ここ数年と同様,会場近くのホテルであるGrand Hyatt Taipeiに部屋を借り,製品展示を行っていたROCCATだが,その主役はもちろん,新しいフラグシップモデルとなるワイヤレス&ワイヤード両対応マウス「
Leadr」(リーダー)だ。
Leadr
![画像ギャラリー No.002のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/002.jpg) |
製品ボックス
![画像ギャラリー No.016のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/016.jpg) |
Leadr自体は
ドイツ時間5月15日に発表済みだが,簡単に振り返っておくと,要はLogitech G(日本ではLogicool G)の「
G900 Chaos Spectrum Professional Grade Wired/Wireless Gaming Mouse」(以下,G900)や「
G403 Prodigy Wireless Gaming Mouse」,あるいはRazerの「
Razer Lancehead」に対抗する製品である。
現地で聞いたところ,ROCCATとしてのコンセプトは「『
Tyon』と似た,ROCCATらしい筐体に,独自の『Owl-Eye』センサーを搭載し,さらに回路設計と電子部品の最適化によって遅延ゼロを実現した,
ワイヤードの操作感が得られるワイヤレスマウス」なのだそうだ。
言われてみると,左サイドにXInput対応のアナログコントローラ「X-Celerator」を備える点や,スカートの先にも1ボタンを置いてある点,指の基節骨(※指の根元と第2関節までの間の骨)を使って左右に倒して入力するチルトスイッチである天頂部の「Fin Switch」を搭載する点,左右メインボタンの脇にそれぞれ追加の2ボタンを配置する点は,確かにTyonそっくり。競合の「遅延ゼロを謳うゲーマー向けワイヤレスマウス」と比べて,圧倒的に多機能へ振っているのが,Leadrの個性ということになるだろう。
Tyonのエルゴノミクスデザインとボタン配置を踏襲したLeadr。確かにボタン配置はTyonとよく似ている
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ただ,ちょっと気になったのは,公称重量134gとされるLeadrがかなり重いことだ。筆者は普段G900を使っているのだが,それと比べると,手に持っただけでずっしりとした重量感がある。ここは人を選ぶのではなかろうか。
これだけ操作系が充実しているとやむを得ないとはいえ,やはり公称重量134gのマウスは重い
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充電中のイメージ(上)。写真左下に見える4連LEDが充電状況インジケータだ。これは見やすい。下はUSBケーブルをクレードルから外したところ
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![画像ギャラリー No.011のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/011.jpg) |
もう1つLeadrで大きな特徴となるのが,立てかけて充電できるクレードル兼ワイヤレスレシーバー「Intelligent Charging Dock」(以下,クレードル)である。
クレードルからUSBケーブルを取り外してLeadrと直接つなげば,ワイヤードマウスとして利用しながら充電することはできるが,「普通にゲームで使っている限り,3〜4日は充電なしで利用できるので,寝る前とかに,クレードルへLeadrを載せて充電してもらえればと考えている」そうだ。載せるとクレードル側のインジケータでバッテリー残量をぱっと確認できることも,ROCCATはアピールポイントとして挙げている。
左はUSBケーブルをつないで充電しながらワイヤードマウスとして利用している例。ケーブルは差すとロックがかかる仕様で,外すときは底面付け根部分にあるリリース用ボタンを押す必要がある
![画像ギャラリー No.008のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/008.jpg) |
![画像ギャラリー No.009のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/009.jpg) |
ただこのクレードル,ちょっと大きすぎる嫌いがある。とくに日本だと,机上の限られたスペースの中でクレードルをどう置くかは,ちょっとした難題になる可能性があると感じた。別途ワイヤレスレシーバーがあればいいのだが,クレードルがワイヤレスレシーバーを兼ねているので,あまり融通が利かないのはマイナスポイントと言わざるを得ないだろう。
なお,Leadrの充電時はクレードル側の充電端子部にマウス本体を引っかけるような仕様になっており,そのためLeadr側には相応に大きな凹みが生まれた。そしてその結果として,搭載するPixArt Imaging製光学センサー「PMW3361」の位置は,もともと左右メインボタン寄りの配置だったTyonより,さらに左右メインボタン側へ寄った印象がある。
一般に,センサーが本体奥側へ寄ったマウスだと,精密操作を行いやすくなる代わりに振り回し時の違和感が増しやすくなるので,操作感がTyonからどの程度変わったかは気になるところだ。
クレードル側の突起部(左)と,Leadr本体底面側のデザイン(右)。センサーはかなり本体奥側へ寄っている。なお,右の写真で中央左に見えるのは電源オン/オフ切り換えスイッチとペアリング用ボタンだ
![画像ギャラリー No.012のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/012.jpg) |
![画像ギャラリー No.013のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/013.jpg) |
ROCCATによると,Leadrは世界市場に向けて発売済みとのこと。ただし,日本で合法的に使うために必要な技術基準適合証明は現時点で未取得のため,日本での発売までにはもう少し時間がかかるとのことだった。
モジュールで機能を追加できるヘッドセットスタンドも展示
ROCCATはスイートで,もう1つ,面白い製品を展示していた。「
Modulok」(モジュロック)という,変わった名前のヘッドセットあるいはヘッドフォンスタンドがそれだ。
Modulok
![画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/014.jpg) |
Modulokは上のあたりが少し膨らんでいる。ここにモジュールを入れ,下に下ろして積んでいくような利用法になるわけだ。なお,スイートにモジュールのサンプルはなかった
![画像ギャラリー No.015のサムネイル画像 / [COMPUTEX]ROCCATの「ワイヤードの操作感を持つワイヤレス」なゲーマー向けマウス「Leadr」に触ってきた](/games/102/G010229/20170606086/TN/015.jpg) |
勘のいい読者はその名称だけでピンときたかもしれないが,Modulokは,スタンドの“空洞”部分に,さまざまなモジュールを重ねることで,機能拡張を行えるという製品である。
現在のステータスは,Modulok本体だけが完成し,モジュールはユーザーの希望を募っている最中だそうだ。ROCCATの担当者いわく「我々としてはUSBハブ,サウンドの音量コントロールノブ,あるいはUSBサウンドデバイスといったものを想定しつつ,モジュールの大きさにもよるが最大3〜4個取り付けられるようにしたいと考えている。現在,世界規模でユーザーの意見を募っているので,何かいいアイデアがあれば,日本のTwitterアカウント(
@ROCCATJP)にぜひ寄せてほしい」とのことだった。
採用されるかもしれないので,アイデアがある人は意見を投げてみてはどうだろうか。