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7月に日本語完全対応を果たす「HAWKEN」は,「壁も床も壊せるマップ」を12月に実装。来日したシニアプロデューサーが予告
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印刷2013/06/19 09:00

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7月に日本語完全対応を果たす「HAWKEN」は,「壁も床も壊せるマップ」を12月に実装。来日したシニアプロデューサーが予告

 NVIDIAは,年に1〜2回のペースで,日本の報道関係者に向けたPCゲームのグラフィックス技術説明会を開催している。そして,2013年6月18日に「NVIDIAテクニカルセッション」として開催された今回のテーマは,17日に日本市場への本格参入が発表されたPC版HAWKEN」だ。

HAWKEN

Paul Loynd氏(Senior Producer,Meteor Entertainment)
 過去の説明会では,NVIDIA(のスタッフ)が開発したアンチエイリアシング技法「TXAA」や,大局照明(Global Illumination,グローバルイルミネーション)といった,かなり“重い”ネタが取り上げられてきたが,今回はやや趣向が異なっている。というのも,今回は米Meteor EntertainmentでHAWKENのシニアプロデューサーを務めるPaul Loynd(ポール・ロインド)氏がNVIDIAの招きで来日し,HAWKEN開発の経緯やゲームの紹介など,技術以外の部分にかなりの比重が置いた説明が展開されたためである。
 そんなわけで,ゴリゴリの技術解説ではなく,HAWKENファンでもかなり楽しめるものになった今回の内容をレポートしてみたい。


7月に完全日本語版がリリースされるHAWKEN。驚きの出自が明らかに


 さて,まずHAWKENとはどんなゲームかだが,一言でまとめるなら,「Free-to-PlayのロボットFPS」である。重量感のある巨大ロボットのコクピットに座った一人称視点でプレイできる,基本プレイ無料のオンライン専用FPSという理解でいいだろう。

HAWKEN
 欧米では巨大ロボットを「Mech」(メック)と呼ぶのが定番だが,なぜMechなのか。Loynd氏は「Mechを使ったゲームは台頭しているが,MechのFPSはなかった。これが,HAWKENを開発しようと考えた動機の根本にある」と,その理由を述べていた。また「僕らはFPSが好きだし,Mechも大好きだ。僕個人も(Mechが出る)アニメやマンガが好きで,ガンダムのプラモも作っていたし,今も数体持っているくらい」とのことである。

 ただし,もちろんMechが好きというだけでHAWKENが作られたわけではない。「兵士になるFPSはよくあるが,走り回って撃って撃たれて……と,どのFPSもあまり変わり映えがしない。一方,プレイヤーがMechを操縦するとなると,人間の兵士とは感覚がまったく変わってくる。たとえば,武器や,操作する対象のサイズの巨大化。HAWKENではその感覚の違いを核に据え,自分が強大なロボットを操作しているという感覚を得られるように設計している」(Loynd氏)。

なぜMechなのか? をまとめたスライド。HAWKENは「Mechを操作する感覚」が味わえるよう設計されているそうだ
HAWKEN

 さらにLoynd氏は,HAWKENに関する興味深い出自を語ってくれた。HAWKENはAdhesive Gamesが開発し,Meteor Entertainmentが提供するタイトルだが,「元『Project Offset』のメンバーが中心になって開発している」(Loynd氏)というのである。

Offset Engine(※当時)のスクリーンショット
HAWKEN
 Project Offsetと聞いてピンときた人はかなりの洋ゲー通かゲームエンジンマニア,あるいはIntelマニアだろう。
 Project Offsetは,「Offset Engine」と呼ばれる独自のゲームエンジンを開発していた独立系デベロッパだったが,2008年,単体GPU計画「Larrabee」(ララビー)を進めていたIntelから,その将来性を見込まれて買収され(関連記事)。その後はIntel傘下の企業としてエンジンやゲームタイトルの開発を進めていた。

 しかし,4Gamer読者もよくご存じのように,Intelは単体GPU投入計画としてのLarrabeeを断念。その研究成果はスーパーコンピュータ向け数値演算プロセッサ「Xeon Phi」へと引き継がれたが,ハシゴを外されたOffset Engineの開発は2010年に中断されてしまった。その後,Project Offsetのコアメンバーが独立したという話は流れていたが(関連記事),それがAdhesive Gamesだったというわけである。

HAWKEN
 もう1つ,これも日本ではほとんど知られていなかった情報なのではないかと思われるが,HAWKENのMechデザインは,日本を代表するSFイラストレーターである横山 宏(よこやまこう)氏が手がけた,「マシーネンクリーガー」(Maschinen Krieger ZbV3000)の影響を強く受けているとのことだ。
 マシーネンクリーガーは雑誌『モデルグラフィックス』などでの連載だけでなく,プラモデルやフィギュアなどが企画されたメディアミックス的なプロジェクトだが,言われてみれば確かにHAWKENのデザインや世界観はマシーネンクリーガー的な感じがする。

「Ma.K.」ことマシーネンクリーガーから多くのインスピレーションを得て,HAWKENは立ち上がったという。言われてみればそうかも
HAWKEN

 そんなHAWKENが,現在はオープンβテスト中で,かなりの部分が日本語化されていることは,プレイヤーには説明不要だろう。17日に「日本語ローカライズ版をリリースする。日本円での支払いにも対応する」というリリースが出たので(関連記事),「どっちももう対応してるんじゃないの?」と思ったプレイヤーは少なくないと思われるが,Loynd氏によれば,

  • ゲーム内の日本語化はほぼ終了しており,いまはバグフィックス中
  • アップデート情報(※おそらく「HAWKEN NEWS」「PATCH NOTES」のこと)やFAQといった部分はまだ英語だが,これが日本語化される
  • 決済手段は現在のところクレジットカードおよびPayPalのみだが,「WebMoney」など,日本でよく使われるものを利用可能にする

とのことだ。17日に発表されたとおり,リリースは7月の予定だが,その目処が立ったからこその,今回のリリースということなのだろう。

オープンβテストでも確認できたように,ゲーム内の日本語表記は,6月中旬時点でもかなりの部分が完了している。ちなみに,インストール後の初回起動時に英語から日本語へと表記を変更すると,一度クライアントを再起動するまでゲーム内の文字が読めなくなる問題をレポートしたところ,Loynd氏は「直す」と言ってくれた
HAWKEN HAWKEN
HAWKEN HAWKEN


APEX Destructionを用いた「破壊可能なマップ」が12月に登場予定


Jeff Yen氏(Senior Technical Marketing Manager, APAC, NVIDIA)
 ……と,以上は完全に「HAWKENの解説」だが,ここにNVIDIAの技術がどう活かされているかという説明があった。イベント名である「NVIDIAテクニカルセッション」からすると,むしろこちらが本題だろう。

 技術面の解説を担当したのは,NVIDIAでアジア太平洋地域のシニアテクニカルマーケティングマネージャーを務めるJeff Yen(ジェフ・イェン)氏だ。

HAWKEN
 HAWKENがNVIDIAの物理シミュレーション技術「PhysX」を採用しているのは,ゲームの起動画面からも見て取れるが,Yen氏によると,HAWKENでは,PhysXだけでなく,その関連技術である「APEX」もすでに実装されているという。
 現状で使われているのは「APEX Particles」(粒子の表現)と「APEX Turbulence」(煙や霧が流れる表現)の2つ。これらがHAWKENにおいてどのように用いられているのかは,Yen氏による解説(と通訳による日本語)を収録したムービーでチェックしてほしい。


 ムービー自体はすでに公開されているものだが(関連記事),APEX Particlesは爆発にともなう粉塵のリアルな動きなどの表現に応用され,APEX Turbulenceが「火の粉がリアルに舞う様子」を再現するのに効果的に使われているのが分かる。Yen氏によれば,これによって表現が細かくなり,没入感がアップするとのことだ。
 PhysXアクセラレーションに対応したグラフィックスカードを搭載した環境,要するにここ数年の間に登場したGeForceを搭載する環境なら,設定メニューから有効化するだけで,こういったエフェクトを(フレームレートの低下と引き替えに)楽しめる。

HAWKEN
 ただ,ここで注意したいのは,APEX ParticlesもAPEX Turbulenceも,見た目を変えるだけで,ゲーム性に大きな影響は与えないということだ。
 それに対し,いまHAWKENで実装すべく開発が進められている「APEX Destruction」ベースの「破壊」は,ゲーム性にも影響を与えることになるというというのが,本セッションにおける新情報となる。

 ちなみに,E3 2013で披露されたBattlefield 4のマルチプレイで,ゲーム中にビルが倒壊するということが大きな注目を集めたが(関連記事),これまでなぜそういった要素が出てこなかったのかというと,「ネットワークゲームでリアルタイムに壁などの破壊を多数のプレイヤーが共有することが技術的に難しかった」(Yen氏)からだ。マップ上の建物が破壊されると,これまでのFPSでは考えられなかったような戦い方が可能になる期待があるわけだが,その破壊表現が,HAWKENにも実装されるのだという。

 開発中のマップを用いたデモの模様は下にムービーでまとめたが,APEX Destructionを用いた破壊表現は,12月にリリースの新マップで対応予定とのこと。まずは新マップでサポートしたうえで,以後,様子を見ながら対応を広げていく予定だとLoynd氏は語っていた。破壊はゲームバランスにも大きな影響を与えるだけに,導入するとしたら,既存のマップではなく,新しいマップということになるのではなかろうか。


 Loynd氏は最後に「NVIDIAの技術をどんどん統合していき,さらなる高みを目指したい」とセッションを締めていたので,今後が大いに期待できそうである。


HAWKENの日本語化と連動したキャンペーンが始まる


HAWKENの日本語化を記念したクーポンキャンペーンが始まる……のだが,どういうわけか,「GeForce GTX 780」など一部のGPUは対象外となっている
HAWKEN
 セッションでは最後に,HAWKENの日本語化(など)と連動した「基本プレイ無料ゲーム,日本上陸キャンペーン」の実施がアナウンスされた。
 具体的には,6月20日以降,対象GPU搭載のグラフィックスカード,もしくはHAWKEN推奨PCを購入すると,HAWKENおよび「World of Tanks」で使えるポイントがクーポンとしてプレゼントされるという。具体的な対象製品とクーポンの内訳は下記のとおりだ。

・GeForce GTX 770・690・670・660 Ti・660
  • HAWKEN:50ドル分
  • World of Tanks:25ドル分

・GeForce GTX 650 Ti Boost・650 Ti・650
  • HAWKEN:25ドル分
  • World of Tanks:25ドル分

イベント情報まとめ。東京以外に大阪,名古屋でも店頭イベントが開催されるという
HAWKEN
 さらに,6月22日(土曜)10:00からは,東京・秋葉原の秋葉原UDXで「HAWKEN 3D Street Art in Akihabara」というイベントが開催される。イベントでは各種プレゼントが用意されるので,関東在住の人は訪れてみると面白いかもしれない(※天気が少し心配だが)。
 23日(日曜)20:00にはニコニコ生放送へLoynd氏が登場する予定にもなっているので,HAWKENファンはこちらもチェックしておくとよさそうだ。

 キャンペーンやイベントの詳細は,下にリンクボタンで示したキャンペーンページをチェックしてほしい。

NVIDIAのHAWKEN日本語版登場キャンペーンページ


HAWKEN公式Webサイト(英語)

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    PhysX

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