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映画「ゴッドファーザー PARTIII」の公開とはタイムラグがあったのだが,アカデミー賞を獲得するほどメジャーな映画の版権を利用したゲームだけあって,まさに飛ぶように売れ,年が明ける前に店頭在庫がほぼすべてはけてしまうほどだった。
そんな本作の内容は,1940〜1980年代を描いていた映画の三部作をしっかり踏襲するスタイルの,アクションシューティング。フロッピーディスク6枚組というボリュームを生かし,当時としてはかなりの描き込みが施されたグラフィックスも大きな売りの一つだ。
とくに,フランシス・フォード・コッポラ監督の意向を尊重する形で盛り込まれた血の表現など,手抜きなしのバイオレンス描写は発売直後から大きな話題を呼んだものである。
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ステージ構成は大きく分けると五つ。
最初は1940年代のニューヨーク。次は1950年代のラスベガス。そこからキューバ革命前のハバナへ飛んだかと思うと,舞台は再びアメリカ本土,1970年代のマイアミへ戻る。そして最後は1980年代となるわけだ。
ゴッドファーザー PARTIIIで印象的だったヘリコプター襲撃など,まさに血で血を洗うド派手なバトルも収録されている。
アル・パチーノ氏の肖像権もしっかり活用し,映画の持つ世界観を壊さない内容と,その完成度には,コッポラ監督も満足していたとか。
筆者個人としては,キューバ革命後からハイマン・ロス邸における暗殺までの流れが気に入っている。当時プレイした際には,映画と同じような展開にかなりの興奮を覚えた。
さて,今回は当時のU.S. Goldでセールス・マネージャーという職にあったGeorge Chante氏の談話を紹介しよう。
Chante氏は,コッポラ監督やニコラス・ケイジ氏との交渉ごとを担当していたこともあり,彼しか知らないような舞台裏のネタを教えてくれた。ちなみにChante氏は,現在でも二人との交流が続いているそうだ。
Frankからも聞いたと思いますが,このゲームはコンテンツホルダーのParamount Picturesより,コッポラ監督のリクエストを重視してデザインしたゲームなんです。コッポラ監督の名前を前面に押し出すことはしていませんが,彼の息がかかった初めてのゲームといっていいでしょう。
「Fort Apocalypse」
実際,コッポラ監督が正式に作品のライセンスを許可したゲームという意味でも,本作が初めてだったそうですよ。
1982年には,SynapseというパブリッシャからCommodore 64用のヘリコプター系アクションとして,「地獄の黙示録」のゲーム化をオファーされたらしいんですが,これは断ったそうなんです(注:その後,「Fort Apocalypse」というタイトルで映画とは関係なく発売された)。
そしてThe Godfather以降,コッポラ監督のもとにはさまざまな作品についてゲーム化したいとのオファーが届いたそうです。
具体的にはSony Picturesの「ドラキュラ」と「フランケンシュタイン」がゲーム化されてますし,ディズニーランドのアトラクション「キャプテンEO」に関しては,マイケル・ジャクソン氏本人からゲーム化についての相談があったそうですよ。
そうした中でも,特別なのは「地獄の黙示録」らしく,現在でもゲーム化について相談してくるパブリッシャがいるそうです。
そういえば1994年にVirgin Gamesから「Apocalypse」というゲームが発売されたんですが,当初は地獄の黙示録(原題:Apocalypse Now)の版権タイトルということで進められていた企画なんです。でも途中でコッポラ監督の逆鱗に触れる何かがあったらしく,“Now”が切り取られ,ゲームの内容も若干の手直しが加えられたみたいですよ。
The Godfatherに話を戻しましょうか。コッポラ監督もAmigaを所有していたので,実際に完成したThe Godfatherもプレイしてくれています。当時,各ゲーム雑誌で高く評価してもらえたことにも,コッポラ監督は喜んでいました。
そうそう,2年ほどまえに仕事でハリウッドに行き,映画関係者が集うパーティに顔を出したんですが,そこで久しぶりにコッポラ監督とお会いしたんです。
そこで聞いたんですが,Electronic Artsが発売した「The Godfather」は,コッポラ監督の知らないところで動いていた話らしく,かなりご立腹の様子でしたね。
ということで,次回はChante氏の談話の続きを交えつつ,EA版「The Godfather」の話題をお届けします。
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■ドブ漬けゲームスープレックス(46)
Xbox 360 / PC
「Mass Effect」(マイクロソフト)
もともと,NY Timesで「Game of the Year 2007」を受賞をしたRPGということで興味を惹かれた作品。「スター・ウォーズ」リスペクトなスペースオペラ設定とあって,筆者的にはド真ん中の直球だった。
続編「Mass Effect 2」も発表されたってことで,こいつは早めにプレイしておかねば! と思って始めてみたら,ここ最近はMass Effect三昧の日々。
英語音声では「エイリアン2」で白い血を吐くアンドロイドのビショップ役が印象的だったランス・ヘンリクセン氏を筆頭に,「Robot Chicken」のセス・グリーン氏やテレビ版 「スタートレック」シリーズのマリーナ・サーティス氏,さらにシネゲー族にはおなじみのキース・デヴィッド氏ら,一癖も二癖もある声優陣が参加しているので,これもまた興奮。
ゲーム自体はTPSっぽいアクションRPGなのだが,ガチガチのTPSやFPSのようにストイックなエイミングが求められるわけではなく,必要最低限の戦闘だけでもサクサク物語が進められる。とても遊びやすい。
よくある西洋ファンタジー風RPGとは異なり,SFを題材にしたRPGは設定が難解になりがちだが,巧みな物語で昇華させているのはお見事。
「スタークルーザー」と「スターオーシャン」をミックスさせてスター・ウォーズの世界観がミックスされたようなテイストが好きな人なら,間違いなく楽しめるはず。
だけどどうせなら音声のローカライズもしてほしかったなぁ……。
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