた。
トスト氏は「ゲラルトとバーバリアンは,どちらも近接戦闘のマスターであり,鍛え上げられた肉体と複数の武器を扱う共通点がある」と語り,「ウィッチャー」シリーズの「熊流派の装具」にバーバリアンの要素を融合させたデザインであることを説明した。
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なお,本スキンを入手するには「追憶の調べ」の予約購入またはリリース時の購入が必要になるが,これはSteamやGOGといったほかのプラットフォームではなくBattle.netでの購入に限られる。本スキンは「ディアブロ IV」における「ウィッチャー」コラボの第1弾となり,2027年にはさらに多くのコラボコンテンツがサンクチュアリへもたらされる予定だ。
ちなみにトスト氏は,学生の頃から「Warcraft III」のファンマップをBattle.net上で公開していた経歴があり,それがきっかけでゲーム業界に入ることになったという人物。また,コジツカ氏も「World of Warcraft」の全盛期である2006年から20年にわたってギルドの仲間たちとプレイを続けている,生粋のBlizzardゲーム育ちの業界人だという。
プラットフォームの垣根を越え,歴史ある両大手の大型IPが交差する今回の取り組み。「ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター」と「サイバーパンク2077」のリリースを皮切りに,2027年にかけて双方のタイトルで展開されるクロスオーバーから目が離せない。

























